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本編
321話
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「行ってくる……ね」
そっと静かに俺はレヴィと部屋を出た。
少しだけ寒い空気にブルっと身体を震わせると、慌ててレヴィが手にしていたジャケットを着せかけてくれたが、流石に大きくてコートみたいになってしまう。
でも、ほんのりとレヴィの体温が移ったのかあたたかい。
「レヴィ、どこのお店でご飯にしようか」
「そうだな、リクトは普通に食えるか?パンやお粥もあるが......」
レヴィが考える様子を見せたが、お粥と聞いて、断然俺はお粥を食べたくなってしまう
「お粥食べたいかも」
お粥など滅多に食べられないため、外で食べてみたい。
「じゃあ、薬膳料理屋に行こう」
「うん!」
手を繋いで玄関を出る。
大きな手は俺を安心させてくれる。
「こっちだ、ちょっと港の方まで歩くがそこが1番美味い」
「楽しみ。レヴィがあまり食べ物を美味しい不味いって言わないのにそこのは美味しいって言うんだから凄く美味しいんだろうなぁ......楽しみ」
レヴィを見上げると、レヴィは照れたように笑っていた。
暫く歩くと、いつもは来ない港へとやってくる。港と言っても、海ではなく川なのだ。
王都に荷物を運んでくる輸送路のひとつであり、ミトさん達が王都へ仕入れた物を運ぶのに使ったりしていた船も置いてあるらしい。
「此処だ」
レヴィが示したのは看板も何も無い普通の民家に見えたが、ふわりと優しい匂いが漂っている。
「美味しそうな匂いがする......」
「入ろう」
レヴィは躊躇うことなく扉をノックしてから開けると中には何人ものお客さんらしき人達が美味しそうに食事をしていた。
「何でも美味いから、好きなものを」
手近なカウンターに並ぶように席を取ると、レヴィはこっちだと手招きをする。
この店は珍しいビュッフェ形式になっていた。
「わぁ!」
好きなものを好きなだけ。
レヴィがチャリンチャリンと支払いを済ませるとトレイを手に取った。
器にはたっぷりのお粥、それに茹でた野菜や玉子、色々な物が並べられていて美味しそう。
レヴィは遠慮なく蒸し鶏や焼豚だろうか、そんなものばかりを取っていくのが、可愛いと思いつつ、店の中は草食系の獣人が多いのに気付いた。
だから、野菜が多いのかなぁ......。
俺は、佃煮のようなものや焼き魚、玉子などを少しづつお粥の上に乗せてからカウンターへ戻る。
「おかわりができるからな?」
レヴィに言われて俺は頷いた。美味しそう。
お粥だからきっともっと食べられると、持ってきたスプーンでお粥をよそった。
そっと静かに俺はレヴィと部屋を出た。
少しだけ寒い空気にブルっと身体を震わせると、慌ててレヴィが手にしていたジャケットを着せかけてくれたが、流石に大きくてコートみたいになってしまう。
でも、ほんのりとレヴィの体温が移ったのかあたたかい。
「レヴィ、どこのお店でご飯にしようか」
「そうだな、リクトは普通に食えるか?パンやお粥もあるが......」
レヴィが考える様子を見せたが、お粥と聞いて、断然俺はお粥を食べたくなってしまう
「お粥食べたいかも」
お粥など滅多に食べられないため、外で食べてみたい。
「じゃあ、薬膳料理屋に行こう」
「うん!」
手を繋いで玄関を出る。
大きな手は俺を安心させてくれる。
「こっちだ、ちょっと港の方まで歩くがそこが1番美味い」
「楽しみ。レヴィがあまり食べ物を美味しい不味いって言わないのにそこのは美味しいって言うんだから凄く美味しいんだろうなぁ......楽しみ」
レヴィを見上げると、レヴィは照れたように笑っていた。
暫く歩くと、いつもは来ない港へとやってくる。港と言っても、海ではなく川なのだ。
王都に荷物を運んでくる輸送路のひとつであり、ミトさん達が王都へ仕入れた物を運ぶのに使ったりしていた船も置いてあるらしい。
「此処だ」
レヴィが示したのは看板も何も無い普通の民家に見えたが、ふわりと優しい匂いが漂っている。
「美味しそうな匂いがする......」
「入ろう」
レヴィは躊躇うことなく扉をノックしてから開けると中には何人ものお客さんらしき人達が美味しそうに食事をしていた。
「何でも美味いから、好きなものを」
手近なカウンターに並ぶように席を取ると、レヴィはこっちだと手招きをする。
この店は珍しいビュッフェ形式になっていた。
「わぁ!」
好きなものを好きなだけ。
レヴィがチャリンチャリンと支払いを済ませるとトレイを手に取った。
器にはたっぷりのお粥、それに茹でた野菜や玉子、色々な物が並べられていて美味しそう。
レヴィは遠慮なく蒸し鶏や焼豚だろうか、そんなものばかりを取っていくのが、可愛いと思いつつ、店の中は草食系の獣人が多いのに気付いた。
だから、野菜が多いのかなぁ......。
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「おかわりができるからな?」
レヴィに言われて俺は頷いた。美味しそう。
お粥だからきっともっと食べられると、持ってきたスプーンでお粥をよそった。
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