12 / 39
もらわれに来たわよ!
しおりを挟む
セッカと共にギルドに戻った俺は、ギルドの食事処で夕食をとる。
夜のギルドは冒険を終えて戻ってきた人たちでいっぱいで、お酒の匂いと美味しそうな料理の香りが辺り一面を埋め尽くしていた。
かくいうセッカも、フェリアスとの勝負に勝ってご機嫌なのか、鼻歌を歌いながらトックリで酒をラッパ飲みしており、俺はそんなセッカに呆れながら出された干し肉のかけらをつまむ。
温泉のお陰で体の疲れは抜けたとはいえ、思えばあっちこっちを行ったり来たりしたせいで、ヘトヘトだ。
「はぁ、今日はなんだか色々とあったせいかな、疲れたよ」
「うむうむ、今日は其方大活躍であったし、あちこち連れ回してしまったからの。 疲れるのも無理はない……前の村の奴らよりも我、こき使ってたかの?」
少し不安げに問いかけてくるセッカ。
たしかに、今日1日で色々なことに巻き込まれた。
だが、温泉での休息もあったし、村に比べたら肉体の疲労は大したことはないため、首を振ってそれは否定する。
「体じゃなくて気疲れだよ。 おっさんには絡まれるし、いきなり決闘させられるし、結婚とか騒がれるし」
「温泉で溺れるし?」
「掘り返すなよセッカ」
「すまぬ、今のはいじわるが過ぎたな、許せ」
「本当だよ……まったく。それで、見事にフェリアスとの勝負に勝ったわけだけど。働きぶりはお気に召したか?」
「うむうむ‼︎ 百点満点中百二十点よ‼︎ あの憎っくきフェリアスをあそこまでコテンパンにしてみせるとは想像以上といったところよな‼︎」
「それは良かった……だけど、よくもまあいきなり俺をフェリアスと戦わせようと思ったよな。 負けたらどうするつもりだったんだよ」
「アホゥ。 むしろフェリアスだから安心して最初にお前と戦わせられたのじゃ」
こつんと俺の額を小突くセッカ。
俺はそれに首をかしげる。
「どういうことだ?」
「あやつはアレでも一国の姫。 ゴリラみたいな馬鹿力だが、どれだけ怒らせようが人殺しはしない。 だから仮に負けても其方を失うという最悪の自体は避けられる」
「負けるって可能性も考えてはいたんだな?」
てっきり何も考えずに俺は勝負を挑んだものとばかり思っていたが……。
とは言わなかったが、顔に出ていたのだろう、セッカは少しむくれ顔で俺を睨みつけて口を尖らせる。
「当たり前であろう。其方はたしかに剣聖だ。 目に見えるものは全て断ち切る絶技を有している。 だがそれだけだ、戦いとは技術だけではない。 読み合い、騙し合い、裏をかき、ねじ伏せる。 狩りでは、うさぎは狼を狩ることはできぬが。死合においては、気を抜けばウサギとてたやすく狼の首を食いちぎる……其方も感じたのではないか? 真剣勝負というものの重圧を」
「……あぁ。そういう意味では、俺は素人もいいところなんだな」
「そういうこと。 だからこそ、リスクが低く……わかりやすい相手を選んだ、それだけよ」
そのわかりやすい……という言葉にはどこか、信頼という表現が見て取れる。
喧嘩するほど仲がいいというが、何だかんだ二人の関係は良好なのかもしれない。
「でもさ、負けたら奴隷になってたんだろ? それは良かったのか?」
「命取られるよりかはマシであろう。奴隷になったところで何だかんだあやつ単純だから、簡単に抜け出せるだろうし。 ノーリスク、ハイリターンということよな」
なんとなく二人のパワーバランスが見えてきたような気がする。
腕力や戦いにおいてはフェリアスに軍配が上がるが、騙し合いや、舌戦、読み合いなどではセッカの方が一枚も二枚も上手のようだ。
戦い方は一つではないとはいうが……あの口喧嘩の中にも色々な戦いが繰り広げられていたのかと思うと、俺は少し頭が痛くなる。
「セッカはすごいな」
「ふっふーん、其方ほどではないがな。 まさか入団初日で尾を三つも手に入れたのだから。これほどの戦果はないであろうよ」
「……三つ? 賭けていた狐の尾は一つだけだろ?」
「何をいうか、あのものは其方の伴侶となりうちのギルドに転籍するのだ。なれば我が手中に収まったも同然ということよ」
「あんたもしかして、奴隷になるとか言い出したのも」
「あやつは負けず嫌いじゃからな、賭けの対象も結構張り合ってくるのよ……くくく、しかし姫が奴隷とは、少しはもの考えて行動しろっつーの、ぷーくすくす」
「……あんたも姫じゃなかったっけ」
結局似た者同士なんだなという、どうでもいいことがこの時判明した。
「しかし、この二日で尾が四つ……好調とかいうレベルではない。五本目の目星もあらかたついておるし、うむうむ、其方と出会ってからいいことづくめじゃな」
「ふーん……」
上機嫌に酒をラッパ飲みするセッカに適当に相槌を打っていると。
「ん……あれ? なんか揺れてないか?」
ふと俺は、カタカタと机が振動していることに気がつく。
「地震か? 我の国では珍しくはなかったが、この国で地震は初めてじゃな」
徳利を抑えながらセッカは冷静にそういうが。
食べ物の匂いに混じり近づいてくる匂いが、この揺れが地震ではないことを悟る。
「……いや、これ地震じゃないぞ」
「なに?」
「何か巨大なもんが近づいてくるというか……この嗅いだことある匂い、ドラゴンだ‼︎」
「なっ、ど、ドラゴンじゃとおぉ‼︎?」
俺の言葉にセッカは慌ててギルドをとびだし、俺も慌ててセッカを追いかける。
と……そこには街の道を埋め尽くすほどの巨大な白龍がこちらに向かって進撃をしている最中であり。
「にょ、にょわあああああぁ‼︎? なんじゃあれ‼︎ なんで街中にドラゴンいるの‼︎? こっち向かってきとるの? しかもホワイトエンシェントドラゴンって、頭いいぶん下手したら魔獣塊よりも厄介なやつなんじゃが‼︎?」
「お、落ち着けよセッカ、危ないから少し下がってろって」
「ええい、リドガドヘルムの防衛隊はなにをしておるというのじゃ‼︎ というかこんな町の奥までドラゴン来てるのになんで誰も警鐘とかならさんのじゃあ‼︎ 防衛下手くそかこの国は‼︎」
「だから落ち着けってセッカ‼︎ よく見ろよ‼︎」
「ふえ‼︎?」
半べそをかきながら駄々っ子のように道端で泣きわめくセッカを俺はなだめて、俺は白龍の頭の上を指差す。
白龍の頭の上には、つい数時間前に戦ったフェリアスの姿。
先ほどまで地団駄を踏んでいたのが嘘かのように、清々しい……。
というよりかはふてぶてしい表情を携えながら、街全体を揺らしながらギルド雪月花の前までやってきて、ひらりと俺たちの前に着地をする。
衣装は白と黒のメイド服姿……律儀なやつだ。
「貴様‼︎ こんな夜更けにこんな馬鹿でかいドラゴン連れてくるやつがあるか‼︎? なんなのじゃこいつは‼︎」
「我が王家を代々守護する守り龍よ? 今日は護衛というよりも私の荷物を運んでもらっただけなんだけど」
「国の守り龍を宅配がわりに使うバカがどこにおるんじゃ‼︎」
「守り龍にびびって半べそかくよりかはマシだと思うけれど。 そんなことよりルーシー‼︎」
「え、あ、はい‼︎」
不意に名前を呼ばれ、俺はついつい姿勢を正すと、フェリアスは満足げな笑みをこぼし。
「約束通り貰われに来たわよご主人様‼︎ 覚悟しなさい‼︎」
そう高らかに宣言をした。
俺はこの時初めて、胃がきりりと痛む音を聞いた。
◇
夜のギルドは冒険を終えて戻ってきた人たちでいっぱいで、お酒の匂いと美味しそうな料理の香りが辺り一面を埋め尽くしていた。
かくいうセッカも、フェリアスとの勝負に勝ってご機嫌なのか、鼻歌を歌いながらトックリで酒をラッパ飲みしており、俺はそんなセッカに呆れながら出された干し肉のかけらをつまむ。
温泉のお陰で体の疲れは抜けたとはいえ、思えばあっちこっちを行ったり来たりしたせいで、ヘトヘトだ。
「はぁ、今日はなんだか色々とあったせいかな、疲れたよ」
「うむうむ、今日は其方大活躍であったし、あちこち連れ回してしまったからの。 疲れるのも無理はない……前の村の奴らよりも我、こき使ってたかの?」
少し不安げに問いかけてくるセッカ。
たしかに、今日1日で色々なことに巻き込まれた。
だが、温泉での休息もあったし、村に比べたら肉体の疲労は大したことはないため、首を振ってそれは否定する。
「体じゃなくて気疲れだよ。 おっさんには絡まれるし、いきなり決闘させられるし、結婚とか騒がれるし」
「温泉で溺れるし?」
「掘り返すなよセッカ」
「すまぬ、今のはいじわるが過ぎたな、許せ」
「本当だよ……まったく。それで、見事にフェリアスとの勝負に勝ったわけだけど。働きぶりはお気に召したか?」
「うむうむ‼︎ 百点満点中百二十点よ‼︎ あの憎っくきフェリアスをあそこまでコテンパンにしてみせるとは想像以上といったところよな‼︎」
「それは良かった……だけど、よくもまあいきなり俺をフェリアスと戦わせようと思ったよな。 負けたらどうするつもりだったんだよ」
「アホゥ。 むしろフェリアスだから安心して最初にお前と戦わせられたのじゃ」
こつんと俺の額を小突くセッカ。
俺はそれに首をかしげる。
「どういうことだ?」
「あやつはアレでも一国の姫。 ゴリラみたいな馬鹿力だが、どれだけ怒らせようが人殺しはしない。 だから仮に負けても其方を失うという最悪の自体は避けられる」
「負けるって可能性も考えてはいたんだな?」
てっきり何も考えずに俺は勝負を挑んだものとばかり思っていたが……。
とは言わなかったが、顔に出ていたのだろう、セッカは少しむくれ顔で俺を睨みつけて口を尖らせる。
「当たり前であろう。其方はたしかに剣聖だ。 目に見えるものは全て断ち切る絶技を有している。 だがそれだけだ、戦いとは技術だけではない。 読み合い、騙し合い、裏をかき、ねじ伏せる。 狩りでは、うさぎは狼を狩ることはできぬが。死合においては、気を抜けばウサギとてたやすく狼の首を食いちぎる……其方も感じたのではないか? 真剣勝負というものの重圧を」
「……あぁ。そういう意味では、俺は素人もいいところなんだな」
「そういうこと。 だからこそ、リスクが低く……わかりやすい相手を選んだ、それだけよ」
そのわかりやすい……という言葉にはどこか、信頼という表現が見て取れる。
喧嘩するほど仲がいいというが、何だかんだ二人の関係は良好なのかもしれない。
「でもさ、負けたら奴隷になってたんだろ? それは良かったのか?」
「命取られるよりかはマシであろう。奴隷になったところで何だかんだあやつ単純だから、簡単に抜け出せるだろうし。 ノーリスク、ハイリターンということよな」
なんとなく二人のパワーバランスが見えてきたような気がする。
腕力や戦いにおいてはフェリアスに軍配が上がるが、騙し合いや、舌戦、読み合いなどではセッカの方が一枚も二枚も上手のようだ。
戦い方は一つではないとはいうが……あの口喧嘩の中にも色々な戦いが繰り広げられていたのかと思うと、俺は少し頭が痛くなる。
「セッカはすごいな」
「ふっふーん、其方ほどではないがな。 まさか入団初日で尾を三つも手に入れたのだから。これほどの戦果はないであろうよ」
「……三つ? 賭けていた狐の尾は一つだけだろ?」
「何をいうか、あのものは其方の伴侶となりうちのギルドに転籍するのだ。なれば我が手中に収まったも同然ということよ」
「あんたもしかして、奴隷になるとか言い出したのも」
「あやつは負けず嫌いじゃからな、賭けの対象も結構張り合ってくるのよ……くくく、しかし姫が奴隷とは、少しはもの考えて行動しろっつーの、ぷーくすくす」
「……あんたも姫じゃなかったっけ」
結局似た者同士なんだなという、どうでもいいことがこの時判明した。
「しかし、この二日で尾が四つ……好調とかいうレベルではない。五本目の目星もあらかたついておるし、うむうむ、其方と出会ってからいいことづくめじゃな」
「ふーん……」
上機嫌に酒をラッパ飲みするセッカに適当に相槌を打っていると。
「ん……あれ? なんか揺れてないか?」
ふと俺は、カタカタと机が振動していることに気がつく。
「地震か? 我の国では珍しくはなかったが、この国で地震は初めてじゃな」
徳利を抑えながらセッカは冷静にそういうが。
食べ物の匂いに混じり近づいてくる匂いが、この揺れが地震ではないことを悟る。
「……いや、これ地震じゃないぞ」
「なに?」
「何か巨大なもんが近づいてくるというか……この嗅いだことある匂い、ドラゴンだ‼︎」
「なっ、ど、ドラゴンじゃとおぉ‼︎?」
俺の言葉にセッカは慌ててギルドをとびだし、俺も慌ててセッカを追いかける。
と……そこには街の道を埋め尽くすほどの巨大な白龍がこちらに向かって進撃をしている最中であり。
「にょ、にょわあああああぁ‼︎? なんじゃあれ‼︎ なんで街中にドラゴンいるの‼︎? こっち向かってきとるの? しかもホワイトエンシェントドラゴンって、頭いいぶん下手したら魔獣塊よりも厄介なやつなんじゃが‼︎?」
「お、落ち着けよセッカ、危ないから少し下がってろって」
「ええい、リドガドヘルムの防衛隊はなにをしておるというのじゃ‼︎ というかこんな町の奥までドラゴン来てるのになんで誰も警鐘とかならさんのじゃあ‼︎ 防衛下手くそかこの国は‼︎」
「だから落ち着けってセッカ‼︎ よく見ろよ‼︎」
「ふえ‼︎?」
半べそをかきながら駄々っ子のように道端で泣きわめくセッカを俺はなだめて、俺は白龍の頭の上を指差す。
白龍の頭の上には、つい数時間前に戦ったフェリアスの姿。
先ほどまで地団駄を踏んでいたのが嘘かのように、清々しい……。
というよりかはふてぶてしい表情を携えながら、街全体を揺らしながらギルド雪月花の前までやってきて、ひらりと俺たちの前に着地をする。
衣装は白と黒のメイド服姿……律儀なやつだ。
「貴様‼︎ こんな夜更けにこんな馬鹿でかいドラゴン連れてくるやつがあるか‼︎? なんなのじゃこいつは‼︎」
「我が王家を代々守護する守り龍よ? 今日は護衛というよりも私の荷物を運んでもらっただけなんだけど」
「国の守り龍を宅配がわりに使うバカがどこにおるんじゃ‼︎」
「守り龍にびびって半べそかくよりかはマシだと思うけれど。 そんなことよりルーシー‼︎」
「え、あ、はい‼︎」
不意に名前を呼ばれ、俺はついつい姿勢を正すと、フェリアスは満足げな笑みをこぼし。
「約束通り貰われに来たわよご主人様‼︎ 覚悟しなさい‼︎」
そう高らかに宣言をした。
俺はこの時初めて、胃がきりりと痛む音を聞いた。
◇
0
あなたにおすすめの小説
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる