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本編
516話
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「ふふ、時間が掛かるから焼きおにぎりが先かな」
土鍋の中のご飯を半分にしてから、その半分をおにぎりにして握っていく。
これを火で炙る。
そして、焼けたおにぎりの表面に醤油を塗る。
味噌も好きだけれど焼くのが手間なので醤油にする。
一人一個と思いながらも子供たちには小さめな物をと思うと、かなりの数が出来てしまった。
ゆっくり弱火ならフライパンでも焼けるのだ。
両目を炙り、さっと表面に醤油を垂らす。
ジュッと音がして醤油の焦げる匂いが食欲を唆る。
「うわぁ、美味しそうな匂いだ……これだけでお腹いっぱいになっちゃいそう」
俺はそんなことを言いながらネギやレタスを刻む。
チャーハンの具材だ。それに、溶き卵。
具材は少ないけれど仕方ない。
自宅に戻ったらチャーシューか角煮でも仕込もうかなと思いながらご飯を炒めて最後にひと回しこちらにも醤油と塩胡椒。
「おう、リクトいい匂いだな」
ひょこっと顔を覗かせたのはリル。
「あ、丁度よくチャーハンできたよ?みんなで食べて?焼きおにぎりは焼き上がったら持ってくよ」
俺は大きなお皿にチャーハンを山盛りにすると、リルに頼む。
取り分けて子供たちに食べさせてくれるといいな。
その辺は子煩悩な伴侶たちだから心配はしていないけれど。
と、思いながら焼きおにぎりに醤油を塗る度に香る匂いに今度顔を出したのはミトさんだった。
「あらぁ、リクトちゃん」
「おはようございます、お母さんも食べますか?焼きおにぎり」
「おはよ。いいわね貰えるの?」
「大丈夫です!それに良かったらパニーニ焼きますよ?お父さんには持って行ってありますが」
トングでそっとおにぎりをひっくり返しながら、焼きあがったものを皿に乗せていく。
「小さいのをいただいて、パニーニなら自分で焼くわよ?リクトちゃんは早く子供の所に行ってやりなさいな」
双子の食べるサイズの焼きおにぎりを一つ摘んで口に入れると、はふはふと食べるミトさん。
「焼きおにぎりを全部焼くまではここにいますから、お母さんは座って待っててください。それと、お父さんに後でコーヒーを持って行っていただけますか?お使い立てして申し訳ありませんが」
俺はパニーニを焼く準備をして焼き始めると、今度はコーヒーを淹れる。
少しだけ残っていた豆。
コーヒーメーカーは無いので原始的なドリップ方法になってしまうが。
「お母さんも飲みますよね?ミルクやお砂糖は無くて申し訳ありませんが」
俺たちはリルもレヴィもブラックでも大丈夫なため、無い時はそのままで飲む。
「ありがとね、あと数時間で着くと思うからもうちょっと我慢よ?」
「大丈夫です。とても楽しかったですよ?ただ、お風呂は入りたいかなーって。水もわざわざろ過しなきゃいけないから難しいのはわかってるんですが。あちらの家に着いたらまずはお風呂がいいです」
俺は笑いながらパニーニをひっくり返して皿に乗せた。
土鍋の中のご飯を半分にしてから、その半分をおにぎりにして握っていく。
これを火で炙る。
そして、焼けたおにぎりの表面に醤油を塗る。
味噌も好きだけれど焼くのが手間なので醤油にする。
一人一個と思いながらも子供たちには小さめな物をと思うと、かなりの数が出来てしまった。
ゆっくり弱火ならフライパンでも焼けるのだ。
両目を炙り、さっと表面に醤油を垂らす。
ジュッと音がして醤油の焦げる匂いが食欲を唆る。
「うわぁ、美味しそうな匂いだ……これだけでお腹いっぱいになっちゃいそう」
俺はそんなことを言いながらネギやレタスを刻む。
チャーハンの具材だ。それに、溶き卵。
具材は少ないけれど仕方ない。
自宅に戻ったらチャーシューか角煮でも仕込もうかなと思いながらご飯を炒めて最後にひと回しこちらにも醤油と塩胡椒。
「おう、リクトいい匂いだな」
ひょこっと顔を覗かせたのはリル。
「あ、丁度よくチャーハンできたよ?みんなで食べて?焼きおにぎりは焼き上がったら持ってくよ」
俺は大きなお皿にチャーハンを山盛りにすると、リルに頼む。
取り分けて子供たちに食べさせてくれるといいな。
その辺は子煩悩な伴侶たちだから心配はしていないけれど。
と、思いながら焼きおにぎりに醤油を塗る度に香る匂いに今度顔を出したのはミトさんだった。
「あらぁ、リクトちゃん」
「おはようございます、お母さんも食べますか?焼きおにぎり」
「おはよ。いいわね貰えるの?」
「大丈夫です!それに良かったらパニーニ焼きますよ?お父さんには持って行ってありますが」
トングでそっとおにぎりをひっくり返しながら、焼きあがったものを皿に乗せていく。
「小さいのをいただいて、パニーニなら自分で焼くわよ?リクトちゃんは早く子供の所に行ってやりなさいな」
双子の食べるサイズの焼きおにぎりを一つ摘んで口に入れると、はふはふと食べるミトさん。
「焼きおにぎりを全部焼くまではここにいますから、お母さんは座って待っててください。それと、お父さんに後でコーヒーを持って行っていただけますか?お使い立てして申し訳ありませんが」
俺はパニーニを焼く準備をして焼き始めると、今度はコーヒーを淹れる。
少しだけ残っていた豆。
コーヒーメーカーは無いので原始的なドリップ方法になってしまうが。
「お母さんも飲みますよね?ミルクやお砂糖は無くて申し訳ありませんが」
俺たちはリルもレヴィもブラックでも大丈夫なため、無い時はそのままで飲む。
「ありがとね、あと数時間で着くと思うからもうちょっと我慢よ?」
「大丈夫です。とても楽しかったですよ?ただ、お風呂は入りたいかなーって。水もわざわざろ過しなきゃいけないから難しいのはわかってるんですが。あちらの家に着いたらまずはお風呂がいいです」
俺は笑いながらパニーニをひっくり返して皿に乗せた。
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