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⑭真実の告白-2-
しおりを挟む「お姉様が!ミントグリーン王国が滅びる事をお父様とお母様に何度も訴えて下さっていれば!!」
ミントグリーン王国は軍の強化に努めていたのだと、父は下衆でクズなカルロスに頭を下げずに済んだのだと、何より自分は後宮に入らずに済んだのだと、フローラが怒りで身体を震わせながらミストレインに怒鳴り散らす。
「それって今がこうなると分かっているからこそ受け入れられる言葉であって、当時のお父様達が幼子の夢を国家の一大事として素直に聞き入れたとでも?」
「そ、それは・・・」
もし、自分の子供が『十年後には国が滅びる』だの『仇の側室の一人になる』だのと訴えたら、親としてどのような反応をするだろうか?
(お姉様が仰っているように、きっと信じないわね・・・)
子供が必死になって訴えているにも関わらず、きっと自分は子供の夢や戯言として一笑に付していただろう。
いや、何度もそのような事をされようものなら『夢の話で煩わせるな!』という感じで我が子を怒鳴りつけていたかも知れない。
ミストレインの反論にフローラは言葉に詰まる。
(確かにミストレイン・・・いや、アストライアーの言う通りよね~)
大人並みの知能を持つ子供など、傍から見れば得体の知れない存在でしかないだろう。
常識を超えた存在を受け入れられず迫害するのが大人であり、人間という生き物なのだ。
(そう考えると、何とかという薬で子供になってしまった【見た目は子供、頭脳は大人】的な、ラノベに出てくる転生者な主人公の言葉を深く考えずに素直に聞き入れる両親や周囲の大人って度量が大きいのね。いや、この場合は何も考えていないと言えばいいのか・・・)
人はそれを【ご都合主義】や【知能デバフ】、或いは【主人公に甘くて優しい世界】と言っていたりする。
(その言葉を最初に考えた人って偉大だな~)
姉妹の話を黙って聞いているマイアはお茶請けとして出されたベイクドチーズケーキを口にしながらそんな事を考えていた。
「フローラ様、過去は変える事は出来ません。ですが、未来は変える事が出来ます。フローラ様はエピメテス様とこれからどのように生きて行きたいと考えているのですか?」
「・・・・・・・・・・・・」
エピメテスが帝位を継ぎ自分は皇太后として君臨する未来しか思い描いていなかったフローラは、マイアの指摘に自分達親子はこれからどうすればいいのかを考える。
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