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本編
517話
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食事を作り終えてコーヒーをカップに注ぐとトレイの上に乗せて船室に向かう。
「お待たせー……開けてー」
両手が塞がる俺が声を上げると、中からは可愛い声で名前を名乗れ!と聞こえた気がした。
名前を告げると、ぴょこっと顔を出したのはルス。
「ままだ!」
嬉しそうに笑うルスにどうしたの?と聞くと、どうやらリルがおとぎ話を聞かせたのが気に入ったらしい。
「焼きおにぎりと、リルたちにはコーヒー飲む?」
皿を置いてから、それぞれにカップを手渡す。
「やっぱりコーヒーメーカー欲しいな……ラディットさんも気になるって言ってたし、持ってくる候補にしたいな」
「新しいの作って貰うのもひとつだぞ?」
「ぅーん……出費は抑えたいからあるもので大丈夫だよ」
俺も座り込むと、膝の上にルスが乗ってくる。
ライはレヴィの膝の上だ。
「引越しにもお金がかかるだろうし」
俺も自分の食べ掛けの塩むすびを口にするとリルたちも焼きおにぎりを食べる。
獣人は猫舌ではないようなのは知っているけれど、結構中まで熱いのにと気になってしまう。
「ルスとライは、ふーふーしなさいね?」
膝の上に座るルスの頭を撫でながら塩むすびをもぐもぐしていると、ルスが手にした焼きおにぎりを差し出してきた。
「まま、あーん」
「ん、ぐ……ありがとうルス。あ、あーん」
ニコニコ笑むルスに焼きおにぎりを食べさせてもらうのをリルとレヴィがジト目で見ている。
「ルスももっと食べられる?ほら、あーんして?」
俺はコホンと咳払いをしてからルスに食べさせてあげると、目の前で雛鳥たちが三羽口を開けた。
もう、何だこの可愛いのは。
まぁ、二匹確実に雛鳥じゃない熊と虎が混ざってるけど。
俺は小さめの焼きおにぎりをライから順番に口の中に入れてやる。
もう熱くなっていないのを確認してからだけれど、ひとつずつ口に入れてやるともぐもぐごくんとする姿は揃っていて俺は笑ってしまった。
「四人ともお腹はいっぱいになりそう?」
「うん!」
膝の上に座るルスを軽く抱きながら、俺は最後の塩むすびを食べ終えた。
「片付けは俺がしてくっから、リクトは座ってろ」
膝の上に子供がいないリルが立ち上がり、使った皿や鍋を持って行ってくれた。
その間はレヴィたちと楽しく会話をしていたのだが、その後静かに戻ってきたリルが何故かむっすり怒っている。
リルにしては珍しいなと思いながら俺はどうしようかとレヴィを見た。
「お待たせー……開けてー」
両手が塞がる俺が声を上げると、中からは可愛い声で名前を名乗れ!と聞こえた気がした。
名前を告げると、ぴょこっと顔を出したのはルス。
「ままだ!」
嬉しそうに笑うルスにどうしたの?と聞くと、どうやらリルがおとぎ話を聞かせたのが気に入ったらしい。
「焼きおにぎりと、リルたちにはコーヒー飲む?」
皿を置いてから、それぞれにカップを手渡す。
「やっぱりコーヒーメーカー欲しいな……ラディットさんも気になるって言ってたし、持ってくる候補にしたいな」
「新しいの作って貰うのもひとつだぞ?」
「ぅーん……出費は抑えたいからあるもので大丈夫だよ」
俺も座り込むと、膝の上にルスが乗ってくる。
ライはレヴィの膝の上だ。
「引越しにもお金がかかるだろうし」
俺も自分の食べ掛けの塩むすびを口にするとリルたちも焼きおにぎりを食べる。
獣人は猫舌ではないようなのは知っているけれど、結構中まで熱いのにと気になってしまう。
「ルスとライは、ふーふーしなさいね?」
膝の上に座るルスの頭を撫でながら塩むすびをもぐもぐしていると、ルスが手にした焼きおにぎりを差し出してきた。
「まま、あーん」
「ん、ぐ……ありがとうルス。あ、あーん」
ニコニコ笑むルスに焼きおにぎりを食べさせてもらうのをリルとレヴィがジト目で見ている。
「ルスももっと食べられる?ほら、あーんして?」
俺はコホンと咳払いをしてからルスに食べさせてあげると、目の前で雛鳥たちが三羽口を開けた。
もう、何だこの可愛いのは。
まぁ、二匹確実に雛鳥じゃない熊と虎が混ざってるけど。
俺は小さめの焼きおにぎりをライから順番に口の中に入れてやる。
もう熱くなっていないのを確認してからだけれど、ひとつずつ口に入れてやるともぐもぐごくんとする姿は揃っていて俺は笑ってしまった。
「四人ともお腹はいっぱいになりそう?」
「うん!」
膝の上に座るルスを軽く抱きながら、俺は最後の塩むすびを食べ終えた。
「片付けは俺がしてくっから、リクトは座ってろ」
膝の上に子供がいないリルが立ち上がり、使った皿や鍋を持って行ってくれた。
その間はレヴィたちと楽しく会話をしていたのだが、その後静かに戻ってきたリルが何故かむっすり怒っている。
リルにしては珍しいなと思いながら俺はどうしようかとレヴィを見た。
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