【長編】ハンニバルさんと大スキピオさんが、ただひたすら日本で生活してる「だけ」のお話【日常】

第1部

カルタゴ｢ローマ？マジでやめて？｣

ーそれから2025年後ー
現代今の『遙か空の上』に三人のとてもとても有名な女神様が居ました。

開幕即効、咽び泣いて。
｢｢｢ローマ帝国衰亡史書いた人は偉い！！ローマ帝国は死ね史跡も史実も記録も記憶も文字通りに白紙状態になるのでいきなりトルコが産まれるええええええええええええええええええええええええ！｣｣｣

パソコンの画面がグーパンで粉々に粉砕したまま、咽び泣く天照さんがいました。

｢この時代のアホ丸出しな豚帝国は何回、人の心踏みにじるんですかあｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！｣
｢そうよ！そうよｵ゛ｵ゛ｵ゛ｵ゛ｵ゛ｵ゛ｵ゛ｵ゛ｵ゛ｵ゛ｵ゛ｵ゛ｵ゛ｵ゛！！言ったげて！天照ちゃん！！もっともっと、言ったげてええええええええ！！｣

黒髪ロングヘアが自慢の、『(自称)』美魔女枠代表【ヘラ】様が、泣きながら【霧島】を、手酌で継ぎながら、炙りイカを貪り食ってます。

なんだったらあの、【カエサル】の始祖神【ヴィーナス】さんが居ますが、見る影ないぐらいぐっずぐすに泣きくずれいるではありませんか！！

そうです！あの【ローマ】が誇る、芸術家『ボッティチェリ』さんが、描いた神作品。
『ヴィーナス誕生の誕生』の、【ヴィーナス】さんです！

すっぽんぽんですが、泣く姿も最早美しい！！
ヴィーナス様万歳！！オッパ〇は正義！！

そのヴィーナス様すら、泣きながらキレ散らかして【ユリウス家】を罵倒しまくってます！！

｢おがあざまあああああ！！ユリウス氏の氏族神になんぞ死んでも嫌ですわ！！｣
｢あんな【ハゲの氏神】なんぞになんか！私わたくし、なりとうない！！なりとうないで、ございますわあああああああ！スッラの孫娘と婚約して、ポンペイウスとクラッススと仲良く政治するとか、人の心無さすぎるやんけええええええ！！ユリウス家は【皆】死ねえええええええええええええ！！｣

ぐっずぐすに肝心のヴィーナスさんが泣きすぎて、

｢は？『トロイア戦争？』何それ起きんの？」状態です！！ 

ヘラ様、ヴィーナスさんは天照さん、三人の末路をタブレット、スマホ、パソコンでそれぞれ見終えた瞬間、肩振わせながら声を揃えて。

｢｢｢｢ユグルタ、スパルタクスと、ベリサリウスの最期があんまりだｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛！ なんならハンニバルとスキピオ・アフリカヌス並にあんまりだろーがｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ！なんでしれっとヒーロー面してるんだよ！カエサルよおおおお！！ユグルタとスパルタクスブチ切れ確定ルートだろうがあああああああああ！！！独裁官主にやらかしたのはスッラだがカエサルが言ったからカエサルが戦犯扱いと末期代表者は責任果たしてから【死ね】ええええええええええ｣｣｣｣

ドオオン！！！と、豪快にテーブルの上に日本酒『美丈夫』を置く天照さん。
ちびちびとそれを美味しそうに飲んでますが、涙で目が腫れてます。
天照さんの肴は、土佐備長炭で焼いた清水サバです。

｢ちょっと、何それ、魚？美味しいの？？｣

ヴィーナスさん、お魚さんに興味津々です。

｢サバですよ！ヴィーナスの姉御！食べるですか？！いるですか！食いやがれです！！｣

焼きサバが皿に盛られ、食欲をそそる。

｢これこれ！これ食べて辛いこと忘…れれるわけなあああああああい！母上！私、嫌でございます！あんな、カエサルハゲで女たらしの氏神になんぞ！！死んでもなりとうない！！！嫌でございまする！！【イリア】に今から金のリンゴお返し出来ませぬか？？｣
｢出来ないのよ…それが｣
｢おおお…嫌でございまする！嫌でございまするう！私《わたくし》、オリンポス山から降りますわ！！【レスボス島】周辺に隠居じまずううううううううう！！｣

｢えっ！ちょ！！んな勝手に決めていいんですか？！｣
ってまーた僕、ヘルメスが呼ばれちゃいましたよ。
あ。皆さんお久しぶりです。 

｢うっさいわねぇ！！アンタはカエサルとかスッラとユスティニアヌス、他とりあえずやらかした皇帝ピックアップして、叩き起すまでを40秒で支度しな！！｣

我が偉大なるヘラ様からの鬼オーダー、はいりまーす。

それを聞いて、クワっ！！と両眼がかっぴらく天照さん。

｢めっちゃ怖あ！！なんなんですか！ハデスと月読命さんからのクソこっっわい呼び出しが来たと思ったら！｣

そう、ヘルメスくんのツミッターにまーた、お助けのリプライが来たんです。

『ツクヨミ「なんでローマって人の心無いん？そういうとこやで？日本海に１回ガチで沈めたろか？」』

『ハデス｢日本海じゃ分からんレベルな身体が豚なローマ帝国に進化するからどないしよかなと！兄貴！ツクヨミの兄貴、どないしやしょう！｣』
『ツクヨミ｢なんでカルタゴ軍壊滅させるん？アホちゃうんかなって歴史長いからって調子乗りよりよったらお前」』
「「『滲み出す混濁の紋章　不遜なる狂気の器　湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる

爬行する鉄の王女　絶えず自壊する泥の人形

結合せよ　反発せよ　地に満ち己の無力を知れ　
破〇道の九〇十・黒〇棺』」」

ヘルメス君「『要約したら、カエサル達三頭政治トリオとスッラの共和政末期事故した組を叩き起して、切腹ローマ帝国の責任とらせてもっぺん死ねって事ですね、分かりま…【歴史】に穴すっごい空くから！！いきなり【イスタンブール】が産まれるからあああああああああああああああ！！』」

｢『ええやん、別に。ローマ帝国、名前覚えにくいねん。教科書ぺらんぺらんでもええやん？な！』｣

「ヘルメス君『いやいやいやいや！！良くない良くない良くない！ローマ帝国滅んだ後の十字軍遠征の時に、後輩国が居ないじゃないですか！！』｣

「ハデス『んなん、テキトーに【神聖ローマ帝国】とか、テキトーに名乗らせたらええやろうがい！』」

「ヘルメス君『違う国神聖ローマ皇帝は後のプロイセンからのドイツだからそれぇ！！国の位置がややこしいのが、２つも産まれたら、ロシアも吃驚するわあああああ！！』｣

「ツクヨミ『あいつらは【壁ぶち壊したら】産まれたやん？【ドイツも】やん？なっ？』｣

「ヘルメス君『何そのローマはひたすら壁とか城とか壊しまくりゃ【神聖ローマ第二帝国】になるやろなみたいなノリ！！こっっわ！！日本こっっわ』」
「ハデス『うわあ。引くわぁ、ツクヨミのそういう発想…』」
「ツクヨミ『ん？君らと同年代化ローマ並に歳は食っとるからな。耳は遠いからな、One more time. Repeat after  me』」
(カルタゴからの象さん添付しながら)

｢｢『サーセンしたぁ！！』｣｣