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第3章 私の魔法は奇跡だって起こせるんだよ
攻略対象者の初恋
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ラクスは銀貨1枚を指で弾いて、【 サーチ】の魔法を使った。どういうつもりなのかな。
「よし。聞き耳をたてているヤツはいないようだな」
なるほど。ラクスは盗み聞きされるのを警戒していたんだね。プリシラとリアラの恋愛に対する異様な盛り上がりかただけを見れば、魔法でこちらの様子を 伺いそうだからね。でも、基本的にはいい子だから、二人とも自重しているはずだよ。ウズウズして、妄想話でテンションがおかしくなっていそうだけどね。
「それで、何の話なのかな?」
「それは、その・・・・・・」
ラクスは顔を赤くしている。私までドキドキしてきたよ。考えてみたら、前世でも男の子に呼び出されたことなんて一度もなかったからね。どうしても意識してしまうよ。
「金貨・・・・・・」
「金貨?」
私は オウム返しに聞き返した。金貨を支払うから付き合えって? それは随分と 爛れた関係だね。・・・・・・いや、まだそうと決まったわけではないけどね。
メイド達の休憩時間の ガールズトークをこっそりと聞いてみると、貴族の男が気に入った平民の女の子をお金で手にいれることがあるそうなんだよ。平民は貴族に逆らえないから、例え不快な相手でもお付き合いを断れない。しかも結婚相手は貴族令嬢の中から選ぶから、完全に遊び相手で、最終的には捨てられてしまうとのことだった。
私はただの遊び相手として目をつけられたってことかな。でも、私には一応王族の後ろ楯があるはずだから、気軽に付き合える相手ではないと思う。
それに何より、ラクスの表情は真剣そのものだ。気持ちを疑うのは失礼だよね。
私はゆっくりとラクスの言葉を待つことにした。
「エリカは 金貨9999枚で魔法を一回発動することができるんだよな?」
「? うん、そうだよ」
ラクスはまずは世間話から始めて、告白のタイミングを 見極めるつもりなのかな。私は取り敢えず 話を合わせてあげることにしたよ。
「 もしも魔法を発動することができたとして、どんなことまで可能なんだ?」
魔王を一撃で倒せるよ。なんて絶対に、口が滑っても言えないよね。さて、どう答えるべきなのかな。
「まあ、クルセイラ・・・・・・様と同じ魔法は使えると思うよ。・・・・・・ 金貨9999枚あればね」
王候貴族なら用意できないこともないのだろうけど、あまりにも燃費が悪すぎるからね。大抵のことは他の魔術師にやってもらうことになるんだよ。私の出番は皆無と言えるね。
・・・・・・本当に私は、才能の無駄だよ。無駄遣いすらできないと来たものだ。
泣いてなんていないんだからね!
改めて実感させないでほしいな。ラクスに悪気はないんだろうけど、本当にどういうつもりでこの話題をしているのかな。事と次第によってはただでは置かないよ!
いや、言ってみただけ。私は平和主義だからね。争い事は苦手なんだよ。
「それじゃダメなんだ!」
ラクスは、なぜか大声で訴えかけてきた。
「えっ・・・・・・??」
クルセイラは 世界一の魔法使いなんだよ。 彼女と同等の魔法が使えるなら、 普通は文句を言われる はずないんだけど・・・・・・ それでも不十分って、ラクスは どんなとんでもないことを望んでいるのかな。
実はラクスは、何かの黒幕だったのかな!?
いや、まさかね。そんな設定はなかったはずだよ。でも、設定通りならそもそも私とラクスの接点もなかったはずなんだよね。ネクヒロには私も、ママも登場しなかった。
いないはずの私が存在していて、逆にラスボスのはずのアスモデリアをあっさりと退場させてしまった。シナリオを破綻させてしまったから、登場人物にも何らかの影響はありそうだよね。その筆頭はプリシラだけど・・・・・・ 攻略対象者のフレドリックも微妙に性格が違う気がする。ラクスも ゲームとは違う一面があるのかもしれないね。
ラクスは フレドリックの妹の フィリアが初恋の相手だったはずたからね。私に惚れる今の状況は ゲームでは絶対にありえないことなんだよ。
フィリアは病弱で、 3歳になった今でも歩くことができない。 私も3歳まで歩けなかったから、 彼女の気持ちはよくわかるよ。
フィリアの場合は私と違って、 ゲーム中盤まで歩けなかったけどね。 ゲームの中で 万能薬か 伝説のロスト マジックを見つけると、 彼女の病気を治すことが できる。
ちなみに私は フィリア の病気を治すロストマジックも 発動させることが可能だけど・・・・・・ 金貨9999枚の 条件が 最大のネックなんだよね。 逆に言えば 金貨の条件さえ満たせば、 フィリスの病気はあっさりと完治するということだ。
ラクスは ゲームの中で、 フィリアのために一生懸命病気を治す方法を探していた。
あれ? ひょっとして今回もそうなんじゃないのかな。ラクスが 私に惚れていたなんて、 素敵な勘違いにも程があるよ。
私は思わず自分の頭を 抱えた。すると、ラクスは心配するように私のことを見つめてきた。
「ごめん。エリカを怒鳴ったんじゃないんだ」
「わかってるよ。 フィリアのためだもんね」
私が無意識にそう呟くと、ラクスは目を見開いて、私の肩を激しく揺さぶった。
「どうして、その事を知っているんだ!? まだ打ち明けていないのに!」
おっと、いけない。墓穴を掘ってしまったかな。穴があったら入りたい心境だったけど、これじゃないよ!
「よし。聞き耳をたてているヤツはいないようだな」
なるほど。ラクスは盗み聞きされるのを警戒していたんだね。プリシラとリアラの恋愛に対する異様な盛り上がりかただけを見れば、魔法でこちらの様子を 伺いそうだからね。でも、基本的にはいい子だから、二人とも自重しているはずだよ。ウズウズして、妄想話でテンションがおかしくなっていそうだけどね。
「それで、何の話なのかな?」
「それは、その・・・・・・」
ラクスは顔を赤くしている。私までドキドキしてきたよ。考えてみたら、前世でも男の子に呼び出されたことなんて一度もなかったからね。どうしても意識してしまうよ。
「金貨・・・・・・」
「金貨?」
私は オウム返しに聞き返した。金貨を支払うから付き合えって? それは随分と 爛れた関係だね。・・・・・・いや、まだそうと決まったわけではないけどね。
メイド達の休憩時間の ガールズトークをこっそりと聞いてみると、貴族の男が気に入った平民の女の子をお金で手にいれることがあるそうなんだよ。平民は貴族に逆らえないから、例え不快な相手でもお付き合いを断れない。しかも結婚相手は貴族令嬢の中から選ぶから、完全に遊び相手で、最終的には捨てられてしまうとのことだった。
私はただの遊び相手として目をつけられたってことかな。でも、私には一応王族の後ろ楯があるはずだから、気軽に付き合える相手ではないと思う。
それに何より、ラクスの表情は真剣そのものだ。気持ちを疑うのは失礼だよね。
私はゆっくりとラクスの言葉を待つことにした。
「エリカは 金貨9999枚で魔法を一回発動することができるんだよな?」
「? うん、そうだよ」
ラクスはまずは世間話から始めて、告白のタイミングを 見極めるつもりなのかな。私は取り敢えず 話を合わせてあげることにしたよ。
「 もしも魔法を発動することができたとして、どんなことまで可能なんだ?」
魔王を一撃で倒せるよ。なんて絶対に、口が滑っても言えないよね。さて、どう答えるべきなのかな。
「まあ、クルセイラ・・・・・・様と同じ魔法は使えると思うよ。・・・・・・ 金貨9999枚あればね」
王候貴族なら用意できないこともないのだろうけど、あまりにも燃費が悪すぎるからね。大抵のことは他の魔術師にやってもらうことになるんだよ。私の出番は皆無と言えるね。
・・・・・・本当に私は、才能の無駄だよ。無駄遣いすらできないと来たものだ。
泣いてなんていないんだからね!
改めて実感させないでほしいな。ラクスに悪気はないんだろうけど、本当にどういうつもりでこの話題をしているのかな。事と次第によってはただでは置かないよ!
いや、言ってみただけ。私は平和主義だからね。争い事は苦手なんだよ。
「それじゃダメなんだ!」
ラクスは、なぜか大声で訴えかけてきた。
「えっ・・・・・・??」
クルセイラは 世界一の魔法使いなんだよ。 彼女と同等の魔法が使えるなら、 普通は文句を言われる はずないんだけど・・・・・・ それでも不十分って、ラクスは どんなとんでもないことを望んでいるのかな。
実はラクスは、何かの黒幕だったのかな!?
いや、まさかね。そんな設定はなかったはずだよ。でも、設定通りならそもそも私とラクスの接点もなかったはずなんだよね。ネクヒロには私も、ママも登場しなかった。
いないはずの私が存在していて、逆にラスボスのはずのアスモデリアをあっさりと退場させてしまった。シナリオを破綻させてしまったから、登場人物にも何らかの影響はありそうだよね。その筆頭はプリシラだけど・・・・・・ 攻略対象者のフレドリックも微妙に性格が違う気がする。ラクスも ゲームとは違う一面があるのかもしれないね。
ラクスは フレドリックの妹の フィリアが初恋の相手だったはずたからね。私に惚れる今の状況は ゲームでは絶対にありえないことなんだよ。
フィリアは病弱で、 3歳になった今でも歩くことができない。 私も3歳まで歩けなかったから、 彼女の気持ちはよくわかるよ。
フィリアの場合は私と違って、 ゲーム中盤まで歩けなかったけどね。 ゲームの中で 万能薬か 伝説のロスト マジックを見つけると、 彼女の病気を治すことが できる。
ちなみに私は フィリア の病気を治すロストマジックも 発動させることが可能だけど・・・・・・ 金貨9999枚の 条件が 最大のネックなんだよね。 逆に言えば 金貨の条件さえ満たせば、 フィリスの病気はあっさりと完治するということだ。
ラクスは ゲームの中で、 フィリアのために一生懸命病気を治す方法を探していた。
あれ? ひょっとして今回もそうなんじゃないのかな。ラクスが 私に惚れていたなんて、 素敵な勘違いにも程があるよ。
私は思わず自分の頭を 抱えた。すると、ラクスは心配するように私のことを見つめてきた。
「ごめん。エリカを怒鳴ったんじゃないんだ」
「わかってるよ。 フィリアのためだもんね」
私が無意識にそう呟くと、ラクスは目を見開いて、私の肩を激しく揺さぶった。
「どうして、その事を知っているんだ!? まだ打ち明けていないのに!」
おっと、いけない。墓穴を掘ってしまったかな。穴があったら入りたい心境だったけど、これじゃないよ!
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