なんやかんやで蘇っちゃったので異世界でアイドルになる事にしました

氷華

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第27話

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「おはようございます、お姫さん」

次の日の朝、香ばしいベーコンの香りがして目が覚めた。

「勝手に使わないで」

「これは失礼」

カズヤは悪びれることなく優雅にお辞儀した。

「、、、何作ってるの?」

「そうですね、冷蔵庫を見ててとりあえずベーコンエッグのサンドウィッチにしようかと」

パチパチと音を立てて油が跳ねる。
横で目玉焼きがくつくつと焼かれていた。
普段あまり見ない光景に思わず声が漏れる。

「朝、食べないからな」

「えっ、何ですって?」

驚いたようにこちらを見てくる。

普段から少食だったので、朝は食べないし、昼はチメチメとおにぎりを食べるか食べないか、そのかわり夜はしっかり摂るようにしている。

「朝は食べなきゃいけません!」

言わなきゃよかった、と後悔するぐらい朝からカズヤにお説教をくらった。





〆◼️〆◼️〆◼️〆





「んぇ、姫ちゃん朝、食べてなかったの?」

僕よりも30分遅く起きてきたヒカルにもカズヤは事情を話され、彼にも呆れ驚かれた。

「そりゃ、そんなに細くて軽くなるよ」

「そんなに軽くはない気がするけど」

皿に盛られたベーコンエッグトーストにソーセージ、スライスチーズは朝から高カロリーでヘビー級だった。

「じゃあ今何キロ?」

トーストを頬張りながらヒカルが聞いてくる。
僕はチーズを食べながら答えた。

「39」

「、、、何だって?」

「お姫さん、それは少し、、、痩せすぎの部類に入るのではないでしょうか?」

「え、今何センチ」

「172だと思う」

2人は固まってしまった。
健康診断は大丈夫だったような気がするが。

「食べて下さい」

カズヤは結構頑張って食べ終わった僕の皿にソーセージとチーズをおいてくる。

「こんなに食べれないよ」

「せめてそれは食べて!」

ヒカルはコップに牛乳を注いで渡してきた。

「いや、お腹いっぱい」

「「食べろ!!」」

「、、、はい」





〆◼️〆◼️〆◼️〆





結局、チーズだけでギブアップしてしまったが、何とか食べ終えて机に突っ伏していると、ヒカルに声をかけられた。

「姫ちゃん、そろそろ出るよ」

「うぁぇ?」

「つらそうだね。でも、食べなきゃダメだよ」

「出るって、、、スタジオ?」

「うん」

時計を見れば7時半を指している。

「何時から練習なの?」

「8時」

「早いね」

「正確には9時ですよ、9時。軽いストレッチやメンテナンスがありますから早くから集まっているんです」

「そーなのでーす」

カズヤの言葉を伸ばすようにしてヒカルが真似をして笑った。

「何を持てばいい?」

「そうですね、、、取り敢えず、AIパットは持ちましょうか。スタジオの会員証を作るのにお金が必要ですから。後はそうですね、タオルと替えのシャツを数枚ですかね」

「替え?」

「汗、やばいくらい出るから」

「わかった、、、2人の荷物は?」

学校帰りにうちに来たから、スタジオへ持っていく荷物を見ていない気がする。

「さっき、シュウゴ達に連絡したからOKよ」

「お気になさらず」

「わかった、着替えてくる」


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