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本編
433話
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フスーフスーと、リルの寝息が可愛いなと思いながら俺はリルの顎の下に手を入れる。
ゆっくり撫でるとゴロゴロと無意識に喉を鳴らし始めたリルの額からブラシを入れていく。
気持ちよさそうに眠るリルの背中をブラッシング終える。
「リルー……お腹ー」
そう言うと、ごろんと寝転がってくれるリルのお腹を撫でた。
ふわふわな感触を楽しみながらブラッシングをしていると、リルが漸く目覚めたのかその大きな前足で俺を抱き寄せる。
『リクト……?』
「ん?どうしたの?寝てて大丈夫だよ?もう終わるから」
もふもふしたリルの首筋に顔を埋めるとお日様の匂いがした。
「レヴィは窓際で寝ちゃってる」
『リクトも寝ろよ……な?』
グルッグルッと喉を鳴らすリルを撫でてやると双子を迎えに行ってくるからと、そっと離れた。
ラディットさんに任せきりではいけないし、それに建物の中も少しだけ見て歩きたかった。
「ちょっと行ってくるね?」
チュッとリルの鼻先にキスをしてからズボンを履いて部屋を出る。
うん、歩くのはもう大丈夫そう。
扉をそっと閉めると、廊下に出た。
軟らかな絨毯の敷かれている廊下を数歩横にずれると、そこは子供部屋。
ノックをしようとして足を止めると、扉が内側から開いた。
「申し訳ございません、リクト様。お坊ちゃまたちはお疲れなのかお眠りに……入られますか?」
出てきたのはラディットさん。
「あ、なら寝かせておいてください」
双子が子供部屋にいるのがわかれば大丈夫。
走り回ったから疲れたのだろう。
では、俺はどうしようかと悩んでしまう。
そして、もうひとりの家族であるシャーラの所に行こうと思い立った。
最初は鉢ごと部屋に置いたのだが、部屋よりも屋外の方が元気に見えたため温室の傍に鉢ごと置かせて貰っている。
「俺、シャーラの所に行きますね?」
「かしこまりました、皆様がお探しになられるようであればお伝えします」
「お願いします」
俺はラディットさんと別れ、階段を下りる。
かなりの広さのある建物は、外に出るまで少し大変なのだ。
何とか玄関から外に出ると、これまた広い庭がある。
建物をぐるりと囲むように作られた庭園はとても綺麗に手入れがされており、様々な花が植えられていた。
「綺麗だけど……維持するのは大変だよね」
専門の庭師が常駐しているのは、流石としか言いようがない。
「あ、シャーラ……」
小さな可愛らしい温室の手前、花壇の隣にいるシャーラに俺は声を掛けた。
「シャーラ、今日はもうお水を貰ったみたいだね」
土に触れるとしっとりと濡れていて、葉っぱも元気に艶々していた。
ゆっくり撫でるとゴロゴロと無意識に喉を鳴らし始めたリルの額からブラシを入れていく。
気持ちよさそうに眠るリルの背中をブラッシング終える。
「リルー……お腹ー」
そう言うと、ごろんと寝転がってくれるリルのお腹を撫でた。
ふわふわな感触を楽しみながらブラッシングをしていると、リルが漸く目覚めたのかその大きな前足で俺を抱き寄せる。
『リクト……?』
「ん?どうしたの?寝てて大丈夫だよ?もう終わるから」
もふもふしたリルの首筋に顔を埋めるとお日様の匂いがした。
「レヴィは窓際で寝ちゃってる」
『リクトも寝ろよ……な?』
グルッグルッと喉を鳴らすリルを撫でてやると双子を迎えに行ってくるからと、そっと離れた。
ラディットさんに任せきりではいけないし、それに建物の中も少しだけ見て歩きたかった。
「ちょっと行ってくるね?」
チュッとリルの鼻先にキスをしてからズボンを履いて部屋を出る。
うん、歩くのはもう大丈夫そう。
扉をそっと閉めると、廊下に出た。
軟らかな絨毯の敷かれている廊下を数歩横にずれると、そこは子供部屋。
ノックをしようとして足を止めると、扉が内側から開いた。
「申し訳ございません、リクト様。お坊ちゃまたちはお疲れなのかお眠りに……入られますか?」
出てきたのはラディットさん。
「あ、なら寝かせておいてください」
双子が子供部屋にいるのがわかれば大丈夫。
走り回ったから疲れたのだろう。
では、俺はどうしようかと悩んでしまう。
そして、もうひとりの家族であるシャーラの所に行こうと思い立った。
最初は鉢ごと部屋に置いたのだが、部屋よりも屋外の方が元気に見えたため温室の傍に鉢ごと置かせて貰っている。
「俺、シャーラの所に行きますね?」
「かしこまりました、皆様がお探しになられるようであればお伝えします」
「お願いします」
俺はラディットさんと別れ、階段を下りる。
かなりの広さのある建物は、外に出るまで少し大変なのだ。
何とか玄関から外に出ると、これまた広い庭がある。
建物をぐるりと囲むように作られた庭園はとても綺麗に手入れがされており、様々な花が植えられていた。
「綺麗だけど……維持するのは大変だよね」
専門の庭師が常駐しているのは、流石としか言いようがない。
「あ、シャーラ……」
小さな可愛らしい温室の手前、花壇の隣にいるシャーラに俺は声を掛けた。
「シャーラ、今日はもうお水を貰ったみたいだね」
土に触れるとしっとりと濡れていて、葉っぱも元気に艶々していた。
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