【BL】転生したら獣人の世界で何故か肉食獣に愛されています。

梅花

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本編

408話

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「とりあえずリビングかなぁ、日当たりがいい場所」
俺たちは自宅に帰ってくると、鉢に聖樹の苗木を植える。
肥料とかは特に無いらしく大丈夫だと思いますとヒューイに言われて俺は素直に従った。
少し深めに掘って苗木を植えると、苗木の葉がパッと色が鮮やかになった。
「ルスもライもお手伝いありがとう」
人型に変化した双子は、俺を真似するように子供用のスコップでペちぺちと鉢の中の土を叩いている姿が可愛くて、二人の頭を撫でてやると満面の笑顔が返ってきた。
「重いだろう、俺が運ぼう」
静かに見守ってくれていたレヴィが運んでくれると鉢を持ち上げる。
「ありがとう。ルスもライもありがとうおうちに入ろうか」
双子からスコップを貰うと庭の端に置いてから手を繋いでレヴィの後を追いかける。
鉢から聖樹の先端までが大体60cm程の大きさで、観葉植物にするにはちょうどいいサイズかもと、少し不謹慎な事を考えてしまって反省した。
「どの辺に置くつもりだ?」
「窓際かなぁ……太陽を浴びたら木は光合成をするもんね?」
「コウゴウセイ?」
レヴィの頭の上にハテナが浮かんだ。
「あっ!こっちの世界はどうなんだろう……」
地球では当然の常識なのだけれど。と、思いながら簡単に俺たちの呼吸から掻い摘んで話をして光合成の話を続けてレヴィに説明すると、レヴィは窓際の邪魔にならない位置に置いてくれた。
「ルスもライも、聖樹の鉢にぶつかったりしたら危ないからね?気を付けて」
そう俺が言うと、双子は元気に返事をした。
「ママ……このこのおなまえ……どうするの?」
ライが俺の手を握り締めて聞いてくる。
「え?名前?」
「うん、だって……せーじゅって、らいがくまってよばれるのとおなじ……でしよ」
そう言われてハッとした。
それよりなにより、随分と大人びた事をライが言う事にも驚いたのだが。
「そうだね、じゃあお名前つけてあげなきゃ、ルスもライも何がいいかなぁ?
名前はね、一番最初に貰うプレゼントなんだよ?だから、聖樹が家族になった記念にお名前付けようか」
「るすとらいのおなまえきめたのママでしょ?どうして?」
「ん?」
ライの何故?に、リビングのラグの上に座って胡座をかくと、太腿にルスとライをのせた。
「ママの世界の言葉で、ルスは光。ライは稲妻を意味しているんだよ……」
俺はゆっくりと言葉を選びながら双子に名前の由来を説明するが、まだ少し難しいのかもしれないなと思いつつふたりに幸せになって欲しいからと付けたのだと言いながらキスをした。
ゆっくり元気で大きくなって欲しい。
願いを込めた名前だよと、俺はそう言いながら双子を撫でて聖樹の名前を決めなければと少しだけ頭を悩ませるのだった。
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