なんやかんやで蘇っちゃったので異世界でアイドルになる事にしました

氷華

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第40話

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「、おい、なんか顔色悪りぃぞ」

18時キッカリ。
スタジオに戻ると1番最初にシュウゴに言われた。

何でこういう時だけわかるんだよ。

「チョット、運動しすぎただけ」

「え?運動ですか?」

カズヤが凄い勢いで近付いてきた。

「ただでさえ細いのにこれ以上何を搾り取るおつもりなんですか?」

「ストレッチだよ、軽い。体を伸ばすような」

「それだけで、顔色が悪くなるんですか?」

「悪くないよ」

「ほぉ~う」

やばい、カズヤが怖い。

「お姫さんはこれから誰かと運動するように」

「え、いやだ」

「駄目です。じゃないと度を超えた運動するでしょう。体重をこれ以上減らすのは本当に駄目です」

「何曲も続けて歌うための体力つけたいんだけど」

「グッ、、、ですが!お姫さんの体重は!」

「体力つけなさいって、、、怒られたんだけど」

「誰にですか?」

「、、、理事長」

嘘です。
コー監督にそんな事言われてません。
すいません、名前お借りします。

「何故、そこで理事長が出てくるのですか?」

「昔から言われてるだけ。ただそれだけ。ダイフェスで歌いきれるだけの体力はつけたいからちょうどいいと思っただけ」

映画に出る為、なんて言えないんだよな。

「ねぇねぇ、姫ちゃん」

「何?ヒカル」

「何曲続けて、へばるの?」

「普通に歌うなら5曲でもいけるけど、ダイフェスは多分パフォーマンスとかも入るから全然出来ないと思う。精々、2曲が限界」

「おー、パフォーマンスまで考えてたか。もう、優勝する気満々だね」

「優勝する気無いの?」

「んや、あるよ。それに優勝しなきゃ、ここを貸してくれた人に迷惑がかかるじゃん」

「そっか」

良かった。
そんな気は無いのかと思っちゃったよ。

「はぁー、仕方ありませんね。それなら運動するならお姫さんの体重を考慮したメニューを作るのでそちらを行なってください。くれぐれもそれ以上やらない事、いいですか?」

「わかった」

「終わったか?」

シュウゴが痺れを切らしたようでイライラしたように聞いてきた。

「はい、合わせに入りましょうか」

「おー。んじゃ、遠慮なく歌え、歌姫様」

何様のつもりだよ、まったく。
 











〆◾️〆◾️〆◾️〆












「、、、、大丈夫か?」

歌い終わって数秒後、曲終了と共に力尽いたメンバーに今度はこっちが心配になった。

「ハァハァ、なに、これ。ヤバっ」

「全然、違いますね。これは、キツイです」

「何てこった」

「、、、これに一発で合わせるのかよ」

口々に言葉が漏れている。

「今までは何に合わしてたんだ?」

「ピアノの基本パート」

「今のは?」

「何にも。音を無視して」

「何でだ?」

「『遠慮なく歌え』と言われたので」

「おいおいおいおい」

驚いたようにシュウゴは髪をおもいっきり掻き回して、楽譜を見た。

「、、、最高じゃねぇか」

「今までで一番良くない?」

「ええ。お姫さんにバンドが合わせる方がいいかもしれませんね」

「となると、俺らはもっとスキルアップしなくちゃいけないな」

あ、なんかまた向こうで盛り上がってる。

「上等だ。おい、姫!」

「、、、いい加減に呼び方統一してよ」

「んぁ?あー、じゃあ姫ってこれから呼ぶわ。じゃなくて!」

「何」

「俺らの曲は、姫の歌にかかってる。後ろから押し上げてやるから、暴れる用意しておけ」

「姫は暴れないと思うけど」

「はぁ?」

「暴れるのは、、、の後ろで音を奏でる騎士達君らだと思うんだけど」

言った途端に、みんな静かになった。

えっ、何でみんな言葉を失ってるの?
何か間違ったのだろうか?

「そうだな」

ゆっくりとシュウゴは口を開く。

ニヤリと笑いながら。

「安心しろよ、姫。騎士俺たちが行く道を守ってやるから、最後まで歌いきれ」












「言われなくても」
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