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本編
600話
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「リクトちゃん、貴方は座ってなさい!焼けたらどんどん運んであげるわよ!」
ミトさんの元気な声に、シャーラの周囲は総出のお祭り状態。
まだ、明るいうちから沢山の酒と具材の焼ける匂い。
地面の上にシートを敷いて座る獣人や、椅子を持ってくる獣人。
各自が楽しそうに食事をしている。
王都でやったバーベキューよりも規模が大きい。
じゃんじゃんばりばりミトさんが主軸になってバーベキューを取り回してくれているのだが、それに慣れたラディットさんや厨房の担当が様々な料理を鉄板で作ってくれている。
「リクト食べているか?」
俺の心配をしてくれるのはルーファスさん。
「はい、お母さんにお任せしてしまって申し訳ないのですが……言い出したのは俺なのに……」
「気にするな。というか、最初はリクトたちだけでやるつもりだったんだろう?」
「でも、此処で働く人達は皆家族ですから」
いつの間にか、船のクルーも混ざっている。
「お母さんたちも食べて頂きたいので俺、やっぱり手伝って……」
「気にするな、後で私が行く」
ルーファスさんがそう言うと、俺の隣に座る。
「酒は飲むか?」
「飲めますが、二人に止められていて……ジュースです」
今は傍にはいないが、リルにもレヴィにも止められていて定期的に戻ってくる二人から飲みものチェックをされている。
「そうか、ならいいが……皆、騒がしいのが好きだからな」
どんどん増えていくのは自警団の人達や街の人たちも混ざっているようだ。
「楽しいですね」
何処かから聞こえてくる歌声。
賑やかな声が聞いているだけで楽しくなる。
「身体が辛くなったら寝室に運んでやる」
「大丈夫です。テントの中にふかふかな毛布とかが有りますから」
ルーファスさんの申し出をやんわりと断りながら手元のソーセージを口にする。
パリッとした食感が美味しくて、じゅわりと出てくる肉汁がたまらない。
「遠慮はするな、家族だろう?」
ルーファスさんの艶やかな微笑みにどきりとしながら俺は小さく頷いた。
「あれ!チカチカして……?」
俺はふとシャーラに向けた視線の先にある実がぼんやりと光り、点滅をしているように見える。
俺の声にザワザワしていた喧騒が一気に無音になり、聞こえてくるのはバーベキューコンロで何かが焼けるジュウジュウとした音だけだった。
「おい、リルでもレヴィでもカゴとハサミだ!」
ルーファスさんの良く通る声が指示をする。
「早く行きなさいよ!もう片方はリクトちゃんと双子を連れてきなさい!ほらっ!」
ミトさんの声もした。
俺はいきなりのことで思考が上手く働かない。
立ち上がらなければと持っていた皿とグラスを置いて、立ち上がるがまだ膝には力が入らず転びそうになるのを何とか堪えルーファスさんに手伝ってもらいながら何とか立ち上がったのだった
ミトさんの元気な声に、シャーラの周囲は総出のお祭り状態。
まだ、明るいうちから沢山の酒と具材の焼ける匂い。
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王都でやったバーベキューよりも規模が大きい。
じゃんじゃんばりばりミトさんが主軸になってバーベキューを取り回してくれているのだが、それに慣れたラディットさんや厨房の担当が様々な料理を鉄板で作ってくれている。
「リクト食べているか?」
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「はい、お母さんにお任せしてしまって申し訳ないのですが……言い出したのは俺なのに……」
「気にするな。というか、最初はリクトたちだけでやるつもりだったんだろう?」
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いつの間にか、船のクルーも混ざっている。
「お母さんたちも食べて頂きたいので俺、やっぱり手伝って……」
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「酒は飲むか?」
「飲めますが、二人に止められていて……ジュースです」
今は傍にはいないが、リルにもレヴィにも止められていて定期的に戻ってくる二人から飲みものチェックをされている。
「そうか、ならいいが……皆、騒がしいのが好きだからな」
どんどん増えていくのは自警団の人達や街の人たちも混ざっているようだ。
「楽しいですね」
何処かから聞こえてくる歌声。
賑やかな声が聞いているだけで楽しくなる。
「身体が辛くなったら寝室に運んでやる」
「大丈夫です。テントの中にふかふかな毛布とかが有りますから」
ルーファスさんの申し出をやんわりと断りながら手元のソーセージを口にする。
パリッとした食感が美味しくて、じゅわりと出てくる肉汁がたまらない。
「遠慮はするな、家族だろう?」
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「あれ!チカチカして……?」
俺はふとシャーラに向けた視線の先にある実がぼんやりと光り、点滅をしているように見える。
俺の声にザワザワしていた喧騒が一気に無音になり、聞こえてくるのはバーベキューコンロで何かが焼けるジュウジュウとした音だけだった。
「おい、リルでもレヴィでもカゴとハサミだ!」
ルーファスさんの良く通る声が指示をする。
「早く行きなさいよ!もう片方はリクトちゃんと双子を連れてきなさい!ほらっ!」
ミトさんの声もした。
俺はいきなりのことで思考が上手く働かない。
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