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第9 ばってん
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最強の護衛をゲットしました!
これで一安心ですね。
ワープゲートがあるのは、私が最初に現れた場所の近くにあるようです。
ドラゴン騒ぎで離れてしまったんですよね。
危険はないから、のんびりと景色を楽しみながら歩きます。
美しい大自然ですね。
妖精までにますよ。
たくさんいますね。
こっちの方に集まってきました。
小さな女の子の妖精が肩にとまっていますよ。
写メに写るでしょうか。
パシャッ!
残念。
妖精は写真に写らないようです。
「こもこも」
かわいすぎます!
鳴き声でしょうか。
いいえ、私に話しかけているんです。
そうに違いありません。
「こものちゃんを 持って帰りたいです!」
「 勝手に名前を付けて......。
精霊は[精霊の加護]持ちじゃないと契約してくれないよ」
私の主張を、きゅーと君は 反対しました。
こものちゃんは 妖精ではなく精霊だったんですね、。
かわいさに変わりはないのだから、何の問題もありませんよ。
「 いや、契約をしないと精霊を連れ歩くことはできない決まりなんだよ」
「 でも、こんなに懐いてくれてるんですよ?」
「こもこもーっ」
こものちゃんは私のそばから離れません。
「うーん......。
でこちゃんには[ 精霊の加護]がないはずなのに不思議だね」
「 きっと、個人的に気に入られたってことじゃないかしら」
ひとみちゃんが予想します。
本当にそうなら嬉しいですね。
「 とはいえ、二星は......」
「ええ、 そうね。二星には精霊がいないものね」
「そげにゃ!?」
私が驚きの声を上げると、きゅーと君は 呆れたように指摘しました。
「 異世界史で習ったばかりだよ」
そういえばそうでしたね。
選出学園ではろーでぃあについての授業が行われるのです。
............。
あれっ?
何か変でしたよね。
いえ、気のせいでしょう。
かつて、双子の女神がそれぞれ世界を創世しました。
ふたつの世界はそっくりで、名前まで同じろーでぃあです。
あれっ?
......いえ、 先を続けましょう。
区別 をつけるために姉神の世界を 一星、妹神の世界を二星と呼ぶようになりました。
姉神は大変優秀で、一星を次々と発展させて行きます。
けれど。
妹神は姉神よりも劣っていて、 二星はあまり変化がありません。
双子の女神なのにどうして......?
コンプレックス。
妹神は人間のような悪感情に支配され。
やがて。
邪神と呼ばれるようになってしまいました。
人間から魔族を生み出し、精霊を強制的に使役することで、無理矢理に姉神の世界に近づけようとしたのです。
しかし、それは逆効果で......。
このままでは 、二星は滅んでしまうところでした。
そこで。
姉神は妹神の邪神の力だけを封印したのです。
妹神が 我に返ると、二星は......。
精霊はすべて、一星に 移動しました。
魔族の中から魔王が誕生し、世界を支配しようとしています。
精霊の力がなければ、人間は魔族に対抗できません。
だから。
異世界召喚が行われることになりました。
もうお分かりですね。
そうです。
これが選出者の 始まりだったのです。
いえ。
今は関係ありませんね。
精霊たちは未だに妹神のことを許していなくて、二星に戻るつもりはないようなのです。もしも勝手にこものちゃんを二星に連れて行くものなら。
誘拐扱いされて。
精霊との全面戦争が起きてしまうかもしれません。
諦めるしかなさそうですね。
「こものちゃん、 ついにお別れですね......」
ワープゲートについてしまいました。
もう少しだけこものちゃんと遊んでいたかったです。
でも。
私にはランキング1位になるという目的があります。
そのために、いずれは一星を拠点としなければいけません。
が。
今はまだ実力不足です。
ドラゴン戦でそれを痛感しました。
二星で 実戦を経験し、強くならければいけないのです。
しばしのお別れ。
こものちゃんは悲しそうな顔をしました。
「こもこもーっ!」
「 また会いに行きますよ。
それまで待っていてくださいね」
泣いてはいけません。
笑顔で再会を約束しましょう。
「こもこもーっ」
にっこり。
こものちゃんも分かってくれたんですね。
嬉しいです。
できるだけ早く再会できるように頑張らないといけませんね。
......具体的な方針はまだ決まっていませんけどね。
「 ところで」
ひとみちゃんが質問してきました。
「 りなこさんはいずみさんの友達なのよね?」
「 はい、そうですよ」
それどころか、親友と呼べるような仲ですよ。
どうして、そんなことを聞かれるのでしょうか。
私が首をかしげると、ひとみちゃんは何故かスマホを取り出しました。
あっ。
これ、異世界でも使えるディメンションスマートフォンーーーDホンですね。
じゃなくて。
話の続きですよ。
「 なのに、パーティー登録はしなかったの?」
「 パーティ登録......?
って。
何ですか?」
「 そこから知らないの?」
ひとみちゃんは目を丸くしています。
「 きゅーと君が秘密にしていましたからね」
「 いやいや僕が説明する前に1のスイッチを押してたよね!?」
きゅーと君が 抗議しているけど、私の知った事ではありません。
「 元はといえば、私のスキルについて隠し事をしていたきゅーと君が 発端じゃないですか!」
「 それを言われると......。
ごめん」
「 仕方がありませんね。
許してあげますよ」
「 ありがとう。
......あれっ?
いやいや、一星に転移したのはでこちゃんが1のスイッチを押したのが原因だからね!?」
「 過去を気にしてはいけません。
さあ、未来に向かっていきましょう」
「 いいこと言ってるようだけど、ごまかしてるだけだよね!?」
にっこり。
と。
私は笑いました。
「 絶対、そうだよね!?」
「あはは! 2人は仲がいいのね」
ひとみちゃんはおかしそうに笑っています。
でも。
馬鹿にしたような嫌な感じはしません。
「 私とも仲良くしてくれる?
でこちゃん」
「 喜んで!」
ひとみちゃんと友達になりました。
色々なことを教えてくれて。
とても親切で......。
「 ひとみちゃんはきゅーと君よりも頼りになりますね」
「 いやいや!
僕だって知っていることだからね!?」
「 でも 、きゅーと君は私に隠し事をしますからね」
「 いつになったら許してくれるの!?」
きゅーと君は すっかり涙目です。男が簡単に泣いてはいけませんよ。
なんて。
これ以上はいじめになってしまいますね。
これで一安心ですね。
ワープゲートがあるのは、私が最初に現れた場所の近くにあるようです。
ドラゴン騒ぎで離れてしまったんですよね。
危険はないから、のんびりと景色を楽しみながら歩きます。
美しい大自然ですね。
妖精までにますよ。
たくさんいますね。
こっちの方に集まってきました。
小さな女の子の妖精が肩にとまっていますよ。
写メに写るでしょうか。
パシャッ!
残念。
妖精は写真に写らないようです。
「こもこも」
かわいすぎます!
鳴き声でしょうか。
いいえ、私に話しかけているんです。
そうに違いありません。
「こものちゃんを 持って帰りたいです!」
「 勝手に名前を付けて......。
精霊は[精霊の加護]持ちじゃないと契約してくれないよ」
私の主張を、きゅーと君は 反対しました。
こものちゃんは 妖精ではなく精霊だったんですね、。
かわいさに変わりはないのだから、何の問題もありませんよ。
「 いや、契約をしないと精霊を連れ歩くことはできない決まりなんだよ」
「 でも、こんなに懐いてくれてるんですよ?」
「こもこもーっ」
こものちゃんは私のそばから離れません。
「うーん......。
でこちゃんには[ 精霊の加護]がないはずなのに不思議だね」
「 きっと、個人的に気に入られたってことじゃないかしら」
ひとみちゃんが予想します。
本当にそうなら嬉しいですね。
「 とはいえ、二星は......」
「ええ、 そうね。二星には精霊がいないものね」
「そげにゃ!?」
私が驚きの声を上げると、きゅーと君は 呆れたように指摘しました。
「 異世界史で習ったばかりだよ」
そういえばそうでしたね。
選出学園ではろーでぃあについての授業が行われるのです。
............。
あれっ?
何か変でしたよね。
いえ、気のせいでしょう。
かつて、双子の女神がそれぞれ世界を創世しました。
ふたつの世界はそっくりで、名前まで同じろーでぃあです。
あれっ?
......いえ、 先を続けましょう。
区別 をつけるために姉神の世界を 一星、妹神の世界を二星と呼ぶようになりました。
姉神は大変優秀で、一星を次々と発展させて行きます。
けれど。
妹神は姉神よりも劣っていて、 二星はあまり変化がありません。
双子の女神なのにどうして......?
コンプレックス。
妹神は人間のような悪感情に支配され。
やがて。
邪神と呼ばれるようになってしまいました。
人間から魔族を生み出し、精霊を強制的に使役することで、無理矢理に姉神の世界に近づけようとしたのです。
しかし、それは逆効果で......。
このままでは 、二星は滅んでしまうところでした。
そこで。
姉神は妹神の邪神の力だけを封印したのです。
妹神が 我に返ると、二星は......。
精霊はすべて、一星に 移動しました。
魔族の中から魔王が誕生し、世界を支配しようとしています。
精霊の力がなければ、人間は魔族に対抗できません。
だから。
異世界召喚が行われることになりました。
もうお分かりですね。
そうです。
これが選出者の 始まりだったのです。
いえ。
今は関係ありませんね。
精霊たちは未だに妹神のことを許していなくて、二星に戻るつもりはないようなのです。もしも勝手にこものちゃんを二星に連れて行くものなら。
誘拐扱いされて。
精霊との全面戦争が起きてしまうかもしれません。
諦めるしかなさそうですね。
「こものちゃん、 ついにお別れですね......」
ワープゲートについてしまいました。
もう少しだけこものちゃんと遊んでいたかったです。
でも。
私にはランキング1位になるという目的があります。
そのために、いずれは一星を拠点としなければいけません。
が。
今はまだ実力不足です。
ドラゴン戦でそれを痛感しました。
二星で 実戦を経験し、強くならければいけないのです。
しばしのお別れ。
こものちゃんは悲しそうな顔をしました。
「こもこもーっ!」
「 また会いに行きますよ。
それまで待っていてくださいね」
泣いてはいけません。
笑顔で再会を約束しましょう。
「こもこもーっ」
にっこり。
こものちゃんも分かってくれたんですね。
嬉しいです。
できるだけ早く再会できるように頑張らないといけませんね。
......具体的な方針はまだ決まっていませんけどね。
「 ところで」
ひとみちゃんが質問してきました。
「 りなこさんはいずみさんの友達なのよね?」
「 はい、そうですよ」
それどころか、親友と呼べるような仲ですよ。
どうして、そんなことを聞かれるのでしょうか。
私が首をかしげると、ひとみちゃんは何故かスマホを取り出しました。
あっ。
これ、異世界でも使えるディメンションスマートフォンーーーDホンですね。
じゃなくて。
話の続きですよ。
「 なのに、パーティー登録はしなかったの?」
「 パーティ登録......?
って。
何ですか?」
「 そこから知らないの?」
ひとみちゃんは目を丸くしています。
「 きゅーと君が秘密にしていましたからね」
「 いやいや僕が説明する前に1のスイッチを押してたよね!?」
きゅーと君が 抗議しているけど、私の知った事ではありません。
「 元はといえば、私のスキルについて隠し事をしていたきゅーと君が 発端じゃないですか!」
「 それを言われると......。
ごめん」
「 仕方がありませんね。
許してあげますよ」
「 ありがとう。
......あれっ?
いやいや、一星に転移したのはでこちゃんが1のスイッチを押したのが原因だからね!?」
「 過去を気にしてはいけません。
さあ、未来に向かっていきましょう」
「 いいこと言ってるようだけど、ごまかしてるだけだよね!?」
にっこり。
と。
私は笑いました。
「 絶対、そうだよね!?」
「あはは! 2人は仲がいいのね」
ひとみちゃんはおかしそうに笑っています。
でも。
馬鹿にしたような嫌な感じはしません。
「 私とも仲良くしてくれる?
でこちゃん」
「 喜んで!」
ひとみちゃんと友達になりました。
色々なことを教えてくれて。
とても親切で......。
「 ひとみちゃんはきゅーと君よりも頼りになりますね」
「 いやいや!
僕だって知っていることだからね!?」
「 でも 、きゅーと君は私に隠し事をしますからね」
「 いつになったら許してくれるの!?」
きゅーと君は すっかり涙目です。男が簡単に泣いてはいけませんよ。
なんて。
これ以上はいじめになってしまいますね。
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