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本編
295話
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『リクト、レヴィが来たぞ』
ペロンと舐められる感触に目を覚ます。
「ごめん、寝ちゃった……みたい」
リルの体温にぽかぽかしてしまったのか、俺はぼんやりとした視界を目を擦ることで目覚めさせる。
『気が張ってたんだろ、本当はもう少し眠らせてやりたかったんだが……荷台に乗って貰わなきゃならないからな』
ちらりとリルが向けた視線の先には今朝乗ってきた魔獸が轢く荷車。
しかも、その御者は熊の姿のレヴィだった。
上手に手綱を握っている。
「レヴィ、凄いね」
リルのお腹から起き上がると、リルにありがとうと鼻先にキスをした。
よいしょと掛け声が聞こえそうな動作でレヴィが降りる。
器用に立ち上がる姿はやはり熊だから出来ることなのだろう。
『リクト、子供たちを荷台に頼めるか?』
「うん、大丈夫だけどレヴィもその姿なのは……」
『あぁ、着替えが無いから我慢してくれ』
「我慢じゃないけど、リルとレヴィのその姿を見るともふもふとブラッシングしたくなるから、帰ったらさせてね」
荷台にクッションや毛布を敷くと、双子をそっと寝かせてやる。
ライはいつの間にか目を覚まし、空中に手を伸ばして遊んでいる。
「ルスもライもお風呂入ろうね?」
声を掛けると、ライはひらひらと手を振りルスは欠伸とゆったり尻尾を振った。
『レヴィ頼んだぞ』
リルがひょいと荷台に上がると、ギシッと荷台が沈む。
人型のリルたちがいくら筋肉質だからと言っても獸化した姿の方が大きく重い。
リルよりレヴィの方がそれは顕著だ。
『おう』
レヴィが片付け忘れは無いかと確認をしてくれて、俺が荷台へ座るとレヴィはそれを見てから御者台へと座る。
「そっか……」
リルの姿だと骨格上御者台へと座れないのだ。
「レヴィ、俺もできるようになりたいんだけど」
ガタンと車輪が動き出す。
『また今度な?今日は双子を見ててくれ。リルもし薬草あったりしたら泊めるからその時は教えてくれ』
『今日は仕方ねぇだろ、また今度があるさ』
「うん、俺もあまり役に立ってないし」
次は頑張りたい。その言葉にリルの尻尾が大きく揺れた。
『リクト、今日は怖かっただろ?大丈夫か?』
リルの気遣いに俺は笑った。
「大丈夫だよ、リルとレヴィがいるんだもん。だから、俺も次の時は御者できるようになりたいから」
『そんなに難しくはないしほっておいてもこいつが目的地までほぼ行ける』
荷車を轢く魔獸は、ふるるっと凄いだろうと言わんばかりに鼻を鳴らした。
ペロンと舐められる感触に目を覚ます。
「ごめん、寝ちゃった……みたい」
リルの体温にぽかぽかしてしまったのか、俺はぼんやりとした視界を目を擦ることで目覚めさせる。
『気が張ってたんだろ、本当はもう少し眠らせてやりたかったんだが……荷台に乗って貰わなきゃならないからな』
ちらりとリルが向けた視線の先には今朝乗ってきた魔獸が轢く荷車。
しかも、その御者は熊の姿のレヴィだった。
上手に手綱を握っている。
「レヴィ、凄いね」
リルのお腹から起き上がると、リルにありがとうと鼻先にキスをした。
よいしょと掛け声が聞こえそうな動作でレヴィが降りる。
器用に立ち上がる姿はやはり熊だから出来ることなのだろう。
『リクト、子供たちを荷台に頼めるか?』
「うん、大丈夫だけどレヴィもその姿なのは……」
『あぁ、着替えが無いから我慢してくれ』
「我慢じゃないけど、リルとレヴィのその姿を見るともふもふとブラッシングしたくなるから、帰ったらさせてね」
荷台にクッションや毛布を敷くと、双子をそっと寝かせてやる。
ライはいつの間にか目を覚まし、空中に手を伸ばして遊んでいる。
「ルスもライもお風呂入ろうね?」
声を掛けると、ライはひらひらと手を振りルスは欠伸とゆったり尻尾を振った。
『レヴィ頼んだぞ』
リルがひょいと荷台に上がると、ギシッと荷台が沈む。
人型のリルたちがいくら筋肉質だからと言っても獸化した姿の方が大きく重い。
リルよりレヴィの方がそれは顕著だ。
『おう』
レヴィが片付け忘れは無いかと確認をしてくれて、俺が荷台へ座るとレヴィはそれを見てから御者台へと座る。
「そっか……」
リルの姿だと骨格上御者台へと座れないのだ。
「レヴィ、俺もできるようになりたいんだけど」
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『リクト、今日は怖かっただろ?大丈夫か?』
リルの気遣いに俺は笑った。
「大丈夫だよ、リルとレヴィがいるんだもん。だから、俺も次の時は御者できるようになりたいから」
『そんなに難しくはないしほっておいてもこいつが目的地までほぼ行ける』
荷車を轢く魔獸は、ふるるっと凄いだろうと言わんばかりに鼻を鳴らした。
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