【BL】転生したら獣人の世界で何故か肉食獣に愛されています。

梅花

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本編

488話

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「まま、ありがと。はやくシャーラのとこ、いきたいねぇ」
「そうだね、ランチしてその後におやつ食べたらにしようか」
まだ、少し早いだろうし可能ならおルーファスさんたちにも立ち会って欲しい。
「うん!」
ぎゅうぎゅうと抱きついてくるライ。
「じゃあ、パパのところに戻って遊んで貰おうか」
「ままとがいい」
おやおや、甘えた期かなぁと思いながら可愛くて仕方ないライ。
これがイヤイヤ期やなぜなぜ期など、色々な時期を乗り越えて大きくなっていくのだろう。
そのうち、ママウザイとか言われるのかなぁ……。
「うん?じゃあ、何をしようか……ライ」
「もじ、おぼえたい」
「じゃあ、本を読もうか。図鑑とか」
「はい!」
図鑑……子供部屋にあったなと思い出して、ライを連れて隣の部屋に行く。
壁際に並んだ本は、恐らくラヴィ王子が読む予定だったのかもしれない。
「ライは動物とお花とお魚……何が好きかなぁ?」
そう言いながら、俺はこの世界の花や動物は知らない。
あぁ、モンスター図鑑もあるのか、これ、見てみたいなぁと思いながら後で借りようと一冊抜き出した。
「今日は動物にしようか」
「はい!」
読む図鑑を決めて子供部屋の小さなソファーに座ると、ライはちょこんと隣に座ってきて俺は膝の上で図鑑を開いた。
その図鑑は俺たちのセカイとあまり変わらない。
イヌやネコなどの大雑把な分け方のなかにかんたんな説明が書かれている。
ゆっくりと文字を読んでやると、ライは楽しそうにそのイラストと文字を追った。
「あ、ぱぱ……」
ルスが指をさしたのは、トラとクマ。
どちらも綺麗に描かれていた。
「うん、リルパパと、レヴィパパだね。実際はもっともっと大きいけど」
「らいも、おっきくなれるかなぁ……」
「なれるよ?だから、たくさん食べてお昼寝しようね?」
「はい!」
元気な返事に、ニコニコしてしまう。
「ままはいないの?」
ふとしたライの疑問に、俺はドキッとした。
「ママはいるかなぁ?居ないかもしれないね……探してみようか」
「ん」
こくりと頷いたライは楽しそうにページを繰る。
「いなかったぁ……」
最後まで図鑑を見たライは残念そうに俺を見上げる。
「他の図鑑に、いるかもしれないし……今度探してみようね?」
俺はそれしか言えなかった。
「じゃあ、下階に行ってランチの準備でもしようか」
ライと上がってきて結構な時間が経っているだろう。ルスをリル任せにしてしまったと、図鑑を戻してライと階段を降りていく。
すると、レヴィが戻ってきた所だった。
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