【BL】転生したら獣人の世界で何故か肉食獣に愛されています。

梅花

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本編

108話

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「リクトちゃん、そろそろ私達も自宅へ帰ろうかと思うの」

朝食後、ミトさんが切り出した。
え?
あ…そっか。
何だかずっと一緒にいたみたいな気がしていたが、ミトさん達の家は本当は別にある。
ルーファスさんがやっているのは貿易商で、他国との貿易を担う。
今回はたまたま、ミトさんが体調不良で残ったが、いつもならふたりで船に乗って買い付けに行くのだそうだ。
だから、お米とか醤油が手に入るのかと納得した。
港町から俺達のいる街まで馬で2日。
そこから更にミトさん達の住む街まで2日。
いつもは港町で出迎えるのだが、気が急いてしまったため船の到着予定よりかなり早く街を出たミトさんは思い出したようにリル達の家に寄って泊まったのだと。
ルーファスさんも、体調を崩したミトさんを心配して早めに航海を終えてこの街に立ち寄ったらミトさんが来ていたと言う嬉しい誤算があり、ついでだからと羽根を伸ばしていたようだった。

「そうですか…寂しくなります。
けど、いつ発たれますか?その前にバーベキューを皆でしたいです!」

出来上がってきていたバーベキューコンロをいつ使おうかなぁと思っていた所なのだ。
それに、こっそりと作った焼肉のたれ紛いのものもある。
たっぷりの肉と魚介、野菜を使って立食でも、椅子を並べてもいいなと思う。

「そうねぇ、ダーリン…3日後にしましょうか」
「そうだな。買って帰りたいものもあるし」
「じゃあ、たくさん用意しますね?」

寂しいけれど、仕方ない。

「俺の家じゃないけど、また来てくださいね?あと…文字も練習しますからお手紙出させてくださいね?」
「勿論よ!私も書くわ?」
「ありがとうございます」

こんなときに映像や声を送れるものがあればいいのに…作ってくれないかなぁ…通信機器。
そんな会話をしてから、ミトさん達は連れ立って買い物に行く。
俺はと言うと、バーベキューの予定を考えていた。
肉は勿論、野菜も必要だし、海鮮も。
焼きトウモロコシしたいから、上手く入荷しないかなぁなんて思い、リルとレヴィに声を掛ける。
いつもの買い出しに行くお店にお願いをしに行かなきゃ。
お肉だと部位とか切って欲しい厚さとかあるし、野菜も聞かなきゃ。
お魚は俺は捌けないから出来上がった物が欲しい。
うぅ…エビ食べたい人いる…よねぇ。
あと、欲しいのはトング。
1個あるけど、生肉触るのとその他触るのは分けたい。
立食にするつもりだけど、ずっと立ちっぱなしじゃいけないから人数分の椅子も買いたい。
そうお願いをすると、散歩しながら出掛けようとなった。
椅子は家具屋さんで見てみようと言う話になる。
あまり広くない庭で邪魔にならないようにと考えて買わなきゃね。
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