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第12 ばってん
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着替える時は、きゅーと君に 部屋から出てもらうことにしました。
寝る時は猫なら行かで十分ですよね。
いっそのこと廊下に......。
「 でこちゃん、そろそろ夕ご飯の時間だよ」
おっと、 そうでしたね。
食堂の時間は決まっています。
時間内じゃないと食事ができないんです。この世界のお金を持っていない私には死活問題なんですよ。
「 教えてくれてありがとうございます」
にっこり。
お礼としてタオルケットで寝床を作ってあげましょう。
食堂に着きました。
選出学園と比べると人が少ないですね。
これなら座れそうです。
メニューはいくつかあります。
うーん......。
よくわかりません。
とりあえずおすすめのメニューにしました。
空いてる席につき食べ始めます。
すると。
私に声をかけてくる女の子がいました。
「 隣いいかな?」
「はい、 どうぞ」
「 ありがとう」
にっこり。
他にも席は空いています。
つまり。
友達イベントですね。
がっつり仲良くなりますよ。
「 私は井手りなこ。 選出者です」
「 留学生なんだね」
そういうこともあるんですね。
とりあえず話を合わせておきましょう。
「 はい、そうなんですよ」
「私は......そうだなあ。ももちゃんって呼んで」
「 はい、わかりました。ももちゃんですね」
ももちゃんは私と同じくピンク色の髪をしています。
安易だけどわかりやすいあだ名ですね。
って。
あれっ?
「 実名は教えてくれないんですか?
「 私の真名に口した人間は呪われちゃうの。
何しろ、私は魔王だからね」
「へーっ、 そうなんですか。
って。
ええええーーーっっっ!!!??」
ももちゃんが魔王って。
冗談ですよね?
そうだと言ってくださいよ!
ももちゃんは暗く笑いました。
「 やっぱり、魔王となんか友達になりたくないよね......」
「 それは......。
いえ、私はももちゃんと友達になりたいです」
もしも私を騙すつもりなら、正体を隠すはずです。
本当に信頼関係を築き上げたいからこそ、魔王だと教えてくれたのでしょう。
ならば。
私も、ももちゃんの期待に応えないといけませんよね。
この日。
初めて。
異世界の友達ができました。
今日一日、いろんなことがありました。
お風呂でさっぱりしたいですね。
温泉があるんです。
テンションが上がりますよね。
福岡ではよくお年寄りのみなさんと温泉巡りをしていたのですが。
東京では勉強についていくのに必死で、近場に遊びに行くことすらできませんでした。
だから。
温泉に入れるのが余計に嬉しいんです。
同い年の女の子が数名います。
ももちゃんの他にも裸の付き合いで友達になりたいものですね。
あっ。
サービスシーンはありません。
ファンタジー動画は選出学園が運営する健全なサイトなんです。
@ マジで見えないな!
@ こんな時こそ妄想力を働かせるんだ!
@おおっ! 見える、見えるぞ!
@JC、 最高であります。
@ まだだ!まだ終わらんよ!
@ 好みのポーズや表情を楽しむのだ。
@ あんたたち!いい加減にしなさいよね!!
ーーー強制ログアウトしましたーーー
続きはお風呂上がりにしたほうが良さそうですね。
「プハーッ!」
お風呂上がりのフルーツ牛乳は最高ですね。
コーヒー牛乳も捨てがたいのですが。
フルーツ牛乳は普段は見かけないから、特別な感じがするんですよね。レア度 マックス なんです。
私は一文無しだからももちゃんに甘えました。
「 ももちゃん、ありがとうございます」
「 いいのいいの。その代わりと言ってはなんだけど、私の仲間になってくれる?」
「 私とパーティーを組んでくれるんですか?私の方からお願いしたいくらいですよ」
「 ありがとう。
ほら、私魔王でしょ。
今までソロだったの」
「ああ、ボッチ......」
「 ソロよ、ソロ!
間違えないで!!」
「 はい、わかりました。
ソロだったんですね」
私はももちゃんの仲間になりました。
魔王の仲間とだけ言えば聞こえは悪いのですが。
ももちゃんはとってもいい子ですからね。
「むうっ」
何故か。
金髪サイドテールの女の子に睨まれています。
何か気に障ることでもしてしまったのでしょうか。
赤色の瞳だから余計に怖いんですよ。
ビクビク。
で、でも。
悪いことをしたなら謝らないといけませんよね。
「あの...... 私、あなたを怒らせるようなことをしましたか?」
「 したですよ!」
「 スミマセン。具体的に教えてください」
「 ももちゃんだけ相手にして、私に挨拶がないのが許せないんですよ!」
確かに。
同じ女子寮の仲間になるのですから、私の方から挨拶回りをするべきでしたね。
反省。
「 それは失礼しました。
私は井手りなこ。 地球からやってきた選出者です。
この学校にしばらく留学することになりましたからよろしくお願いします」
「わ、 分かればいいですよ。
私は死神だから、真名は教えられないんですよ。綺羅星と呼ぶがいいですよ」
「 名前を明かせないのはももちゃんと一緒なんですね 。
きらちゃんとお呼びしましょうか」
「 それ、素晴らしいですよ!」
「 いや、とっくに決まってるでしょ。
ですよちゃん」
ももちゃんが死神の女の子の名前を教えてくれます。
ですよちゃんですか。
「 素敵な呼び名ですね」
にっこり。
「 私は綺羅星!
星集めの天才にして、星を巡らせる偉大なる女神様ですよ。変な呼び方をするなら星消しするですよ!」
ですよちゃんが喚いているけど、ももちゃんはバッサリと否定しました。
「 私は魔王だし、りなちゃんは選出者だからね。星消しの効果は受けないよ。
ですよちゃんでいいよね?
それとも、本当のお星様にしてほしいの?」
「 ですよちゃんとお呼びくださいですよ!」
しくしく。
さすが魔王様。容赦がありませんね。
星がどうのこうの。
少し気になりますけど、聞ける雰囲気ではありませんね。
またの機会にでも教えてもらうことにしましょう。
寝る時は猫なら行かで十分ですよね。
いっそのこと廊下に......。
「 でこちゃん、そろそろ夕ご飯の時間だよ」
おっと、 そうでしたね。
食堂の時間は決まっています。
時間内じゃないと食事ができないんです。この世界のお金を持っていない私には死活問題なんですよ。
「 教えてくれてありがとうございます」
にっこり。
お礼としてタオルケットで寝床を作ってあげましょう。
食堂に着きました。
選出学園と比べると人が少ないですね。
これなら座れそうです。
メニューはいくつかあります。
うーん......。
よくわかりません。
とりあえずおすすめのメニューにしました。
空いてる席につき食べ始めます。
すると。
私に声をかけてくる女の子がいました。
「 隣いいかな?」
「はい、 どうぞ」
「 ありがとう」
にっこり。
他にも席は空いています。
つまり。
友達イベントですね。
がっつり仲良くなりますよ。
「 私は井手りなこ。 選出者です」
「 留学生なんだね」
そういうこともあるんですね。
とりあえず話を合わせておきましょう。
「 はい、そうなんですよ」
「私は......そうだなあ。ももちゃんって呼んで」
「 はい、わかりました。ももちゃんですね」
ももちゃんは私と同じくピンク色の髪をしています。
安易だけどわかりやすいあだ名ですね。
って。
あれっ?
「 実名は教えてくれないんですか?
「 私の真名に口した人間は呪われちゃうの。
何しろ、私は魔王だからね」
「へーっ、 そうなんですか。
って。
ええええーーーっっっ!!!??」
ももちゃんが魔王って。
冗談ですよね?
そうだと言ってくださいよ!
ももちゃんは暗く笑いました。
「 やっぱり、魔王となんか友達になりたくないよね......」
「 それは......。
いえ、私はももちゃんと友達になりたいです」
もしも私を騙すつもりなら、正体を隠すはずです。
本当に信頼関係を築き上げたいからこそ、魔王だと教えてくれたのでしょう。
ならば。
私も、ももちゃんの期待に応えないといけませんよね。
この日。
初めて。
異世界の友達ができました。
今日一日、いろんなことがありました。
お風呂でさっぱりしたいですね。
温泉があるんです。
テンションが上がりますよね。
福岡ではよくお年寄りのみなさんと温泉巡りをしていたのですが。
東京では勉強についていくのに必死で、近場に遊びに行くことすらできませんでした。
だから。
温泉に入れるのが余計に嬉しいんです。
同い年の女の子が数名います。
ももちゃんの他にも裸の付き合いで友達になりたいものですね。
あっ。
サービスシーンはありません。
ファンタジー動画は選出学園が運営する健全なサイトなんです。
@ マジで見えないな!
@ こんな時こそ妄想力を働かせるんだ!
@おおっ! 見える、見えるぞ!
@JC、 最高であります。
@ まだだ!まだ終わらんよ!
@ 好みのポーズや表情を楽しむのだ。
@ あんたたち!いい加減にしなさいよね!!
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続きはお風呂上がりにしたほうが良さそうですね。
「プハーッ!」
お風呂上がりのフルーツ牛乳は最高ですね。
コーヒー牛乳も捨てがたいのですが。
フルーツ牛乳は普段は見かけないから、特別な感じがするんですよね。レア度 マックス なんです。
私は一文無しだからももちゃんに甘えました。
「 ももちゃん、ありがとうございます」
「 いいのいいの。その代わりと言ってはなんだけど、私の仲間になってくれる?」
「 私とパーティーを組んでくれるんですか?私の方からお願いしたいくらいですよ」
「 ありがとう。
ほら、私魔王でしょ。
今までソロだったの」
「ああ、ボッチ......」
「 ソロよ、ソロ!
間違えないで!!」
「 はい、わかりました。
ソロだったんですね」
私はももちゃんの仲間になりました。
魔王の仲間とだけ言えば聞こえは悪いのですが。
ももちゃんはとってもいい子ですからね。
「むうっ」
何故か。
金髪サイドテールの女の子に睨まれています。
何か気に障ることでもしてしまったのでしょうか。
赤色の瞳だから余計に怖いんですよ。
ビクビク。
で、でも。
悪いことをしたなら謝らないといけませんよね。
「あの...... 私、あなたを怒らせるようなことをしましたか?」
「 したですよ!」
「 スミマセン。具体的に教えてください」
「 ももちゃんだけ相手にして、私に挨拶がないのが許せないんですよ!」
確かに。
同じ女子寮の仲間になるのですから、私の方から挨拶回りをするべきでしたね。
反省。
「 それは失礼しました。
私は井手りなこ。 地球からやってきた選出者です。
この学校にしばらく留学することになりましたからよろしくお願いします」
「わ、 分かればいいですよ。
私は死神だから、真名は教えられないんですよ。綺羅星と呼ぶがいいですよ」
「 名前を明かせないのはももちゃんと一緒なんですね 。
きらちゃんとお呼びしましょうか」
「 それ、素晴らしいですよ!」
「 いや、とっくに決まってるでしょ。
ですよちゃん」
ももちゃんが死神の女の子の名前を教えてくれます。
ですよちゃんですか。
「 素敵な呼び名ですね」
にっこり。
「 私は綺羅星!
星集めの天才にして、星を巡らせる偉大なる女神様ですよ。変な呼び方をするなら星消しするですよ!」
ですよちゃんが喚いているけど、ももちゃんはバッサリと否定しました。
「 私は魔王だし、りなちゃんは選出者だからね。星消しの効果は受けないよ。
ですよちゃんでいいよね?
それとも、本当のお星様にしてほしいの?」
「 ですよちゃんとお呼びくださいですよ!」
しくしく。
さすが魔王様。容赦がありませんね。
星がどうのこうの。
少し気になりますけど、聞ける雰囲気ではありませんね。
またの機会にでも教えてもらうことにしましょう。
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