悪役令嬢に転生したら、勇者に師匠扱いされました(;゜∇゜)

第２章、 私が正妃候補って、それなんて罰ゲーム！？

まるでラミアという魔物だね(|| ゜Д゜)

暗殺 者は侯爵令嬢だった。
差し入れのお菓子に毒を仕込んで......ということではない。 そんなことをすれば、あっさりとバレてしまう。 一応形式上でも、 王族が口にする食べ物はすべて毒感知の魔法をかけられるからね。
ではどうするかというと、 自分の体を使うのである。
侯爵令嬢には 毒耐性のスキルがあったから、 自分の体に毒を溶け込ませていた。 体を重ねることで、ターゲットに 毒を ジワジワと染み込ませていったのである。

恐ろしすぎる。まるでラミアだよ、ラミア！
ラミア下半身が蛇の姿の蛇女。 人間の姿に化けて 若い男性を拐かす。

ゲームの展開通りだと、 アルバートもそのラミアさんから狙われることになる。 でも、彼はアンジェリカ一筋だから、ラミアさんの誘いを断り続けた。
焦ったラミアさんは毒の魔法でアルバートを殺そうとする。 しかし、アルバートはすでに勇者として目覚めていたので、これをあっさりと撃退。 ラミアさんが捕まったことで、第２王子の 企みも表沙汰になるわけだ。