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したたる、汗
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嵐のようだった。
私の身体の上を、嵐が過ぎ去ったのだと思った。
ずんずんと下肢から突き上がる衝動と、今まで聞いたこともないような自分の声。
私に跨る彼の息は荒くて、まるで野を駆ける狼みたいだと思った。
パンパンと肉同士がぶつかり合う音が生々しくて、いやらしくて、それだけでも私を淫らにさせた。
「…っ…♡…っ♡」
身体の内側から食い千切られるような感覚に陥る。
酩酊しながらも、何とか呼吸を繰り返した。
「ひ…より…っ……ひより…っ」
意識を遠くへ手放しそうになっていると、金髪くんが私の名前を呼んでいることに気付く。
お互いを繋ぐ部分からは、ぐちゅ、にゅちゅっ、と卑猥な水音が続いている。
なのに、彼に抱き締められながら名前を呼ばれると、10代の学生の頃の甘酸っぱい記憶が蘇った。
あぁ、ベッドの上で男の人に名前を呼ばれると、こんな気持ちになるんだな。
思えば処女を捧げた木原くんには一度も名前を呼ばれなかった。
「あっ♡…んんっ……それ…好きぃ…っ♡」
金髪くんは猛然と腰を振りながら、私のクリトリスを親指でグニグニと刺激してくる。
彼に圧し潰された私の敏感な突起が、膣内の彼をより鮮明にさせた。
「……ひより、腰動いてんね…。自分からチンポに絡みにいってんじゃん。気持ち良い?俺のチンポ好き?」
突然ピストンをピタリと止めて、金髪くんが耳元で囁いてくる。
膣肉を押し開かれた鈍痛と、それを上回る快感に身を任せていた私は、ハッと息を呑んだ。
私は今、この人に抱かれている。先ほど会ったばかりの人にーーー…
まるで、この間読んだ官能小説みたいだ。
私はこの後めちゃくちゃに凌辱されるのだろうか。
いや、されるに違いない。
だって小説の男の人も目の前の彼と同じ金髪でヤンキーだった。
きっと不良のSEXはあの小説のようにスケベでねちっこくて、とんでもなく卑猥なのだ。
ああ…まだ男に慣れてないこの身体を乱暴に開かれてしまうのか……!
なんて甘美な経験なのだろう……!!
「………ひより?聞いてる?もしかして痛い?」
心配そうな声音に意識を引き戻される。
金髪くんの顔を見上げると、彼の眉は可哀想なくらいに垂れ下がっていた。
「……平気…大丈夫だから…好きに……動いて…」
そう言って、小説の中の主人公がそうしたように、私も両手をクロスして金髪くんに差し出す。
小説ではその主人公の腕をガッチリと掴んだヤンキー男性が、これまたガッチリと陰部の接合を深めて、バッコンバッコンと腰を抽送するのだ。
そのシーンは5回も読み返すほど私のお気に入りである。
妄想するばかりだった体験が今や目の前!!
私は興奮してしまって頬の赤みを抑えられない。
「………っと、タンマ」
「!?」
すると金髪くんは私の腕を取るでもなく、激しいピストンをするでもなく、私の首筋に顔を埋めてきた。
スンスンと匂いを嗅がれて思わず身をすくめてしまう。
「…ガチで淫乱なわけ?マジでやってる?チンコ勃ち過ぎてイテぇんだけど…」
「……?……なにか…間違ったこと……してた…?」
「無意識かよ…。酷くしたくねぇんだよ、頼むから大人しくしといて」
金髪くんの柔らかな唇が頬に降ってきて、それからゆっくりとした抽送が始まった。
妄想と違う穏やかなピストン運動に物足りなさを感じてしまうけれど、低く心地良い彼の声が私の名前を呼ぶ度に甘い痺れが走る。
金髪くんの頬に一筋の汗が流れていた。
したたり、私の喉元に落ちる。それさえも刺激となって私の劣情が煽られる。
「……んっ…♡」
もう一筋流れてきた彼の汗を、今度は舌で掬い舐めた。
口の中がしょっぱい。でも、なんだか甘い気もする。
「…………やべぇ。それ、ガチで興奮するわ」
「…んぁっ♡」
膣内にいる彼がムクムクと膨張した。ぎゅち、っと水音が響く。
彼の呼吸がハッハッ、と浅く短くなっていく。
それに合わせて腰の動きも速くなり、私の頭は真っ白に塗り替えられる。
「……っ…ひよりっ…」
彼が切羽詰まった声で私の名前を呼んだ瞬間、身体中に電光石火のような痺れが駆け巡った。
これまで私が知りたくて、知りたくて、恋焦がれていた感覚だ。
身体の内側から爆発するような快感が溢れて来て、一気に浮上して意識が飛ぶ。
そう長くない時間をフワフワと漂い、膣内のペニスがマグマみたいに脈打つのを感じて反射的に収斂させた。
そうすると、天井辺りを彷徨っていた意識が急に落ちて来て、腰から下の感覚が抜けてしまったように下肢がガクガクと戦慄く。
暴力的な快感だった。
私の全てを奪い去るような気持ち良さ。
「やべぇ……射精止まんね……」
「赤ちゃん…出来ちゃうぅぅ……びゅるびゅる…出て…る…」
もちろん避妊をしているのだから出来るはずはない。
けれど、何となくそう言ったセリフが口から出た。
「……っ……ド淫乱」
金髪くんが苛立ったような顔で唇を重ねてくる。
彼の濡れた舌を受け止めながら、覆い被さる格好の彼の身体に手を回す。
ギュッと抱き締めると、彼の心音がトクトクと伝わってきた。
きっと彼にも私の律動が伝わっているんだろうなと思うと、何だか泣きそうになる。
私はその日、男性の腕の中の心地良さを初めて知った。
私の身体の上を、嵐が過ぎ去ったのだと思った。
ずんずんと下肢から突き上がる衝動と、今まで聞いたこともないような自分の声。
私に跨る彼の息は荒くて、まるで野を駆ける狼みたいだと思った。
パンパンと肉同士がぶつかり合う音が生々しくて、いやらしくて、それだけでも私を淫らにさせた。
「…っ…♡…っ♡」
身体の内側から食い千切られるような感覚に陥る。
酩酊しながらも、何とか呼吸を繰り返した。
「ひ…より…っ……ひより…っ」
意識を遠くへ手放しそうになっていると、金髪くんが私の名前を呼んでいることに気付く。
お互いを繋ぐ部分からは、ぐちゅ、にゅちゅっ、と卑猥な水音が続いている。
なのに、彼に抱き締められながら名前を呼ばれると、10代の学生の頃の甘酸っぱい記憶が蘇った。
あぁ、ベッドの上で男の人に名前を呼ばれると、こんな気持ちになるんだな。
思えば処女を捧げた木原くんには一度も名前を呼ばれなかった。
「あっ♡…んんっ……それ…好きぃ…っ♡」
金髪くんは猛然と腰を振りながら、私のクリトリスを親指でグニグニと刺激してくる。
彼に圧し潰された私の敏感な突起が、膣内の彼をより鮮明にさせた。
「……ひより、腰動いてんね…。自分からチンポに絡みにいってんじゃん。気持ち良い?俺のチンポ好き?」
突然ピストンをピタリと止めて、金髪くんが耳元で囁いてくる。
膣肉を押し開かれた鈍痛と、それを上回る快感に身を任せていた私は、ハッと息を呑んだ。
私は今、この人に抱かれている。先ほど会ったばかりの人にーーー…
まるで、この間読んだ官能小説みたいだ。
私はこの後めちゃくちゃに凌辱されるのだろうか。
いや、されるに違いない。
だって小説の男の人も目の前の彼と同じ金髪でヤンキーだった。
きっと不良のSEXはあの小説のようにスケベでねちっこくて、とんでもなく卑猥なのだ。
ああ…まだ男に慣れてないこの身体を乱暴に開かれてしまうのか……!
なんて甘美な経験なのだろう……!!
「………ひより?聞いてる?もしかして痛い?」
心配そうな声音に意識を引き戻される。
金髪くんの顔を見上げると、彼の眉は可哀想なくらいに垂れ下がっていた。
「……平気…大丈夫だから…好きに……動いて…」
そう言って、小説の中の主人公がそうしたように、私も両手をクロスして金髪くんに差し出す。
小説ではその主人公の腕をガッチリと掴んだヤンキー男性が、これまたガッチリと陰部の接合を深めて、バッコンバッコンと腰を抽送するのだ。
そのシーンは5回も読み返すほど私のお気に入りである。
妄想するばかりだった体験が今や目の前!!
私は興奮してしまって頬の赤みを抑えられない。
「………っと、タンマ」
「!?」
すると金髪くんは私の腕を取るでもなく、激しいピストンをするでもなく、私の首筋に顔を埋めてきた。
スンスンと匂いを嗅がれて思わず身をすくめてしまう。
「…ガチで淫乱なわけ?マジでやってる?チンコ勃ち過ぎてイテぇんだけど…」
「……?……なにか…間違ったこと……してた…?」
「無意識かよ…。酷くしたくねぇんだよ、頼むから大人しくしといて」
金髪くんの柔らかな唇が頬に降ってきて、それからゆっくりとした抽送が始まった。
妄想と違う穏やかなピストン運動に物足りなさを感じてしまうけれど、低く心地良い彼の声が私の名前を呼ぶ度に甘い痺れが走る。
金髪くんの頬に一筋の汗が流れていた。
したたり、私の喉元に落ちる。それさえも刺激となって私の劣情が煽られる。
「……んっ…♡」
もう一筋流れてきた彼の汗を、今度は舌で掬い舐めた。
口の中がしょっぱい。でも、なんだか甘い気もする。
「…………やべぇ。それ、ガチで興奮するわ」
「…んぁっ♡」
膣内にいる彼がムクムクと膨張した。ぎゅち、っと水音が響く。
彼の呼吸がハッハッ、と浅く短くなっていく。
それに合わせて腰の動きも速くなり、私の頭は真っ白に塗り替えられる。
「……っ…ひよりっ…」
彼が切羽詰まった声で私の名前を呼んだ瞬間、身体中に電光石火のような痺れが駆け巡った。
これまで私が知りたくて、知りたくて、恋焦がれていた感覚だ。
身体の内側から爆発するような快感が溢れて来て、一気に浮上して意識が飛ぶ。
そう長くない時間をフワフワと漂い、膣内のペニスがマグマみたいに脈打つのを感じて反射的に収斂させた。
そうすると、天井辺りを彷徨っていた意識が急に落ちて来て、腰から下の感覚が抜けてしまったように下肢がガクガクと戦慄く。
暴力的な快感だった。
私の全てを奪い去るような気持ち良さ。
「やべぇ……射精止まんね……」
「赤ちゃん…出来ちゃうぅぅ……びゅるびゅる…出て…る…」
もちろん避妊をしているのだから出来るはずはない。
けれど、何となくそう言ったセリフが口から出た。
「……っ……ド淫乱」
金髪くんが苛立ったような顔で唇を重ねてくる。
彼の濡れた舌を受け止めながら、覆い被さる格好の彼の身体に手を回す。
ギュッと抱き締めると、彼の心音がトクトクと伝わってきた。
きっと彼にも私の律動が伝わっているんだろうなと思うと、何だか泣きそうになる。
私はその日、男性の腕の中の心地良さを初めて知った。
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