【BL】転生したら獣人の世界で何故か肉食獣に愛されています。

梅花

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本編

279話

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ギルドを出ると、俺はリルとレヴィと手を繋ぐ。
伴侶二人は俺と繋いだ手の反対側で軽々と双子を抱いていた。
危ないからと言っても、二人は俺と手を繋がない方が危ないからと言って聞かない。
だから、何かあったら離してねと言いながら手を繋いでいる。
「薬草採取はいつ行くかわからないけど、唐揚げ食べたいならお肉買わなきゃ。前日から漬け込みしておいた方がいいでしょ?」
二人ともしっかりと味がついている方が好きだし、きっとタルタルソースも欲しいと言うに決まっている。
「おう、じゃあ肉屋行くか」
「それと、玉子も欲しいしお弁当のメインはパンかご飯かの準備もしなきゃだし?」
甘い玉子焼きは俺が食べたい。
お握りだったら中の具材を考えなければならないし、パンなら食パンのサンドイッチなのか、バターロールのサンドイッチなのか、ハンバーガーなのか。
「俺はお握りがいい。中身はツナマヨ」
「俺はハンバーガーが……」
お握りはリル。ハンバーガーはレヴィ。
「うん。じゃあツナは缶詰があったけど足りるかな。足りなかったら他の具材も使うよ?ハンバーガーはパティを作らなきゃならないから挽き肉とチーズかな」
残っていた具材を思い出しながらも、パン屋の前を素通りしそうになって慌てて止まる。
ハンバーガーのバンズは頼まなきゃならないから。
10個あれば足りるかと思ったが、20個バンズを頼んだ俺は後で自分を誉めてやりたくなる。
ハンバーガーの付け合わせにするフライドポテトのじゃがいもはまだまだたくさんあったからいいと思いながら行き付け、定期便をお願いしているパン屋でバンズをお願いすると明日の朝一で届けてくれるらしい。
それを頼んで支払いをすると、店を出て肉屋に向かった。
「こんにちは、鶏肉10kgと挽き肉10kg届けてください」
馬鹿に思えるたくさんの量も二人の胃には楽に入る。他にも必要なものを頼むと肉屋で今日中の宅配をお願いしてから次は野菜だと八百屋に向かう。
さすがにもう野菜はいらないと言うことがなくなった二人だったが、今でも無くていいと思っているのはわかっている。
けれど、俺が野菜がないと体調を崩すことも知っているため、一緒に食べてくれている。
なんだかんだ言ってもかなり優しいのだ。
「トマトと、レタスは必要だし、玉ねぎも……二人はスープ飲みたい?」
野菜をこれでもかと入れて煮込んだスープには肉屋で大量にかったソーセージも入れるのだ。
「リクトが作ったのなら飲みたい」
そう言ってくれるレヴィに頷いて野菜も色々なものを注文する。
薬草採取がいつの間にかピクニックになってしまっているようだった。
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