【長編】ハンニバルさんと大スキピオさんが、ただひたすら日本で生活してる「だけ」のお話【日常】

こだいじん

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第1部

天照さんに泣かれたんだが?

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「可愛そ過ぎますううううう!!」
 がしいいい!!と、力強く天照さんは、かのヘルメスの肩を掴んで離す事なく、鼻水と涙をべちゃべちゃに垂れ流しながら、言ってきました。

 何で日本に僕、ヘルメスがいるかって?
 諏佐尚って知り合いからハデスさん宛にツミッターで連絡が来て。

「何か姉貴がそっち西洋界隈で不遇扱いさせた無能陣営おりすぎやろ!どないやねん!ってめっちゃ怒って、まーた【天岩戸】に引きこもってる、タスケテー」
 
 大体の流れを説明すると、ハンニバルと大スキピオの最後を「知っちゃった」天照さんが暗涙の涙を流しながら激怒ぷんぷん丸状態で天岩戸から出てきて、ご自分から「何で引きこもってたのか」を説明されたのよ。

カルタゴの英雄と、ローマの英雄の人生のラストをみた天照さん。 

「なんなんですかああああ!ラストの扱いはあああああ!!悲惨!!悲惨じゃないですかあ!我が国ならこんな扱いしませんからああああああ!」

 もーね。べちゃべちゃのぐちゃぐちゃに泣いてました。

「事情は分かりましたけど、てか何でそんなに泣いてるんですか!?貴女仮にも序列一番上でしょうに」

「いいんですううう!んなこたあ!日本は序列上の神様でも泣く設定なんですううう!!!テメエん所の今の神様新約聖書とかに出てくる例のあの人よか人の心、めっちゃありますうううう!!」

「わああああああ!!それバ◯◯ン市国さんが中指立ててくる奴ですからああ!!天照の姐さん!落ち着いて!!はい!深呼吸!深呼吸して!」
「スーハー!スーハー!ヘルメス君!分かったら【エリシュオン】って所の近くで喧嘩してる爺ちゃん二人を、今から【我が国】にご招待します!そんでぐうたら【満喫生活】させるんやるんですう!!はい、パスポートとかその他諸々!!」

「いいのかなあ……まあ、楽しんでくれるなら。いっか」

 って事で。
 ゼウスのおっちゃんの家近くで合いも変わらず【殴り合い】してる例の二人を取っ捕まえてきました。
 ついでにゼウスのおっちゃんにも、経緯を説明すると。

「づれでげええええええ!!!じあわぜになあああああああ!!」

 って天照さん以上に泣いてました。
 いや、あんたも泣くんかかい。

「やーっと連れ来ましたよ!ただ…」
「ただ?」
「やれ包囲殲滅戦チョビヒゲ戦車作戦とか、やれ共和制主義ムッソリーニ状態とか、言わないで下さいね!!くれぐれも!!」

 天照さんは、少し俯いて。
 そのあと、かなり寂しそうにに笑って、ちょっぴり儚げに笑って言いました。

「分かってますよ、此方からは鹿言えませんから」
「??」
、ヘルメス君は…、あまり関わらない方がよろしいかと!」

 パン!!と手を叩き、にっこりピカピカの太陽の笑顔を見せる天照さんは、続けて言いました。

「まあ!【どんなことあっても】って事です!!例のお二人様、お連れできましたか??」
「え?あ、はい!乗り物象さん乗ってピレネーとアルプス越えて【カンナェ】で暴れまくった人と、その戦術パクり返して【】あしたローマの人、です!毎度!」
「まいどー!!ではでは行きますよー!現代日本にご招待~!!知識も技術も~まぜまぜからの~!よーみーがーえーれー!!えーーい!!」

 これは古代遥か彼方におっちんだ名将の【二人】が、「戦なし」の「現代の日本」でただ、ぐうたら「のんびり生活」するだけの、日常みたいな、時々懐かしのネタ2ちゃんねらー全開な、そんなお話。



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