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第11 ばってん
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私はファンタジー動画に登録したからランキングがつくことになります。
召喚拒否をする人もいるし、学校への報告だけで済ませる人もいるので。
全校生徒五千人中三千人がランキング登録をしているようです。
私は自己紹介をしたばかりですからね。
きっと、最下位......。
ではありませんでした。
「さ、 三百七十七位!?
どげんなっとーとにゃ!?」
いったい、どうなっているのでしょうか。
ファンタジー世界で魔法少女は変わっているから、注目を集めたのかもしれません。
でも。
いくらなんでも挨拶したばかりでこの順位はおかしいですよね。
「 よかったね」
いずみちゃんは喜んでくれています 。
確かにいいことなんですけどね。
理由がはっきりしない限り素直に受けいれられません。
「 何かありそうで怖いですよ!」
「 私の親友なんだから、このくらい当然でしょ」
「えっ?」
いずみちゃんは何を言っているのでしょうか。
私の頭の中が?でいっぱいになっていると、きゅーと君が簡単に説明してくれました。
「 でこちゃんはいずみちゃんから親友として紹介されてたよね。
ランキングにの親友なんだから、チェックされるのは当然だよ」
「 なんだ、そういうことですか」
「 実力を示さないとあっという間にランキングは落ちていくと思うけどね」
「 ですよねー」
いずみちゃん効果による一時的な注目なんですね。
以前の私なら満足のいく結果でした。
さすがいずみちゃんです。
親友というだけで、無名のはずの私まで視聴者から覚えてもらっています。
けど。
私はランキング1位にならなければいけません。
いずみちゃんを越えなければならないのです。
ずっと一緒にいたらきっと甘えてしまって、それは不可能に違いありません。
だから......。
「 いずみちゃん」
「 なあに?」
「 やっぱりいずみちゃんと一緒にパーティーを組むことはできません」
「 そう」
「 ごめんなさい......」
「 いいんだよ。一人で頑張りたいんでしょ。
でも、これだけは覚えていてね。
どうしても困ったときに他人を頼ることは、決して甘えじゃないの。いつでも連絡していいんだからね」
「 はい!」
にっこり。
私といずみちゃんは握手を交わし
、それぞれの道を歩むことにしました。
さあ、 歩いて行きましょう。ところで、どこに向かえばいいのでしょうか?
いきなり迷子の気分ですよ。
迷い道ぐるぐる。
いずみちゃん助けてください!
って。
別れたばかりでした。
このタイミングで連絡したら......絶対に笑われてしまいますよね。
はあっ。
仕方ありません。
自力では絶対にどこにもたどり着けそうにありませんから、きゅーと君を頼ることにしました。
「きゅーと君、 嘘つきで全然信用してないんですけど。一応元案内人ということなので、町まで連れて行ってください」
「うん、 わかった。僕についてきて」
しくしく。
猫なのに涙が流せるんですね。
なんて。
いじめすぎでしょうか。
ついに街に。
到着しました。
エルフ!
ドワーフ!
獣人!
人間以外の種族もいて、テンションが上がりますね。
なんて。
はしゃいでばかりはいられません。
家に帰れないということは宿を確保する必要があるということです。
「 やっぱり、冒険者の店に泊まるんですか?」
ワクワク。
冒険者は冒険者の店でクエストという依頼を受けて冒険します。
選出者もそれは変わりません。
私も冒険者の店を利用することになります。
冒険者の店には酒場と宿があるのです。
私はお酒は飲めませんけど、酒場では食事もできます。
ベテラン冒険者との交流!
最高じゃないですか。
ところが。
きゅーと君は 反対しました。
「 やめておいた方がいいよ」
「ええっ! どうしてですか」
「 それは......。
そもそも、でこちゃんはろーでぃあのお金を持ってないでしょ」
「 じゃあどうするんですか!
まさか野宿ですか!?」
冒険者らしくていいですね。
なんて。
全く思いませんよ!
キャンプ道具がないんです。
落ち葉を寝床に。
魔物が闊歩する中で。
無理無理無理!
絶対に出来ませんよ。
「 安心してよでこちゃんはぷるせりあ学園の寮に入ることになっているからね」
「ぷるせりあ......?」
どこかで耳にした気がするけど思い出せません。
「 でこちゃんに分かりやすく言うと、ぷりんちゃんの学校だよ」
「えっ!? 選出学園がぷりんちゃんの学校じゃないんですか?」
「 まあ、そうだけど。ぷりんちゃん...... 学園長はろーでぃあにも 冒険者学校を創設してたんだよ」
「 そうだったんですか」
ぷりんちゃんが 手配して、私はぷる......ぷりんちゃんの 学校の寮で寝泊まりできるようになったのですね。
「でこちゃんはぷるせりあ 学園の生徒扱いになるから、授業を受けなきゃいけないよ」
「 でも私は、ろーでぃあ 共通語の読み書きが......」
「 それなら大丈夫。ひらがなで授業が行われているからね」
「 それなら安心ですね」
選出者とろーでぃあ人との 交流の中で、ひらがなが広まっていったのでしょう。
「 ここがあなたの部屋よ」
優しい寮母さんが部屋まで案内してくれました。
ベッド。
机と椅子。
クローゼット。
他には何もありません。
せめて着替えの服があればいいんですけど......。
できるだけ早く冒険に出て、お金を稼がないといけませんね。
食事は朝昼晩に出るそうです。
「 あなたの必要な物はぷるせりあ学園長様が転送しておいたそうよ。
クローゼットの中を確かめてみてね」
それはありがたいです。
特に女の子にとって、下着は切実ですよ。
制服は選出学園と同じようです。
寮母さんは最後に部屋の鍵を渡してくれて、寮母室に戻って行かれました。
では早速。
お気に入りのワンピースに着替えましょう。
「 いきなり、脱がないでよ!」
「えっ?」
白猫が1匹います。
きゅーと君ですね。
って。
ちょっと待ってください。
「 どうして 、きゅーと 君がここにいるんですか!?
ここは女子寮ですよ!?」
「 僕はでこちゃんの使い魔だから一緒の部屋なんだよ」
「 そうだったんですね。
って。
納得できませんよ!?」
中学生で同棲だなんて、不健全じゃないですか!
さっきのような着替えの問題もありますし。
寝る時だってベッドは一つしかありません。
うぅっ。
恥ずかしいです......。
召喚拒否をする人もいるし、学校への報告だけで済ませる人もいるので。
全校生徒五千人中三千人がランキング登録をしているようです。
私は自己紹介をしたばかりですからね。
きっと、最下位......。
ではありませんでした。
「さ、 三百七十七位!?
どげんなっとーとにゃ!?」
いったい、どうなっているのでしょうか。
ファンタジー世界で魔法少女は変わっているから、注目を集めたのかもしれません。
でも。
いくらなんでも挨拶したばかりでこの順位はおかしいですよね。
「 よかったね」
いずみちゃんは喜んでくれています 。
確かにいいことなんですけどね。
理由がはっきりしない限り素直に受けいれられません。
「 何かありそうで怖いですよ!」
「 私の親友なんだから、このくらい当然でしょ」
「えっ?」
いずみちゃんは何を言っているのでしょうか。
私の頭の中が?でいっぱいになっていると、きゅーと君が簡単に説明してくれました。
「 でこちゃんはいずみちゃんから親友として紹介されてたよね。
ランキングにの親友なんだから、チェックされるのは当然だよ」
「 なんだ、そういうことですか」
「 実力を示さないとあっという間にランキングは落ちていくと思うけどね」
「 ですよねー」
いずみちゃん効果による一時的な注目なんですね。
以前の私なら満足のいく結果でした。
さすがいずみちゃんです。
親友というだけで、無名のはずの私まで視聴者から覚えてもらっています。
けど。
私はランキング1位にならなければいけません。
いずみちゃんを越えなければならないのです。
ずっと一緒にいたらきっと甘えてしまって、それは不可能に違いありません。
だから......。
「 いずみちゃん」
「 なあに?」
「 やっぱりいずみちゃんと一緒にパーティーを組むことはできません」
「 そう」
「 ごめんなさい......」
「 いいんだよ。一人で頑張りたいんでしょ。
でも、これだけは覚えていてね。
どうしても困ったときに他人を頼ることは、決して甘えじゃないの。いつでも連絡していいんだからね」
「 はい!」
にっこり。
私といずみちゃんは握手を交わし
、それぞれの道を歩むことにしました。
さあ、 歩いて行きましょう。ところで、どこに向かえばいいのでしょうか?
いきなり迷子の気分ですよ。
迷い道ぐるぐる。
いずみちゃん助けてください!
って。
別れたばかりでした。
このタイミングで連絡したら......絶対に笑われてしまいますよね。
はあっ。
仕方ありません。
自力では絶対にどこにもたどり着けそうにありませんから、きゅーと君を頼ることにしました。
「きゅーと君、 嘘つきで全然信用してないんですけど。一応元案内人ということなので、町まで連れて行ってください」
「うん、 わかった。僕についてきて」
しくしく。
猫なのに涙が流せるんですね。
なんて。
いじめすぎでしょうか。
ついに街に。
到着しました。
エルフ!
ドワーフ!
獣人!
人間以外の種族もいて、テンションが上がりますね。
なんて。
はしゃいでばかりはいられません。
家に帰れないということは宿を確保する必要があるということです。
「 やっぱり、冒険者の店に泊まるんですか?」
ワクワク。
冒険者は冒険者の店でクエストという依頼を受けて冒険します。
選出者もそれは変わりません。
私も冒険者の店を利用することになります。
冒険者の店には酒場と宿があるのです。
私はお酒は飲めませんけど、酒場では食事もできます。
ベテラン冒険者との交流!
最高じゃないですか。
ところが。
きゅーと君は 反対しました。
「 やめておいた方がいいよ」
「ええっ! どうしてですか」
「 それは......。
そもそも、でこちゃんはろーでぃあのお金を持ってないでしょ」
「 じゃあどうするんですか!
まさか野宿ですか!?」
冒険者らしくていいですね。
なんて。
全く思いませんよ!
キャンプ道具がないんです。
落ち葉を寝床に。
魔物が闊歩する中で。
無理無理無理!
絶対に出来ませんよ。
「 安心してよでこちゃんはぷるせりあ学園の寮に入ることになっているからね」
「ぷるせりあ......?」
どこかで耳にした気がするけど思い出せません。
「 でこちゃんに分かりやすく言うと、ぷりんちゃんの学校だよ」
「えっ!? 選出学園がぷりんちゃんの学校じゃないんですか?」
「 まあ、そうだけど。ぷりんちゃん...... 学園長はろーでぃあにも 冒険者学校を創設してたんだよ」
「 そうだったんですか」
ぷりんちゃんが 手配して、私はぷる......ぷりんちゃんの 学校の寮で寝泊まりできるようになったのですね。
「でこちゃんはぷるせりあ 学園の生徒扱いになるから、授業を受けなきゃいけないよ」
「 でも私は、ろーでぃあ 共通語の読み書きが......」
「 それなら大丈夫。ひらがなで授業が行われているからね」
「 それなら安心ですね」
選出者とろーでぃあ人との 交流の中で、ひらがなが広まっていったのでしょう。
「 ここがあなたの部屋よ」
優しい寮母さんが部屋まで案内してくれました。
ベッド。
机と椅子。
クローゼット。
他には何もありません。
せめて着替えの服があればいいんですけど......。
できるだけ早く冒険に出て、お金を稼がないといけませんね。
食事は朝昼晩に出るそうです。
「 あなたの必要な物はぷるせりあ学園長様が転送しておいたそうよ。
クローゼットの中を確かめてみてね」
それはありがたいです。
特に女の子にとって、下着は切実ですよ。
制服は選出学園と同じようです。
寮母さんは最後に部屋の鍵を渡してくれて、寮母室に戻って行かれました。
では早速。
お気に入りのワンピースに着替えましょう。
「 いきなり、脱がないでよ!」
「えっ?」
白猫が1匹います。
きゅーと君ですね。
って。
ちょっと待ってください。
「 どうして 、きゅーと 君がここにいるんですか!?
ここは女子寮ですよ!?」
「 僕はでこちゃんの使い魔だから一緒の部屋なんだよ」
「 そうだったんですね。
って。
納得できませんよ!?」
中学生で同棲だなんて、不健全じゃないですか!
さっきのような着替えの問題もありますし。
寝る時だってベッドは一つしかありません。
うぅっ。
恥ずかしいです......。
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