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本編
437話
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「リクト様、御二方がお戻りになられましたが、湯殿に直行いただきましたので少ししてから湯殿にどうぞ。お怪我はないとの事ですが、外の露天に行っていただきました」
ラディットさんは上手く言葉を濁したが、リルたちがどうなっているのか聞かなくても何となく想像できた。
「パパたちかえってきた?」
ルスがクリッとした目で見上げてくる。
「うん、お仕事終わったって」
「よかったね」
ライが、俺のシャツをキュッと掴んでいる。
「パパたちのお風呂が終わったら、きっとふたりに会いに来てくれるから、お帰りなさいしようね?」
「「うん」」
元気に頷いた双子の頭を撫でて俺は立ち上がる。
「ラディットさん、後で厨房をお借りしたいのですが」
「構いませんが、どうかされましたか?」
「いえ、リルたちに甘い物を作ってあげようかと」
「それはよろしゅうございます。私共の厨房でよろしければ話をしておきますので。それと、必要な食材がありましたらお申し付けください」
「ありがとうございます」
俺はラディットさんにお礼を言うと双子にそう問い掛けた。
「ふたりはパンケーキ食べたくない?おやつにしようか」
「うん!」
「たべたい」
「じゃあ、作ろうか。ラディットさんお願いします」
「どうぞこちらに」
ラディットさんを先頭に、双子と手を繋いで歩き出す。
パンケーキなら、双子だけでなく戦闘に参加してきたのだろうふたりも少しは食べられるだろう。
「こちらです。狭いキッチンですが厨房では食事の仕込みが始まっておりますので」
恐らく、侍従たちの使う簡易キッチンなのだろう。
「ありがとうございます。パンケーキを作るだけなのでこの広さなら充分です」
失礼しますねと、双子の手を離すと置かれている椅子に座らせた。
「ふたりは座って待ってられるかな?出来上がりを直ぐに食べさせてあげるね?」
そう、言っている間にラディットさんが食材を運び込んでくれた。
「リル様たちの分もとなると、かなりの量が必要になられると思いましたので、よろしければわたくしめが生地作りをお手伝いさせていただきたく」
ラディットさんは、お仕着せを腕まくりして待っている。
「ありがとうございます、でもラディットさん汚れますから……」
せっかくビシッと決まった格好を粉まみれにするには申し訳ないと断ろうとすると、棚から二枚のエプロンを取り出してくれて片方を渡された。
「あ、ありがとうございます……」
流石、できる獣人は違うなと思いながら、俺は用意して貰った薄力粉等を計量して混ぜていく。
俺と同じ量でラディットさんも隣で混ぜてくれるとかなりの量の生地が出来上がった。
これをフライパンで焼いていくのだが、やっぱりホットプレートが欲しいてついでにホットケーキミックスもあったらいいなぁと俺は心の底から思うのだった。
ラディットさんは上手く言葉を濁したが、リルたちがどうなっているのか聞かなくても何となく想像できた。
「パパたちかえってきた?」
ルスがクリッとした目で見上げてくる。
「うん、お仕事終わったって」
「よかったね」
ライが、俺のシャツをキュッと掴んでいる。
「パパたちのお風呂が終わったら、きっとふたりに会いに来てくれるから、お帰りなさいしようね?」
「「うん」」
元気に頷いた双子の頭を撫でて俺は立ち上がる。
「ラディットさん、後で厨房をお借りしたいのですが」
「構いませんが、どうかされましたか?」
「いえ、リルたちに甘い物を作ってあげようかと」
「それはよろしゅうございます。私共の厨房でよろしければ話をしておきますので。それと、必要な食材がありましたらお申し付けください」
「ありがとうございます」
俺はラディットさんにお礼を言うと双子にそう問い掛けた。
「ふたりはパンケーキ食べたくない?おやつにしようか」
「うん!」
「たべたい」
「じゃあ、作ろうか。ラディットさんお願いします」
「どうぞこちらに」
ラディットさんを先頭に、双子と手を繋いで歩き出す。
パンケーキなら、双子だけでなく戦闘に参加してきたのだろうふたりも少しは食べられるだろう。
「こちらです。狭いキッチンですが厨房では食事の仕込みが始まっておりますので」
恐らく、侍従たちの使う簡易キッチンなのだろう。
「ありがとうございます。パンケーキを作るだけなのでこの広さなら充分です」
失礼しますねと、双子の手を離すと置かれている椅子に座らせた。
「ふたりは座って待ってられるかな?出来上がりを直ぐに食べさせてあげるね?」
そう、言っている間にラディットさんが食材を運び込んでくれた。
「リル様たちの分もとなると、かなりの量が必要になられると思いましたので、よろしければわたくしめが生地作りをお手伝いさせていただきたく」
ラディットさんは、お仕着せを腕まくりして待っている。
「ありがとうございます、でもラディットさん汚れますから……」
せっかくビシッと決まった格好を粉まみれにするには申し訳ないと断ろうとすると、棚から二枚のエプロンを取り出してくれて片方を渡された。
「あ、ありがとうございます……」
流石、できる獣人は違うなと思いながら、俺は用意して貰った薄力粉等を計量して混ぜていく。
俺と同じ量でラディットさんも隣で混ぜてくれるとかなりの量の生地が出来上がった。
これをフライパンで焼いていくのだが、やっぱりホットプレートが欲しいてついでにホットケーキミックスもあったらいいなぁと俺は心の底から思うのだった。
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