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本編
383話
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子供ふたりのブラッシングを終えて、レヴィにフレンチトーストやピザの火加減を見て貰っていると、ひょっこりミラが起きてきた。
「おはようミラ」
「おはよ」
だいぶ人型にも慣れてきたミラが、その場で獣体へと変化した。
『わたしも、ブラッシングして欲しい』
艶々なホワイトタイガーの毛並みは、ブラシを入れなくても良いように見えるのだがそこは女の子。
綺麗に見せたい、可愛く見せたいという乙女心……は、きっとミトさんしかわからないかもしれないけれど。
「うん、でもミラ綺麗だから軽くね?ブラシ持っておいで?」
そう言うと、ミラは慌ててブラシを取りに行く。
お気に入りのブラシを此処で持っているのだ。
ブラシを咥えて戻ってきたミラの頭を撫でてから、その背中にブラシを当てて毛をすいてやり、暫くするとお腹を出したミラのお腹もブラシをかけて終わりだよと撫でてやると、レヴィがちょうどピザパンが焼けたとキッチンの中から声を掛けてくれた。
「ありがとう、ミラもパンだけど一緒に食べる?食べるなら用意するよ?」
『食べる』
「わかった、ほら服を着ておいで?折角綺麗にした毛並みが汚れちゃうよ?」
『うん』
さっきまで着ていた服を畳んでミラの背中に乗せてやると、とことこと隣の部屋に向かい、そこで人型になるのだろう。
ミトさんの教育の賜物だろう。男系家族の中の紅一点なのだ。
「可愛いなぁ……」
「次は娘もよくねぇか?」
いつの間にかリルが手にサラダボウルを持ちながら近寄って来ていて、中にはちぎった野菜サラダが入っていた。
「うん、いいね女の子……でも、女の子だとやっぱり大きくなったら手狭になっちゃうかなぁ。俺……女の子が身近にいるのミラだけだからさ……良く分からないんだよ」
「俺たちだってそうだって。なぁレヴィ?」
「あぁ。リクト、ピザトーストも焼けたぞ?」
オーブンを開いたのだろうふわりとチーズの匂いがした。
「ありがとう、子供は機会があったらね?欲しいけれどこればかりは神のみぞ知る。神様がいるかはわからないけれど」
よいしょと立ち上がり、リルにチュッとキスをしてからキッチンへ向かう。
フライパンから香るバターの香りを嗅ぎながらオーブンからピザトーストを取り出しながらレヴィとも軽くキスをした。
六枚ずつ二段。十二枚が一気に焼けるオーブンで、フルにピザトーストを焼き、焼けた中の二枚は四つに切った。
そして、更に十二枚をセットしてから追加で焼き始める。
「リルとレヴィは熱いうちに食べて?もっと焼くし、フレンチトーストもミラのはそのままの大きさにしておくけど、双子のは小さく切るね?気をつけながら食べさせてくれる?」
フレンチトーストももっと焼かないとたぶん足りないだろう、俺は焼きながらつまませてもらおうと切ったピザトーストを皿に乗せた。
「足りなかったら焼くからね?リルもレヴィもピザトーストだけじゃなくてフレンチトーストも食べるでしょ?」
「おう」
「あぁ」
「ミラはこれ、持っていくのと牛乳は自分で出せる?うん」
ミラが飲むためのミルクをグラスに注いで運んでもらう。
「ちゃんと、野菜も食べてね!大人はスープも!」
作り置きする野菜のスープは大人たちの大好物になっている。
「リクト、焼いてくれるのは嬉しいけどよ?食う時は一緒に食おうぜ?な?」
そうリルに言われハッとして、俺は苦笑しながら火を止めた。
「ごめん」
「ほら、みんなでいただきますだ」
レヴィがにこりと笑い、スープボウルを置いていく。
「いただきます」
子供たちの元気な声がこだました。
「おはようミラ」
「おはよ」
だいぶ人型にも慣れてきたミラが、その場で獣体へと変化した。
『わたしも、ブラッシングして欲しい』
艶々なホワイトタイガーの毛並みは、ブラシを入れなくても良いように見えるのだがそこは女の子。
綺麗に見せたい、可愛く見せたいという乙女心……は、きっとミトさんしかわからないかもしれないけれど。
「うん、でもミラ綺麗だから軽くね?ブラシ持っておいで?」
そう言うと、ミラは慌ててブラシを取りに行く。
お気に入りのブラシを此処で持っているのだ。
ブラシを咥えて戻ってきたミラの頭を撫でてから、その背中にブラシを当てて毛をすいてやり、暫くするとお腹を出したミラのお腹もブラシをかけて終わりだよと撫でてやると、レヴィがちょうどピザパンが焼けたとキッチンの中から声を掛けてくれた。
「ありがとう、ミラもパンだけど一緒に食べる?食べるなら用意するよ?」
『食べる』
「わかった、ほら服を着ておいで?折角綺麗にした毛並みが汚れちゃうよ?」
『うん』
さっきまで着ていた服を畳んでミラの背中に乗せてやると、とことこと隣の部屋に向かい、そこで人型になるのだろう。
ミトさんの教育の賜物だろう。男系家族の中の紅一点なのだ。
「可愛いなぁ……」
「次は娘もよくねぇか?」
いつの間にかリルが手にサラダボウルを持ちながら近寄って来ていて、中にはちぎった野菜サラダが入っていた。
「うん、いいね女の子……でも、女の子だとやっぱり大きくなったら手狭になっちゃうかなぁ。俺……女の子が身近にいるのミラだけだからさ……良く分からないんだよ」
「俺たちだってそうだって。なぁレヴィ?」
「あぁ。リクト、ピザトーストも焼けたぞ?」
オーブンを開いたのだろうふわりとチーズの匂いがした。
「ありがとう、子供は機会があったらね?欲しいけれどこればかりは神のみぞ知る。神様がいるかはわからないけれど」
よいしょと立ち上がり、リルにチュッとキスをしてからキッチンへ向かう。
フライパンから香るバターの香りを嗅ぎながらオーブンからピザトーストを取り出しながらレヴィとも軽くキスをした。
六枚ずつ二段。十二枚が一気に焼けるオーブンで、フルにピザトーストを焼き、焼けた中の二枚は四つに切った。
そして、更に十二枚をセットしてから追加で焼き始める。
「リルとレヴィは熱いうちに食べて?もっと焼くし、フレンチトーストもミラのはそのままの大きさにしておくけど、双子のは小さく切るね?気をつけながら食べさせてくれる?」
フレンチトーストももっと焼かないとたぶん足りないだろう、俺は焼きながらつまませてもらおうと切ったピザトーストを皿に乗せた。
「足りなかったら焼くからね?リルもレヴィもピザトーストだけじゃなくてフレンチトーストも食べるでしょ?」
「おう」
「あぁ」
「ミラはこれ、持っていくのと牛乳は自分で出せる?うん」
ミラが飲むためのミルクをグラスに注いで運んでもらう。
「ちゃんと、野菜も食べてね!大人はスープも!」
作り置きする野菜のスープは大人たちの大好物になっている。
「リクト、焼いてくれるのは嬉しいけどよ?食う時は一緒に食おうぜ?な?」
そうリルに言われハッとして、俺は苦笑しながら火を止めた。
「ごめん」
「ほら、みんなでいただきますだ」
レヴィがにこりと笑い、スープボウルを置いていく。
「いただきます」
子供たちの元気な声がこだました。
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