変身が出来ないと追放された人狼だけど、剣聖だったので亡国の姫の剣になります

nagamiyuuichi

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これより、入団テストを開始する。

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  その後、当然のように族長に追放を言い渡された俺は、ガルドラの返り血を浴びたまま村を出る。

  持ち物は家に残ってた干し肉と、錆びた銅の剣。

  いくあても地図すら渡されない村からの追放。

  きっとこれから寂しくも気楽な一人旅がこれから始まる……と思っていたのだが。

「なんであんたがここにいるんだ?」

  村の正門の前に行くとそこには全ての元凶であるセッカの姿があり、目が合うとヤッホーだなんて気軽な挨拶を飛ばしてくる。
 
  謝罪に来たわけではないことは確かだった。

「ふふっ、其方が大事な息子をボコボコにしたからの、族長との話は延期になったわ。まぁ急ぐ話ではないし気にしなくて良いぞ」

  カラカラと笑うセッカ。 

「何が気にしなくて良いぞだ。 俺はあんたが約束を破ってくれたおかげでこの通り村を追放だよ」

「異な事よなぁ。 我は約束なぞ破ってはおらぬよ? 族長の息子とやらの嘘を暴いただけよ。 自分が倒したとばれたのは其方が口を滑らせたからだろうに」

「むぐっ……それは否定できないが、今の発言を聞いて納得したよ。あんたわざと追放されるように仕向けただろ」
 
「うん、したなぁ」

  門を出て平原を歩きながら、俺はセッカを睨むとがあっさりとセッカはそれを認め、その上でそれが何か? と言いたげな表情でクスクスと笑う。

  本当いい性格している。

「あんたなぁ……恩を着せるつもりはないけれど、俺は一応あんたを助けたんだぜ? なのにこの仕打ちはあんまりじゃないか?」

「何をいうか、我の気遣いで其方はあの身の程知らずをボコボコにすることができたのだ。すかっとしたのではないか?」

「いやまぁ、スカッとはしたけど。 だけどおかげで俺は追放だ。まさかとは思うけどあんた、俺が野垂れ死ぬ様を見て楽しむつもりじゃないだろうな」

「それこそまさかよ、其方のような逸材を何故むざむざ死なせなければならぬ」

  クスクスと楽しそうに笑うセッカ。 その笑顔は先ほどの悪辣な笑みではなく、子供のような無邪気な笑顔だ。

「逸材?」

「黒龍の首などたやすく落とせるものではない。 しかもそんな錆びついた剣で落とすなど、初めは度肝を抜かれたぞ」

「そうなのか……でも、武器を使えば誰だってそれぐらいできるんじゃないのか?」

  だからこそ弱い奴は武器を使って戦いを挑んでくる。
 
  自らの肉体だけでは勝てないから、他のものに頼ろうとする。

  それは恥ずかしいことだと村では教わり、だけど生きるために仕方なく武器を使った俺を、村の人間は恥知らずと笑った。

「確かに武器を使えば誰だって強くはなる。だが其方のは常軌を逸しておる。 故に我は其方が欲しいのだ」

「欲しい?」

「森での会話、覚えておるか?」

「ああ、高待遇で受け入れたらって話だろ。覚えてるよ」

「ならば話は早い、単刀直入にいう。ルーシー、我の剣となるつもりはないか?」

「剣?」

「護衛のようなものよ。我はこう見えてあちこち動き回ることが多いのでな。ほら、女の一人旅は危険であろう? 森での一件のようなこともある」

「あぁ、あんたがにょわああああって叫んでた奴」

「にょわあのことは忘れて、お願い。 こほん……待遇についてはまぁ後ほど詳しく説明するが。 少なくともあの村での扱いよりかははるかに好待遇を約束しよう」

  ニヤリと笑って手を差し伸べてくるセッカ。
  
  その表情はボードゲームで相手に詰みを言い渡す瞬間の表情によく似ている。
  
  きっと心の中でチェックメイト……とかなんとか叫んでいるのだろう。

「正直あんたのことは信用できないんだが。困ったことに、というかあんたが仕掛けた通り俺はあんたについていかないとのたれ死んでしまう状況だ」

「チェックメイト」

  口に出したぞこの悪魔。

「……だから、あんたについて行くよ。だけど今日見てもらった通り、俺は捨てられるようなら何をするか分からないからな」

「ふふふっ。 覚悟しておこう。よろしくな、ルーシー」

「あぁ、よろしく。 セッカ」

  そう言って俺は握手を求めようと手を伸ばすが。

「では……さっそく」

  セッカはニヤリと笑うと俺から距離を取るように跳躍をし。
 
  その手から炎を巻き上げさせる。
  
  その表情は笑顔に満ち溢れながらも殺意が充満している。

「えーと……セッカ?」

「なに、これはうちのギルドが例外なく行なっている決まりと言ったところでな。様式はそれぞれなのじゃが、とりあえずは我に一太刀を浴びせてみよ‼︎ あ、もちろん我は殺す気で行くけど其方は峰打ちな、死んじゃうし」

  冗談めいて言ってはいるが、そこに満ちる炎はあたりの草原を焼き尽くす大魔法。
  
  魔力の純度も高く、空気に溶ける魔力に喉がヒリヒリとした痛みを訴える。

  魔法に対しては詳しくはない俺でも、セッカという女性が魔導士の中でも最高位の位置にある魔導士であることは、それだけで十分理解ができた。

「本気なんだな」

  剣を抜いて構える俺に、セッカは静かに頷く。
  
  殺気は十分、魔力は最大。
  
  だがその顔はどこか俺を信用してくれるような温かみがある。 
  
  こんな戦いは初めてで、気がつけば俺は自然と口元が緩んでいる。

  そんな俺に笑いかえすように、セッカは満足げな笑みを浮かべると。

「ではこれよりギルド【雪月花】入団テストを開始する‼︎」

     その宣言と同時に、巻き上げた炎を俺に向けて放つ。

  龍のような形を取り、大口を開けて俺を飲み込まんと走る炎。

「テストってレベルか? これ」

  これほど巨大な炎は見たことないし、飲み込まれたらきっとタダではすまない。
  
  完全に殺害を目的とした容赦のない一撃。

「くっふふふふふー!! いかに黒龍の首を切り落とせる剣技を持っていようが、炎は切り裂けんじゃろー‼︎ 丸焼きにしてやるから覚悟せーい‼︎」

  楽しげに炎の龍を操るセッカ。
 
  その様子は人の人生をめちゃくちゃにしたくせに楽しそうであり。
 
  なんだか少し腹が立つ。

「それはいいけど……あんたも覚悟はできてるよな?」

  だから俺は、少しセッカを懲らしめることにした。

「へ?」

【我流・断空】

  銅の鞘におさめた剣を、抜き放つと同時に炎の龍を斬る。
 
  居合抜き、抜刀術と呼ばれる本で読んだその技術は、斬撃の速度を最も早く、鋭く高める技であり。

  抜き放たれた刃で空気を歪ませ、炎の龍を文字通り空間ごと両断する。
 
 「え? なんか空間が歪んでる気がするんじゃが……」

 「本で読んだぞ。見えるものならなんだって切れる、それが剣術だ。空間だって言ってしまえば目に見えてるんだから切れて当たり前だろう?」

「何言ってるのじゃ此奴」
 
  呆けたように口をぽかんと開けるセッカに俺はそういうと、剣を構えてセッカを捉える。

 「まぁいいや……とりあえず峰打ちだったよな」

 「ゑ? あ、その件じゃが、やっぱり我の魔法を切り裂くぐらいだし特別に合格に……」

「それはいけない。 例外なく行ってる入団試験なんだろう?」

  意趣返しとばかりに出来るだけ口元を歪めて俺はそういってみる。。
 
「あ、そ、そんなことも言ったのぉ。 あはは、もしかしてルーシー怒っとるのか?」

「さぁ、助けた人間に裏切られて村を追放されたけど怒ってないぞ」

「めちゃくちゃ怒っておる‼︎? す、すまなかったってでもああするしかお主を手に入れる方法がなかったのじゃ‼︎? だからゆる、ゆるしてえぇ」

「ダメだね」
 
  剣を構えて俺はそのままセッカへと走る。 戦意を喪失したのかセッカはその場で半泣きになりながら尻餅をつくと。

「にょ、にょわあああああああああぁ‼︎?」

  草原に、セッカの珍妙な悲鳴が響き渡る。

  当然俺だって実力差のある少女に全力の一太刀なんてぶつけるほど鬼ではない。
 
  眼前までは殺気と剣気を全開で突進をするが、実際するのは反省したように耳を抑えて縮こまるセッカのおでこへ放つ軽いデコピン。

「なんてな……これからよろしくな、セッカ」
 
  雲ひとつない青空のようなすっとした心境。 気がつけば俺は満面の笑みで笑っており。

  今にして思えばこれが、俺にはじめて友達ができた瞬間だった。

    ◇
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