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第13 ばってん
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あれっ?
ここはどこでしょう。
私の部屋ではありません。
パジャマはいつものものを着ているのですが、ぬいぐるみたちが消えています。
それに。
ベッドカバーやカーテンなどがちっとも可愛くありません。
白猫がいますね。
でも、家ではペットを飼っていませんよ。
うーん......。
えーっと......。
私は今、二星にあるぷりんちゃんの 学校の女子寮にいるのでした。
白猫は きゅーと君 ですね。
きゅーと君のせいで 家に帰れなくなったから、ぷりんちゃんの 学校に留学生としてお世話になることになりました。
ぷりんちゃんの 学校は、正式にはぷるせりあ 学園と言います。
しかし。
私は異世界独自の言葉がよく分からなくなってしまいました。
サボタージュではありません。
ペルソナの影響です。
要するに。
すべて。
きゅーと君が 悪いんです。
『 ねこふんじゃった』の曲のメロディーが頭の中に流れているのですが、本当には実行しません。
本当ですよ?
むしろ。
きゅーと君のことは 大好きですから。
強く撫でてあげるくらいです。
「 痛い痛い!でこちゃん何するのさ!?」
「 スキンシップですよ」
にっこり。
「 いや今のは暴力以外の何者でもなかったよ!」
「 気のせいですよ。
それより。
制服に着替えるので動画に出てください」
「 それなら、最初からそう言ってよ」
「 昨日そう決めました。
なのに。
言われる方が悪いと思いませんか?」
「 でこちゃん、こっちに来てから僕に対して当たりが強いよね」
「 何を言ってるんですか。
本当に大嫌いなら、ドラゴンの餌にしていましたよ?」
「 ごめんなさい!」
ビクビク。
素直なのはいいことですね。
「きゅーと君、 お待たせしました」
いえ。
待っていませんでした。
きゅーと君は、 他の女子生徒の腕の中で抱かれています。
むうっ。
いい身分ですね。
きゅーと君を 猫かわいがりしている女の子は、りょうちゃんと同じくらいの背の高さで、紫色の髪をポニーテールにしています。見た目はかっこいい女戦士なのに。
今はキラキラの瞳が輝いています。
きっと。
猫だけじゃなくて、可愛いもの全般が大好きなんでしょうね。
私と気が合いそうです。
でも。
こういう女の子は可愛いもの好きを隠したがるんですよね。
私が見ていることに気づいたら、顔真っ赤にして指定するんでしょうね。
別に悪いことをしているわけじゃないのに。
見て見ぬふりをするべきでしょうか。
あっ。
きゅーと君と 目が合いました。
( エロ猫!)
( これは違うんだ!このコ、力が強いから逃げられないんだよ)
(ふーん、 そうですか。
つまり。
私が男の人に抱きしめられて同じ理由をしても、きゅーと君は 納得してしまえるわけですね?)
( それは嫌だよ!
...,.ごめん)
( とにかく !
きゅーと君は私のものなんですよ。
そのコにそう伝えてください!)
( ひょっとして、やきもち?)
(......やけん、何ね!)
だから、何だというのでしょうか。
「よかけん、早よせんね!
「!?
誰だ!?」
思わず声に出してしまったので、ポニーテールちゃんが動揺しています。
「こ、 これは違うんだ!」
「 はいはい、テンプレですね」
「 テンプレ?」
テンプレートはお約束のパターンのような意味合いですね。
でも。
今はポニーテールちゃんを落ち着かせることにしました。
「 その猫私の使い魔なんです。
保護してくださっていらしたのですね。ありがとうございます」
にっこり。
あなたが我々を忘れた痴態は見ていませんよ。
親切心で猫を 預かってくれていたんですね。
そういうメッセージをこめています。
すると。
ポニーテールちゃんは笑顔できゅーと君を返してくれました。
「 そうか、君の使い魔だったのか。見つかって良かったな」
「 はい、助かりました」
私は再度お礼を言って、自己紹介も済ませることにします。
「 私はこの学校に留学することになりました。、 選出者の井手りなこです」
「そ、 そうか......」
何故か。
ポニーテールちゃんはがっくりと肩を落としました。
「 あの....,何か失礼なことをしてしまいましたか?」
ですよちゃんの例がありますからね。異世界独自の常識と言うか、暗黙のルールがあるのかもしれません。
私は日本人だから、教えてもらわないと何も分からないんですよ。
きゅーと君?
脳まで猫化しているじゃないですか!
頼りにならないから、その場その場で質問をぶつけるほかないんです。
ポニーテールちゃんは首を横に振りました。
「 いや違うんだ。
りなこは、その......チートなのだろう。
私は努力したが。
いや、これからも努力は続けていくつもりだが。
素人のチートにすら勝てない。そのことが情けなくてな」
選出者は二星の 住人よりも魔力が高く、あっさりと魔法を使えるようになります。
戦闘に関してはあっという間に一流でも敵わなくなってしまうほどです。
二星の 人たちはこんな思いを抱えているんですね。
考えてもみませんでした。
「 ごめんなさい......」
「 りなこが謝ることじゃない。
りなこは可愛すぎるから仕方のないことだしな!」
「えっ?」
ポニーテールちゃんはすっかり壊れています。
「 りなこの世界では可愛いは正義なのだろう。
私のことはどうでもいい。
それよりも、りなこを見ていると自分を抑えられなく......」
「あっ!
職員室に行かないといけないんでした。失礼しますね」
「 そうか、 またな。
私の名前は、ざんでぃあんね.みーてぃあんだ」
「 わかりました」
ざんねんちゃん ですね。
適度に距離をおいたほうがよさそうだと判断しました。
職員室に向かう途中。
緑色の豚人間にばったりと出くわしました。
「 はじめまして。
獣人さんですか」
「 でこちゃん、そいつはオーク!魔物だよ」
きゅーと君が 豚人間の正体を教えてくれます。
たまには役に立ちますね。
って。
「ええええーーーっ!!!???
どうして、学校の中に魔物がいるんですか!?」
「 それは......。
いや、理由は後。
とにかく変身だよ」
「 恥ずかしいですよ」
「 意外と余裕だね!?」
昨日はドラゴンに追いかけられましたからね。でも、まあ。
この場には私(ときゅーと君)しかいませんし。
やるしかなさそうですね。
ここはどこでしょう。
私の部屋ではありません。
パジャマはいつものものを着ているのですが、ぬいぐるみたちが消えています。
それに。
ベッドカバーやカーテンなどがちっとも可愛くありません。
白猫がいますね。
でも、家ではペットを飼っていませんよ。
うーん......。
えーっと......。
私は今、二星にあるぷりんちゃんの 学校の女子寮にいるのでした。
白猫は きゅーと君 ですね。
きゅーと君のせいで 家に帰れなくなったから、ぷりんちゃんの 学校に留学生としてお世話になることになりました。
ぷりんちゃんの 学校は、正式にはぷるせりあ 学園と言います。
しかし。
私は異世界独自の言葉がよく分からなくなってしまいました。
サボタージュではありません。
ペルソナの影響です。
要するに。
すべて。
きゅーと君が 悪いんです。
『 ねこふんじゃった』の曲のメロディーが頭の中に流れているのですが、本当には実行しません。
本当ですよ?
むしろ。
きゅーと君のことは 大好きですから。
強く撫でてあげるくらいです。
「 痛い痛い!でこちゃん何するのさ!?」
「 スキンシップですよ」
にっこり。
「 いや今のは暴力以外の何者でもなかったよ!」
「 気のせいですよ。
それより。
制服に着替えるので動画に出てください」
「 それなら、最初からそう言ってよ」
「 昨日そう決めました。
なのに。
言われる方が悪いと思いませんか?」
「 でこちゃん、こっちに来てから僕に対して当たりが強いよね」
「 何を言ってるんですか。
本当に大嫌いなら、ドラゴンの餌にしていましたよ?」
「 ごめんなさい!」
ビクビク。
素直なのはいいことですね。
「きゅーと君、 お待たせしました」
いえ。
待っていませんでした。
きゅーと君は、 他の女子生徒の腕の中で抱かれています。
むうっ。
いい身分ですね。
きゅーと君を 猫かわいがりしている女の子は、りょうちゃんと同じくらいの背の高さで、紫色の髪をポニーテールにしています。見た目はかっこいい女戦士なのに。
今はキラキラの瞳が輝いています。
きっと。
猫だけじゃなくて、可愛いもの全般が大好きなんでしょうね。
私と気が合いそうです。
でも。
こういう女の子は可愛いもの好きを隠したがるんですよね。
私が見ていることに気づいたら、顔真っ赤にして指定するんでしょうね。
別に悪いことをしているわけじゃないのに。
見て見ぬふりをするべきでしょうか。
あっ。
きゅーと君と 目が合いました。
( エロ猫!)
( これは違うんだ!このコ、力が強いから逃げられないんだよ)
(ふーん、 そうですか。
つまり。
私が男の人に抱きしめられて同じ理由をしても、きゅーと君は 納得してしまえるわけですね?)
( それは嫌だよ!
...,.ごめん)
( とにかく !
きゅーと君は私のものなんですよ。
そのコにそう伝えてください!)
( ひょっとして、やきもち?)
(......やけん、何ね!)
だから、何だというのでしょうか。
「よかけん、早よせんね!
「!?
誰だ!?」
思わず声に出してしまったので、ポニーテールちゃんが動揺しています。
「こ、 これは違うんだ!」
「 はいはい、テンプレですね」
「 テンプレ?」
テンプレートはお約束のパターンのような意味合いですね。
でも。
今はポニーテールちゃんを落ち着かせることにしました。
「 その猫私の使い魔なんです。
保護してくださっていらしたのですね。ありがとうございます」
にっこり。
あなたが我々を忘れた痴態は見ていませんよ。
親切心で猫を 預かってくれていたんですね。
そういうメッセージをこめています。
すると。
ポニーテールちゃんは笑顔できゅーと君を返してくれました。
「 そうか、君の使い魔だったのか。見つかって良かったな」
「 はい、助かりました」
私は再度お礼を言って、自己紹介も済ませることにします。
「 私はこの学校に留学することになりました。、 選出者の井手りなこです」
「そ、 そうか......」
何故か。
ポニーテールちゃんはがっくりと肩を落としました。
「 あの....,何か失礼なことをしてしまいましたか?」
ですよちゃんの例がありますからね。異世界独自の常識と言うか、暗黙のルールがあるのかもしれません。
私は日本人だから、教えてもらわないと何も分からないんですよ。
きゅーと君?
脳まで猫化しているじゃないですか!
頼りにならないから、その場その場で質問をぶつけるほかないんです。
ポニーテールちゃんは首を横に振りました。
「 いや違うんだ。
りなこは、その......チートなのだろう。
私は努力したが。
いや、これからも努力は続けていくつもりだが。
素人のチートにすら勝てない。そのことが情けなくてな」
選出者は二星の 住人よりも魔力が高く、あっさりと魔法を使えるようになります。
戦闘に関してはあっという間に一流でも敵わなくなってしまうほどです。
二星の 人たちはこんな思いを抱えているんですね。
考えてもみませんでした。
「 ごめんなさい......」
「 りなこが謝ることじゃない。
りなこは可愛すぎるから仕方のないことだしな!」
「えっ?」
ポニーテールちゃんはすっかり壊れています。
「 りなこの世界では可愛いは正義なのだろう。
私のことはどうでもいい。
それよりも、りなこを見ていると自分を抑えられなく......」
「あっ!
職員室に行かないといけないんでした。失礼しますね」
「 そうか、 またな。
私の名前は、ざんでぃあんね.みーてぃあんだ」
「 わかりました」
ざんねんちゃん ですね。
適度に距離をおいたほうがよさそうだと判断しました。
職員室に向かう途中。
緑色の豚人間にばったりと出くわしました。
「 はじめまして。
獣人さんですか」
「 でこちゃん、そいつはオーク!魔物だよ」
きゅーと君が 豚人間の正体を教えてくれます。
たまには役に立ちますね。
って。
「ええええーーーっ!!!???
どうして、学校の中に魔物がいるんですか!?」
「 それは......。
いや、理由は後。
とにかく変身だよ」
「 恥ずかしいですよ」
「 意外と余裕だね!?」
昨日はドラゴンに追いかけられましたからね。でも、まあ。
この場には私(ときゅーと君)しかいませんし。
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