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本編
319話
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「リクト、食いてぇものあるか?」
リルが果物屋の前で足を止めた。
山のように積まれたオレンジやリンゴ。
見たこともないような果物も積まれている。
「うーん、やっぱり旬なのが美味しいと思うんだけど、リルは好きなのある?レヴィはどれかな」
ゆっくり見ていると、店主が食べるかい?と、オレンジを剥いてくれた。
「ありが……酸っぱい!けど、美味しい」
口に入れると甘みが先に来ると思っていたオレンジは強い酸味が鼻を抜けると優しい甘さが舌に広がる不思議な味をしていた。
「面白い、癖になりそう」
「じゃあ、5・6個包んでくれ。他は?」
「あっ!あれ食べたいかも」
俺が見つけたのは濃い紫をした禁断の果実。
「あれ、美味しいかなぁ」
「食うか?きっと甘いぞ」
「うん!食べたい」
「じゃあ、それを1カゴ」
気前よく買ってくれたリルにお礼を言うと、ブドウを1粒枝から外して俺の口に入れる。
プツリと弾けたブドウは強く甘味を感じた。
「美味しい、凄く甘いんだね」
口の中に広がるブドウの香りと甘さ。
「そうだな、そのまま食えるのもいいな皮を剥くのがめんどくせぇ」
「リルらしいね」
リルが望むなら果物の皮くらい剥いてあげるのに。
でも、レヴィに甘やかすななんて言われそうだから。
「そうか?さて、じゃあ後は帰るだけか」
「うん、他に見て回りたいお店は……あ、リルあのお店入りたいかも」
俺が見つけたのはキャンディショップ。
可愛らしい小瓶に色々なキャンディが詰められていた。
丸いものや四角いもの、はたまた星型やハート型。
カラフルな色を集めた瓶もある。
「買うか?」
「うん!」
見ているだけで幸せになる可愛らしいもの。
「俺のところだとさ、色の付いた飴を組み合わせて細くしてから切ると同じ絵柄がたくさん作れてクマとかパンダとか色々あったんだ」
「トラはあったか?」
「トラは難しいから……ほら、髭とか細いじゃん?」
「無かったのか、残念だ」
しょんぼりとしたリルにもしかしたら、俺が知らないだけであったかもねと言うと、仕方ねぇなと笑った。
「俺、ミルクがいいな、ミントも好きだけど。レヴィにはハチミツのやつにしよう?」
「そういや、リクトに会った時に貰ったのキャンディだったよな、ハチミツのやつ」
ふと、リルが思い出したように言う。
そう言えば凄く昔のように感じるけれど……。
「うん。個包装だから持ち歩けたし……甘いものを持ち歩ければ遭難した時にいいって聞くけど……リル達は携帯食だもんね……もうちょっと何かできたらいいね」
食べさせて貰ったけれど、カロリーを摂取する為だけの酷いもので、俺はマジックボックスの中にできるだけ作ったお弁当を入れてあげていた。
「リクトの弁当がありゃ十分だレヴィもそう思ってる」
「ありがと。褒められたら夕飯頑張らなくっちゃ」
買おうと思っていたキャンディをリルが買ってくれて、袋に入った瓶を手にしながら二人で帰路につく。
出会った頃を思い出して色々な話をしながらだと、あっという間だった。
リルが果物屋の前で足を止めた。
山のように積まれたオレンジやリンゴ。
見たこともないような果物も積まれている。
「うーん、やっぱり旬なのが美味しいと思うんだけど、リルは好きなのある?レヴィはどれかな」
ゆっくり見ていると、店主が食べるかい?と、オレンジを剥いてくれた。
「ありが……酸っぱい!けど、美味しい」
口に入れると甘みが先に来ると思っていたオレンジは強い酸味が鼻を抜けると優しい甘さが舌に広がる不思議な味をしていた。
「面白い、癖になりそう」
「じゃあ、5・6個包んでくれ。他は?」
「あっ!あれ食べたいかも」
俺が見つけたのは濃い紫をした禁断の果実。
「あれ、美味しいかなぁ」
「食うか?きっと甘いぞ」
「うん!食べたい」
「じゃあ、それを1カゴ」
気前よく買ってくれたリルにお礼を言うと、ブドウを1粒枝から外して俺の口に入れる。
プツリと弾けたブドウは強く甘味を感じた。
「美味しい、凄く甘いんだね」
口の中に広がるブドウの香りと甘さ。
「そうだな、そのまま食えるのもいいな皮を剥くのがめんどくせぇ」
「リルらしいね」
リルが望むなら果物の皮くらい剥いてあげるのに。
でも、レヴィに甘やかすななんて言われそうだから。
「そうか?さて、じゃあ後は帰るだけか」
「うん、他に見て回りたいお店は……あ、リルあのお店入りたいかも」
俺が見つけたのはキャンディショップ。
可愛らしい小瓶に色々なキャンディが詰められていた。
丸いものや四角いもの、はたまた星型やハート型。
カラフルな色を集めた瓶もある。
「買うか?」
「うん!」
見ているだけで幸せになる可愛らしいもの。
「俺のところだとさ、色の付いた飴を組み合わせて細くしてから切ると同じ絵柄がたくさん作れてクマとかパンダとか色々あったんだ」
「トラはあったか?」
「トラは難しいから……ほら、髭とか細いじゃん?」
「無かったのか、残念だ」
しょんぼりとしたリルにもしかしたら、俺が知らないだけであったかもねと言うと、仕方ねぇなと笑った。
「俺、ミルクがいいな、ミントも好きだけど。レヴィにはハチミツのやつにしよう?」
「そういや、リクトに会った時に貰ったのキャンディだったよな、ハチミツのやつ」
ふと、リルが思い出したように言う。
そう言えば凄く昔のように感じるけれど……。
「うん。個包装だから持ち歩けたし……甘いものを持ち歩ければ遭難した時にいいって聞くけど……リル達は携帯食だもんね……もうちょっと何かできたらいいね」
食べさせて貰ったけれど、カロリーを摂取する為だけの酷いもので、俺はマジックボックスの中にできるだけ作ったお弁当を入れてあげていた。
「リクトの弁当がありゃ十分だレヴィもそう思ってる」
「ありがと。褒められたら夕飯頑張らなくっちゃ」
買おうと思っていたキャンディをリルが買ってくれて、袋に入った瓶を手にしながら二人で帰路につく。
出会った頃を思い出して色々な話をしながらだと、あっという間だった。
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