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勇者と魔王 編
46 誰のためでもなかった 〈Side R〉
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* 回 想 *
やっとここまで来た。
幼少期に前世を思い出してから、自分の生き方を選ぶタイミングは何度もあった。
けれど、すべての時間を魔王に会うための──彼に見合う存在になるための研鑽に費やした。
後悔はない。
自分で選んだ生き方なら、胸を張れる。
この世界に生まれて、彼の名前がベクトルドであること、自分の名前がリオンであることを知った。
本編や開発者インタビューでも開示されていない情報だった。
魔王や勇者という呼称に親しみがあるから、固有名詞があることに違和感があるが、名前で呼び呼ばれるのは悪い気はしない。
転生前に会話した女神によると「数々の世界は互いに影響しあっている」らしい。
地球・日本で開発されたソシャゲ《あかきひの誓い(略してあかちか)》は、テラルとルナニカが睨み合うこの多次元的世界の思念に地球のシナリオライターが影響を受けて──つまり天啓を得る形で──生まれたんだとか。
ほとんどのフィクション創作はどこかの世界の正史で、地球の歴史もどこかの世界のフィクション創作になっているとかなんとか……うーん、むずかしいことはわからない。
モデルになった世界があるとして、どうでもいい。
私は「《あかちか》の世界に生まれたい」と女神に願った。
前世の善行を評価され、願いはチート付きという特別待遇で聞き入れられる。
それが今世。
好きな世界でのんびり生きていければ、種族や立場はなんでも良かった。
けれど人間の王家に生まれ、原作本編と重なる時期に成人すると気付いたら、自分があの物語の主人公になるのだと確信せざるを得なかった。
なら、もっと大胆にやりたいことをやろうと思った。
「魔王ー!」
野暮用から帰宅して早々、魔王がいる居間に直行し、飛びつくように抱き付いた。
「勇者! どうしたのだ~、今日もちいこくてかわいいなぁ」
ぎゅっと抱きしめ返されて、人生が報われたように感じる。
ディスプレイ越しでしか会えなかった存在に、こうして触れられる。
微笑みかけてもらえる。
しかも、一緒に暮らしてる。
愛し合っている。
すごいことだ。
何度も噛み締めて、感動してしまう。
プライベート空間である居館のほか、鍛冶場とか礼拝堂とか、塔や回廊のダンジョンまである魔王城の探検は飽きない。城の外も冒険でいっぱいだ。
魔王の服、表情、プライベートの様子なども、ゲームではわからない細かいことだから、ここで生活するだけで多くの発見があってたまらなく楽しい。
お土産を持って帰れば、暖かくてたくましい腕に抱きとめられる。
私の帰りを待っていてくれて、なんでも受け入れてくれる彼は、やっぱり最高。
私にとって、魔王は前世の恩人だ。
《きよらみづ会》の一人息子に生まれ、三歳で降寄様となった私に自由はなかった。
本部行事に支部行事のほか、依頼があれば父と全国どこにでも出張していたから、学校もほとんど休んだ。
当時は災害ボランティアがあちこちで必要とされていて、きよらみづ会は積極的に被災地と連携をとっていた。私も子供ながらにやれることはなんでもやったし、日々更新される災害支援の常識を父と一緒に食らいついて勉強した。
十八歳ごろからはストリートスナップをきっかけにファッション系インフルエンサーとしても活動することになり、そっちを噛ませた慈善活動も増えてなおさら我を殺して生きた。
その忙しさを受け入れていたし、どんな活動をしてもカルトの手口だとバッシングされることは日常で気にならなかった。言いがかりを気にしても仕方がない。
父と私の関係について騒ぎ立てる人も多かったが、ほとんどが正義ぶるためにショッキングな話題を好む野次馬だった。
私自身は父の教育を苦痛に思ったことはない。彼なりに愛情を注いでくれていることはわかっていたから。
あの人は、現代のセーフティネットからこぼれ落ちた人や地域へ迅速に介入するためには、徹底的な信心に支えられた労働力と金が必要だと心から信じていた。
そして、自分の子供にそれらを扱えるだけの道徳と、知識と、覚悟を与えたかっただけ。
助けを求める人がそばにいるのに顔を背けて生きるみじめさを、 父は一番嫌っていた。
私の悩みは他にあった。
同年代の人が享受するものごとを、なぜ私だけ許されないのか。──責任があるからだと理解しながらも、自問自答をやめられなかった。
友達と遊ぶこと、恋人を作ること、やりたいことを選ぶこと。
制約の多い生活の中で、《あかちか》だけはいつでも私に寄り添ってくれた。
性別が明示されていない主人公・勇者は、人間の国の平和を守るために仲間たちと冒険の旅に出る。
幼馴染やライバル、許嫁……どのキャラクターとの交流も個性豊かで好きだったが、何より惹かれたのは敵である魔王だった。
メインの敵キャラは魔王の配下たちだから、魔王そのものは登場が少なく、主人公との会話イベントもほとんどない。ヴィランサイドのサブ会話やカードキャプションが貴重な情報源になっている。
役割を持って生み出された存在。民のために身を切り分け、平坦な時代を生きる。
──私と似ていると思った。
違うのは、勝手な理想や悪評を押し付けられ、消耗してなお腐ることなく、役に対して一途なところ。
責任を愛し、尽くすことを惜しまない姿が美しくて、私もそうあれたらいいと憧れた。
彼のかっこいい姿と共に自分の降寄様というキャラクターを完成させ、鎧のようにまとって生きた。
私が最期までおかしくならなかったのは彼のおかげだ。
数百年前までの魔王はもっと汎愛的で、異邦人である人間に対しても慎重だった。
キヴァバイパの崩壊以降、年々 性格が攻撃的になっている。
原作では、勇者がルナニカでさまざまな事件を起こすせいで魔王の人間嫌いが加速し、不安定になってしまう。
そして暴走する。
……彼はいつも断罪されるけれど、どう考えたって被害者だ。
たとえば、100人に一回ずつ殴られたひとりが、仕返しにひとりで100人を一回ずつ殴ったら、100人殴ったほうが凶悪なのか?
主人公サイドのほうが、目先のエゴだらけで道理を無視している。
だから、私が《あかちか》に介入できるのなら、魔王を幸せにする。報われるべきだから。
これ以上 壊れないように、私が救い出す。
彼と私は誰にも邪魔されない余生を過ごす。
やれなかったことを二人でたくさんやる。
生まれてきたことを喜びあい、生きることをめいっぱい楽しむんだ。
メインストーリーが完結しているため、本編は何周もしてる。
分岐する未来を知り尽くしているも同然だ。フラグ管理すればストーリー展開の誘導なんて難しいことではない。
魔王というキャラクターのことはよく知っている。好感度はカンストしてるだろうし、無茶な要求をしても通るはずだ。
「ねぇ、聞いて欲しいことがあるんだけど」
日頃から私にわがままを言われたがっている魔王は、予想していた通りに聞く姿勢になってくれた。
特に前置きもせず要求を口にした──瞬間、魔王の表情を見て背筋が凍った。
なんでそんな顔するの。
確かにこの頼みはあなたが絶対にイヤなことだろうけど、好感度も上げてるし、単純な人格なんだから、難しく考えたりしないでしょ。
まるで心があるみたいに、傷付いた顔しないでよ。
この世界は、私のお人形遊びのための箱庭。
ここは《あかちか》──ゲームの世界。
……なんだよね?
多次元世界のどこかには、《あかちか》のモデルになった歴史があるとは女神も言っていたけれど……まさか、まさかね。
やっとここまで来た。
幼少期に前世を思い出してから、自分の生き方を選ぶタイミングは何度もあった。
けれど、すべての時間を魔王に会うための──彼に見合う存在になるための研鑽に費やした。
後悔はない。
自分で選んだ生き方なら、胸を張れる。
この世界に生まれて、彼の名前がベクトルドであること、自分の名前がリオンであることを知った。
本編や開発者インタビューでも開示されていない情報だった。
魔王や勇者という呼称に親しみがあるから、固有名詞があることに違和感があるが、名前で呼び呼ばれるのは悪い気はしない。
転生前に会話した女神によると「数々の世界は互いに影響しあっている」らしい。
地球・日本で開発されたソシャゲ《あかきひの誓い(略してあかちか)》は、テラルとルナニカが睨み合うこの多次元的世界の思念に地球のシナリオライターが影響を受けて──つまり天啓を得る形で──生まれたんだとか。
ほとんどのフィクション創作はどこかの世界の正史で、地球の歴史もどこかの世界のフィクション創作になっているとかなんとか……うーん、むずかしいことはわからない。
モデルになった世界があるとして、どうでもいい。
私は「《あかちか》の世界に生まれたい」と女神に願った。
前世の善行を評価され、願いはチート付きという特別待遇で聞き入れられる。
それが今世。
好きな世界でのんびり生きていければ、種族や立場はなんでも良かった。
けれど人間の王家に生まれ、原作本編と重なる時期に成人すると気付いたら、自分があの物語の主人公になるのだと確信せざるを得なかった。
なら、もっと大胆にやりたいことをやろうと思った。
「魔王ー!」
野暮用から帰宅して早々、魔王がいる居間に直行し、飛びつくように抱き付いた。
「勇者! どうしたのだ~、今日もちいこくてかわいいなぁ」
ぎゅっと抱きしめ返されて、人生が報われたように感じる。
ディスプレイ越しでしか会えなかった存在に、こうして触れられる。
微笑みかけてもらえる。
しかも、一緒に暮らしてる。
愛し合っている。
すごいことだ。
何度も噛み締めて、感動してしまう。
プライベート空間である居館のほか、鍛冶場とか礼拝堂とか、塔や回廊のダンジョンまである魔王城の探検は飽きない。城の外も冒険でいっぱいだ。
魔王の服、表情、プライベートの様子なども、ゲームではわからない細かいことだから、ここで生活するだけで多くの発見があってたまらなく楽しい。
お土産を持って帰れば、暖かくてたくましい腕に抱きとめられる。
私の帰りを待っていてくれて、なんでも受け入れてくれる彼は、やっぱり最高。
私にとって、魔王は前世の恩人だ。
《きよらみづ会》の一人息子に生まれ、三歳で降寄様となった私に自由はなかった。
本部行事に支部行事のほか、依頼があれば父と全国どこにでも出張していたから、学校もほとんど休んだ。
当時は災害ボランティアがあちこちで必要とされていて、きよらみづ会は積極的に被災地と連携をとっていた。私も子供ながらにやれることはなんでもやったし、日々更新される災害支援の常識を父と一緒に食らいついて勉強した。
十八歳ごろからはストリートスナップをきっかけにファッション系インフルエンサーとしても活動することになり、そっちを噛ませた慈善活動も増えてなおさら我を殺して生きた。
その忙しさを受け入れていたし、どんな活動をしてもカルトの手口だとバッシングされることは日常で気にならなかった。言いがかりを気にしても仕方がない。
父と私の関係について騒ぎ立てる人も多かったが、ほとんどが正義ぶるためにショッキングな話題を好む野次馬だった。
私自身は父の教育を苦痛に思ったことはない。彼なりに愛情を注いでくれていることはわかっていたから。
あの人は、現代のセーフティネットからこぼれ落ちた人や地域へ迅速に介入するためには、徹底的な信心に支えられた労働力と金が必要だと心から信じていた。
そして、自分の子供にそれらを扱えるだけの道徳と、知識と、覚悟を与えたかっただけ。
助けを求める人がそばにいるのに顔を背けて生きるみじめさを、 父は一番嫌っていた。
私の悩みは他にあった。
同年代の人が享受するものごとを、なぜ私だけ許されないのか。──責任があるからだと理解しながらも、自問自答をやめられなかった。
友達と遊ぶこと、恋人を作ること、やりたいことを選ぶこと。
制約の多い生活の中で、《あかちか》だけはいつでも私に寄り添ってくれた。
性別が明示されていない主人公・勇者は、人間の国の平和を守るために仲間たちと冒険の旅に出る。
幼馴染やライバル、許嫁……どのキャラクターとの交流も個性豊かで好きだったが、何より惹かれたのは敵である魔王だった。
メインの敵キャラは魔王の配下たちだから、魔王そのものは登場が少なく、主人公との会話イベントもほとんどない。ヴィランサイドのサブ会話やカードキャプションが貴重な情報源になっている。
役割を持って生み出された存在。民のために身を切り分け、平坦な時代を生きる。
──私と似ていると思った。
違うのは、勝手な理想や悪評を押し付けられ、消耗してなお腐ることなく、役に対して一途なところ。
責任を愛し、尽くすことを惜しまない姿が美しくて、私もそうあれたらいいと憧れた。
彼のかっこいい姿と共に自分の降寄様というキャラクターを完成させ、鎧のようにまとって生きた。
私が最期までおかしくならなかったのは彼のおかげだ。
数百年前までの魔王はもっと汎愛的で、異邦人である人間に対しても慎重だった。
キヴァバイパの崩壊以降、年々 性格が攻撃的になっている。
原作では、勇者がルナニカでさまざまな事件を起こすせいで魔王の人間嫌いが加速し、不安定になってしまう。
そして暴走する。
……彼はいつも断罪されるけれど、どう考えたって被害者だ。
たとえば、100人に一回ずつ殴られたひとりが、仕返しにひとりで100人を一回ずつ殴ったら、100人殴ったほうが凶悪なのか?
主人公サイドのほうが、目先のエゴだらけで道理を無視している。
だから、私が《あかちか》に介入できるのなら、魔王を幸せにする。報われるべきだから。
これ以上 壊れないように、私が救い出す。
彼と私は誰にも邪魔されない余生を過ごす。
やれなかったことを二人でたくさんやる。
生まれてきたことを喜びあい、生きることをめいっぱい楽しむんだ。
メインストーリーが完結しているため、本編は何周もしてる。
分岐する未来を知り尽くしているも同然だ。フラグ管理すればストーリー展開の誘導なんて難しいことではない。
魔王というキャラクターのことはよく知っている。好感度はカンストしてるだろうし、無茶な要求をしても通るはずだ。
「ねぇ、聞いて欲しいことがあるんだけど」
日頃から私にわがままを言われたがっている魔王は、予想していた通りに聞く姿勢になってくれた。
特に前置きもせず要求を口にした──瞬間、魔王の表情を見て背筋が凍った。
なんでそんな顔するの。
確かにこの頼みはあなたが絶対にイヤなことだろうけど、好感度も上げてるし、単純な人格なんだから、難しく考えたりしないでしょ。
まるで心があるみたいに、傷付いた顔しないでよ。
この世界は、私のお人形遊びのための箱庭。
ここは《あかちか》──ゲームの世界。
……なんだよね?
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