【BL】転生したら獣人の世界で何故か肉食獣に愛されています。

梅花

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本編

66話

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双刀を持って、ゾウさんも含めて商業ギルドへ。
冒険者ギルドと近いと言えば近い距離をてくてくと歩く。
リルとゾウさんが今度作る武器の打ち合わせをしながら歩くのを後ろからレヴィと一緒に見ていた。

「レヴィも新しい武器が欲しい?」
「リルが作るならな…あの軽さであの破壊力は羨ましい」

剣を交えたからわかること。

「そっか…レヴィは大刀?それとも斧?軽くなるなら、ハルバードみたいな武器もいいかも…」
「ハルバード!?」

俺の呟きにゾウさんが振り向いた。

「おい、ハルバードって言ったか?どんなものだ!」

話を聞くと、ハルバードは伝説の武器らしい。
えー…俺もいまいち詳しくないけど、スイスとかあっちで昔使われていたやつだよな。
ギルドで紙とペンを借りれるかな…

リルとゾウさんが、双刀の作成方法を商業ギルドに登録し、作成権利をゾウさんが買ったらしい。
ふーんと、思いながら聞いていると、俺の口座らしい場所にあり得ないくらいのお金が入ったようだ。
んんっ!
聞かなかったことにしよう。

その間に俺は紙とペンを借りて、思い出せる範囲のハルバードを書いてみる。
槍、斧、鈎爪。
槍の部分が先端にあるから、どうしても重くなってしまうが、突き刺せる分だけ攻撃力が高くなる。
膂力りょりょくの強いレヴィならいけると思うけれど、ゾウさんがどうやって作るかは俺にはわからない。
こんな感じだとレヴィに説明していると、レヴィはふんふんと嬉しそうに頷いている。
あ、これ頼む気満々だね…
まぁ、俺としてはふたりが怪我をしないでくれれば1番だからいいんだけどね。

「へぇ、こんなやつか…面白そうだな…突き刺せるし凪ぎ払えるし、これは引っ掻けて倒せる?」

覗き込んできたリルも面白そうだと食い付いている。
ただ、それ以上の食い付きを見せたのはやっぱりゾウさん。
この絵を売ってくれ!とばかりに詰め寄ってくる。
流石に悪いので差し上げますから、レヴィに作ってあげてくださいと頭を下げた。

それからリルもレヴィも頻繁にこのゾウさんの工房に出入りをするようになるのだった。
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