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2章
8話★
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結んだ帯が解かれて着ていた服が脱がされる。
幾重にも重ねられた物だったが、脱がすのはあっという間だった。
見上げた先にいるのはレイジュ。
優しげな笑み、恐怖はなく幸せな気持ちで満たされていく。
「ん……く」
知らない快楽に全身が総毛立つ。
「レイジュ…」
「ティア……苦しくないか?」
「大丈夫……レイジュが優しくしてくださって……っあ……」
全然大丈夫とは言えないが、レイジュと繋がっているという証。
「初めてなのに、優しくできているか?」
触れる熱いレイジュの肌。
他人に抱き締められる事などあまり経験がないため、戸惑ってしまうが、不快ではない。
「はい……でも、優しくなくてもいいのです……レイジュにされることならば、私は……」
レイジュの優しさが辛いこともあるけれど、目が見えなかった時の事を考えればレイジュの表情も声音も全てが情報なのだから。
「優しくしたいが、上手くいかないな……ティアとの初夜なのに」
優しく触れてくれる唇。
撫でられる肌。
「あッ…レイジュ……初夜?」
「そうだ、ティアとの初めての夜なのだから間違いないだろう?」
「わたし、は……女性ではありませんし、そんな……大切にしていただかなくても」
その言葉にレイジュの眉根が寄せられた。
「大切にしたいティアは俺の全てだから」
「レイジュ……ありがとうございます」
重なる肌。
甘い吐息。
繰り返される情交は明け方近くまで続くのだった。
幾重にも重ねられた物だったが、脱がすのはあっという間だった。
見上げた先にいるのはレイジュ。
優しげな笑み、恐怖はなく幸せな気持ちで満たされていく。
「ん……く」
知らない快楽に全身が総毛立つ。
「レイジュ…」
「ティア……苦しくないか?」
「大丈夫……レイジュが優しくしてくださって……っあ……」
全然大丈夫とは言えないが、レイジュと繋がっているという証。
「初めてなのに、優しくできているか?」
触れる熱いレイジュの肌。
他人に抱き締められる事などあまり経験がないため、戸惑ってしまうが、不快ではない。
「はい……でも、優しくなくてもいいのです……レイジュにされることならば、私は……」
レイジュの優しさが辛いこともあるけれど、目が見えなかった時の事を考えればレイジュの表情も声音も全てが情報なのだから。
「優しくしたいが、上手くいかないな……ティアとの初夜なのに」
優しく触れてくれる唇。
撫でられる肌。
「あッ…レイジュ……初夜?」
「そうだ、ティアとの初めての夜なのだから間違いないだろう?」
「わたし、は……女性ではありませんし、そんな……大切にしていただかなくても」
その言葉にレイジュの眉根が寄せられた。
「大切にしたいティアは俺の全てだから」
「レイジュ……ありがとうございます」
重なる肌。
甘い吐息。
繰り返される情交は明け方近くまで続くのだった。
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