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【EP-03】〇(カエデ)

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EP-3 【初めての逆転】
次の日、カエデはいつも通りの朝のルーティンを済ませている。
カエデ
「今日もあの悪ガキ達が居るんだろうな~ノブ君を捕まえればいいから楽だけど」

いつものイタズラにも慣れたものであるカエデは対処法が決まっていた
ミユキ
「カエデ~支度は済んだの~?」
カエデ
「終わってるよ~!行ってきます!」
ミユキ・タロウ
「行ってらっしゃい」

元気よく玄関を開く

カエデ
「よし!今日も撃退しますか!」
ミユキ
「カエデはダイキちゃんには当たりが強いんだからほどほどにね~」
タロウ
「そうだぞ!あんまりやり過ぎるとそのうちしっぺ返しが来るかもな!」

いつもイタズラされその都度3人がどうなっているかを知っているミユキとタロウはそう忠告してくる。

カエデ
「いいのよ!あいつ等は昔からあれなんだし!」
タロウ
「まぁそうかもしれないがほどほどにな!ハハハッ」
カエデ
(お父さんとお母さんが珍しく言ってきたわね・・・確かにやり過ぎは一応可哀想かも・・・でも、ダイキ達に遠慮する必要あるかしら?)

タロウ、ミユキの見送りはいつもの事だが珍しく忠告してきた。
親のセンサーが敏感なのか今日に限っては悪ガキ達はいつもと違うことをしようとしていたのだ。
そんなやりとりをしつつ玄関を開け外に出るカエデ。
いつもは家から少し出た所でバトルが始まるのだが今日は来ない。
バス停まで半分の所まで歩いたのでそろそろ来るかと思っていたが不思議に思うカエデ

カエデ
「昨日のが効いたのかな?まぁ楽でいいけども」

来ると思っていたので少し拍子抜けだったが来ないなら来ないで楽だと思うカエデ
そして7時50分にいつものバス停についた
このバス停はベンチの後ろには田んぼ、目の前はひまわり畑がある。

カエデ
「涼しい~まさか悪ガキ共が来ないだけでこんなに楽だとはね・・・この楽さを知った今、次来たらどうしてやろうかな。最初からダイキを本気で捕まえておとなしくさせようかな。朝の癒しは目の前のひまわりと後ろの田んぼだけだわ~♪」

ベンチに座り後ろの田んぼを眺めながら呟くカエデ
一方、噂の悪ガキ達は・・・

ダイキ
「ちっ・・・カエデの乗るバス停が遠いのを忘れてた」
カケル
「ねぇダイキ・・・僕ら走らないと遅刻しちゃうんじゃない?」
ノブタ
「えぇ~・・・走るの嫌だって昨日言ったのに・・・」

目の前のひまわり畑に潜んでいた・・・

ダイキ
「もう長いこと待ってんだ変更はできねぇ!今何時だ?」
カケル
「7時45分だね。バスが8時ぐらいに来るから残り時間は15分ぐらい」
ダイキ
「そして俺らの学校まで歩いて30分ちょい・・・ギリだな。ノブ諦めろ走るぞ」
ノブタ
「えぇ~。。。」
そんなダイキ考案の計画性なしの作戦に振り回されている2人
ダイキ
「今日こそカエデを倒せるかもしれないんだ!遅刻もやむなし!」
ノブタ
「僕たちは倒そうとは思ってないんだけど・・・」
カケル
「ノブ。言っても無駄だ。僕は諦めてる。」

そしてとうとう安心している様子のカエデが来る

カエデ
「涼しい~まさか悪ガキ共が来ないだけでこんなに楽だとはね・・・この楽さを知った今、次来たらどうしてやろうかな。最初からダイキを本気で捕まえておとなしくさせようかな。朝の癒しは目の前のひまわりと後ろの田んぼだけだわ~♪」
ダイキ
「カエデの奴とうとう大将の俺を狙いに来たか・・・」
カケル
「確かに効果的だね」
ノブタ
「僕の頭が割れる心配がなくなって安心だよぉ」
ダイキ
「やっぱここで一度勝っておかないと全敗だ!そろそろ突撃いくぞ!」
カケル・ノブタ
「おー!」

カエデがバス停に着いたのを確認し後ろを向いていることで突撃を開始する3人。
3人とも茂みに隠れ顔だけ出している・・・なんとも情けない格好である。

カエデ
(今日は平和だわ~・・・)
3人が近くに居るのも知らずにリラックスしながらカエデはバスを待っている。
時刻は7時50分

カエデ
「そろそろ来るかな~時間ピッタリにいつも来ないのよね~困る~早かったり遅かったり・・・」

そんなカエデの後ろから来る一人の影・・・

カエデ
「?」
ダイキ
「くらえカエデ!先制バックアタック!(モミュン」

後ろから不意打ちで胸を揉まれるカエデ

カエデ
(・・・えっ!?なになに!?どういうこと!?)
ダイキ
(うわぁ!ユカリちゃんの胸よりやわらけぇ!楽しい!)

遠慮なく思いっきりカエデの胸を揉みまくるダイキ

カエデ
「んっ・・・いい加減にしろ!」

カエデがたまらずダイキを振り払う

ダイキ
「うわっ!」
カケル
(あっ・・・)
ノブタ
(あぁ・・・)

そんな光景を見てしまった2人は小声で落胆の声をあげる。
2人が見たものはカエデに振り払われ尻もちをついているダイキ
そして怒りの形相で立っているカエデ

 カエデ
「あんたねぇ!こんな事していいと思ってんの!このエロガキ!」

激怒するカエデが手を振り上げようとする
対してダイキも反撃する。

ダイキ
「カケル!ノブ!今だ!」
2人
「アイアイ!」
カエデ
(こいつ等何処にいたの!?何する気・・・!?)

そしていつのまにか後ろに回っていた2人腕を抑えられるカエデ
カエデが焦る

カエデ
「ちょっと!離してよ!カケル君、ノブ君!」
カケル
「すいません、カエデさん。罰なら後でダイキに!」
ノブタ
「カエデお姉ちゃん~ごめんねぇ・・・」

子供とはいえ男子、カケルはともかくノブはぽっちゃり系で気弱だが力は強い
そんな状況でのカエデの抵抗虚しく
ダイキが勝ち誇る顔をする

ダイキ
「俺達の勝利だな!カエデ!」
カエデ
「こんな所まで来て仕掛けてくるとは思わなかったわ・・・」

呆れるカエデ

カエデ 
(ならさっきのはイタズラを成功させるための行為か・・・そうよね。あんな風に胸になんていつもしてこなかったし)
カエデ
「ほらほら。私の負けでいいから早く腕、離しなさい。あんたらの勝利記念?のために怒らないであげるわ」
カケル
「え!ほんとですか!」
ノブタ
「今回ばかりはもうだめかと思ったよぉ」
ダイキ
「いや待て!まだだ!」

和やかな雰囲気が流れそうな中、主犯が待ったをかける
もうイタズラは終わりだろうと思ったカエデ、カケル、ノブタは首をかしげる

ダイキ
「せっかく勝ったのにこのまま終わるのは面白くない!」
カエデ
「何言ってんのよ。もう私が負けたじゃない。」
ダイキ
「勝者が怒られないだけなんて理不尽だろ!こっちは散々殴られたのに!」
カケル・ノブタ
「それはダイキが悪い」
ダイキ
「お前らここで裏切んな!」
カエデ
「それで?何が言いたいのよ?何か欲しいの?」
ダイキ
「欲しいものはあるけど、まずは今までの恨みを晴らさせてもらう!」
カエデ
「ふーん?まぁやってみたら?」
(どうせ大したことはできないだろうし)

カエデが余裕の笑みで言う。

ダイキ
「このっ!これでどうだ!」

カエデの正面に立ちスカートを思い切りめくる

カケル
「ダイキ!?」
ノブ
「ダイキ君!?」
カエデ
「・・・!?」
2人が驚愕する中、カエデも顔には出さないが驚いていた。
(はぁ・・・これならいつものイタズラだけど少し恥ずかしいわね。
こんな堂々と正面から見られたのは初めてだし、でもこの程度で終わるなら問題ないか・・・)
「もう満足したでしょ?そろそろバスが来るだろうし離してよ」
(さすがにもうやる事思いつかないだろうし、)

ダイキ
「まだだ!」
ノブタ
「でもダイキ君~僕らも時間ないんじゃない?」
ダイキ
「バスは8時にくる!ならバスが来る時間までは問題ないはずだ!バスが来るまでカエデにイタズラを仕掛ける!」
カエデ
「え、まだやるわけ!?」
(終わったと思ったのに!)
ノブタ
「で、でも大丈夫なのぉ?バスが来る時間までに何かできることあるぅ?」
カケル
「あと5分もないよダイキ」
ダイキ
「知らん!やれそうな事をとことんやるんだ!」
(あと1つ2つはやりたい・・・なにかないか!?何かあるだろ!?・・・よし。これだ!)

恨みを晴らせるとあってやりたい事が一気に頭を駆け巡り、その中から取捨選択して行動を起こす

ダイキ
「次はこれだぁ~!胸に攻撃!」
カエデ
「・・・はぁ?まだやるの?もう終わりって雰囲気だったじゃない?」
ダイキ
「さっきと一緒と思うなよ!こうする!」

カエデのブレザーを開けシャツのボタンを慣れない手つきで上から外していく
そしてとうとう日焼けしていない綺麗な白い肌が見えてくる

カエデ
「・・・・!?!?またあんた、なにしてっ!?」

これにはイタズラに慣れているカエデも動揺し恥ずかしくなり身を捩じらせる
しかし、2人に拘束されたままなので思うように動けず
結局3人の悪ガキ達の目の前でその白い肌と大きな胸を見せつける形になってしまった。
悪ガキ3人
「うわぁ!すげぇ~!」

思わずカケルまでもが小学生並の感想を言い、顔が赤面してしまうほどに
カエデの体は○学生には刺激が強い物だった

カエデ
「・・・うぅ!見るなエロガキ共!早く離してよ!バスが来ちゃう!」

バスがいつ来るかわからないハラハラと
いつも何だかんだ楽しく過ごしていた悪ガキに自分のあられもない姿を凝視されている状況に
思わず涙目になるカエデ

3人
「あと少しだけ!」
カエデ
「・・・もう許してよぉ!」

カエデの願いもむなしく
とうとうダイキが正面から揉み始める

ダイキ
「すげぇ・・・揉まれてる時の胸ってこんな感じで動いてんのかぁ・・・!」
ノブタ
「ダイキ君!僕も触るぅ!」
カケル
「すごい・・・」

ダイキの行動に触発され2人も後ろから揉み始める

3人
(やばい。なんかすごく体が熱くなってきた気がするぞ)
(うわぁ・・・カエデお姉ちゃんの胸すごいことになってるよ~・・・)
(み、見えそうっ!僕は何をみせられているんだ!?いや考えちゃだめだ!)

そんな3人からの行為に耐え切れなくなったのかカエデはついに泣き出してしまう。

カエデ
「ひぐっ・・・ぐすっ・・・もうお願いだから私のおっぱい揉まないでよぉ・・・」
ダイキ
「これおっぱいって言うのか・・・カケル知ってた?(もみもみ」
カケル
「聞いたことはあるけど・・・(もみもみ」
ノブタ
「・・・・・・(もみもみ」

カエデのお願いも興奮している3人には届かず話しながらも手は休めない

ダイキ
「この布の下のおっぱいはどうなってんだろ?(もみもみ」
カエデ
「!?駄目よそれは!やめて!」

ダイキがブラに手を掛けようとしたその瞬間バスの音が聞こえる

カケル
「・・・!ダイキやばい時間だ!」
ダイキ
「あと少しだったのに!」
ノブタ
「いいから急ごうよぉ・・・」

一気に現実に引き戻された3人はカエデを解放し、急いでカエデの身なりを整え退散しようとする。

カエデ
「ちょっと待って?悪ガキ共、怒らないとは言ったけどさすがにやり過ぎだよね?」
拳骨の構えをとるカエデ
ボカッ×3
3人
「痛い!」
カエデ
「これくらいで済ませてもらえて感謝しなさいよ!早くさっさと学校行きな!」
3人
「わかった~!あ、おはよう!いってら~!」
カエデ
「おはよう!今更感あるけど・・・」
(・・・いきなりの事で怖くなって泣いちゃったけど中身が変わったわけじゃなさそうで良かった。次からはしっかり叱らないと、どうなるか…)

バスに乗れたカエデは安堵の表情を浮かべるが、先ほどの行為や、ダイキ達に泣いてしまった悔しさや恥ずかしさを思い出し、気を付けようと気を引き締める。
だがこれをきっかけにダイキとカケル、ノブタからカエデの予想通り性的なイタズラをされる事が多くなっていく・・・
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