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明かされる謎
伝える難しさ
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権姜の魂に向かって手を伸ばした。
「じゃあ、そのことを、あの子に伝えましょう」
このままでは誤解したままになってしまう。そうなれば権姜の守りたいものも、金明妃の気持ちすら、バラバラになってしまう。それを防ぐためにも、真実を伝えなければならなかった。
「夢枕って知ってる? そこならあなたの姿も金明妃に視えるはずだし、声も届くはずよ」
『……そんなこと、できるの?』
「ええ。女に二言はないわ」
ドンッと、自身の胸をたたく。笑顔を絶やさず、権姜の魂を両手で包みこんだ。瞬間、香 麗然の体は淡く光り、辺り一面を輝きでいっぱいにした。
□ □ □ ■ ■ ■
権姜の魂と話し終え、現実へと戻ってきた。ただ香 麗然は、体力を使い果たして倒れそうになる。
ギリギリのところで、曹朱が彼女の体を支えてくれた。
「……君な。こんなことになるなら、事前に言っておいてくれないか?」
「あ、はは。ごめんなさい。私、これやったの初めてで……まさか、こんなに体力を持っていかれるとは思わなくて……」
香 麗然は額から汗を流す。息は荒く、体はフラフラだった。喋るのが精一杯で、文句を言う気力すら残っていない。顔色は真っ青で、持ち前の明るさが消えてしまうほどだった。
「わ、私、部屋で休むから、後はよ……ひゃっ!? はっ!? え!?」
「その調子では、歩くのも無理だろう?」
「そ、そげんことなか……ば、ばってん! こ、こげん……」
慌てふためく。無理もないだろ。突然、膝裏と背中に手を回され、お姫様抱っこされたのだ。
香 麗然は茹でダコのように耳の先まで真っ赤になり、言葉にならない声を上げる。曹朱の熱い胸板をポカポカとたたき、降ろしてと言った。
けれど曹朱は無表情を貫く。彼女の反発を無視し、金明妃へと頭を下げた。
「金明妃様、この者の体調が優れないようなので、今日はここで失礼いたします。明日また、お話を聞きたいと存じます」
その場にいる数人の兵たちに目配せする。彼らは少しの間呆けていたけれど、曹朱の目力に負けて深々と拱手した。
「じゃあ、そのことを、あの子に伝えましょう」
このままでは誤解したままになってしまう。そうなれば権姜の守りたいものも、金明妃の気持ちすら、バラバラになってしまう。それを防ぐためにも、真実を伝えなければならなかった。
「夢枕って知ってる? そこならあなたの姿も金明妃に視えるはずだし、声も届くはずよ」
『……そんなこと、できるの?』
「ええ。女に二言はないわ」
ドンッと、自身の胸をたたく。笑顔を絶やさず、権姜の魂を両手で包みこんだ。瞬間、香 麗然の体は淡く光り、辺り一面を輝きでいっぱいにした。
□ □ □ ■ ■ ■
権姜の魂と話し終え、現実へと戻ってきた。ただ香 麗然は、体力を使い果たして倒れそうになる。
ギリギリのところで、曹朱が彼女の体を支えてくれた。
「……君な。こんなことになるなら、事前に言っておいてくれないか?」
「あ、はは。ごめんなさい。私、これやったの初めてで……まさか、こんなに体力を持っていかれるとは思わなくて……」
香 麗然は額から汗を流す。息は荒く、体はフラフラだった。喋るのが精一杯で、文句を言う気力すら残っていない。顔色は真っ青で、持ち前の明るさが消えてしまうほどだった。
「わ、私、部屋で休むから、後はよ……ひゃっ!? はっ!? え!?」
「その調子では、歩くのも無理だろう?」
「そ、そげんことなか……ば、ばってん! こ、こげん……」
慌てふためく。無理もないだろ。突然、膝裏と背中に手を回され、お姫様抱っこされたのだ。
香 麗然は茹でダコのように耳の先まで真っ赤になり、言葉にならない声を上げる。曹朱の熱い胸板をポカポカとたたき、降ろしてと言った。
けれど曹朱は無表情を貫く。彼女の反発を無視し、金明妃へと頭を下げた。
「金明妃様、この者の体調が優れないようなので、今日はここで失礼いたします。明日また、お話を聞きたいと存じます」
その場にいる数人の兵たちに目配せする。彼らは少しの間呆けていたけれど、曹朱の目力に負けて深々と拱手した。
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