5 / 49
第1章至る平安
ヤマタノオロチ
しおりを挟む
準備万端で待っていると、山が揺れた。
ズルズルと何かを引きずるような音が響いてくる。
道の先から巨大な蛇が顔を見せた。口は人一人丸呑みできるくらいでかい。
なーんか、頭の数がバグってませんかね。八本あるように見えるんですけど。
くそ。これじゃ一つの頭を眠らせたとしても、他七つは動くぞ。
難敵すぎないか?
とりあえず、酒の瓶の後ろに隠れよう。
思ってたよりやばい相手だった。
基本的にこの体のスペックだったら圧倒できると思ったんだけどなあ。
俺、何か特殊能力持ってないかな。例えば、霧になって物理ダメージを無効化したり、血で剣を作ったり。なんなら時間停止を使えるって言う感じでもいいよ。
⋯⋯ あるかもしれないが、わからない。
今の所わかっているのは、優れた動体視力と、化け物じみたパワーの二つだ。
これでなんとか戦っていくしかない。
山神様は、俺に気づくことなく、瓶の中に争うように首を突っ込んだ。
なんなら本当に争っている。一つの体にくっついた首同士で喧嘩している。
意識は共有していないらしい。よかったと見るべきか。面倒と見るべきか。
一杯飲んでふらふらになった首を押しのけるようにして、次の首が瓶に首を突っ込んだ。
おっ。これはもしかしたらもしかするかもしれないぞ。
このまま全員毒入り酒を飲んでくれればいいんだが。
●
そううまくはいかなかった。
途中まではうまくいっていたのだが、前後不覚に陥った首が4本を数えた時点で、山神の方もおかしいと思ったらしい。瓶から離れて警戒の態勢をとる。
舌が四つの口からチロチロと出ては入る。
微塵も油断はしていないらしい。
なんなら俺が隠れている場所を4本の首が見ている。蛇にはピット器官があって、熱を感じられるんだったか。
蛇たちの最初の気分が人じゃなくて酒で良かった。
しかし、こうなっては手詰まり感が否めない。
もう酒を飲むことはないだろうし、毒から回復したら他の四つの首も起きるだろう。
そうなったらどうしようも無い。
敵の戦力が半分になっている今のうちに勝負をつけるべきだ。
俺は、瓶の後ろから体を表した。
シューシューという蛇の音が、一層激しくなる。
おそらく好みの姿をしているんだろう。蛇なのに美醜がわかるとはなかなかの審美眼だ。
だが、こちらもみすみす食われてやるつもりは毛頭ない。
「お前の血を全て吸い取ってやるよ。」
俺は笑った。鋭い犬歯が剥き出しになっているのを感じる。
蛇の化け物程度に、吸血姫たる俺が負けるものか。
なんなら日光の下でも生きていけるし真祖かもしれないまであるからな。
どう猛な戦闘欲が点火された。それとともに、手の爪が伸びて鋭く尖る。
「さあ、殺し合いと行こう。」
俺の言葉に、山神は行動で答えた。
四つの頭が全てこちらを狙って飛び込んでくる。
酒の時と同じだ。こちらのことを被捕食者としか思っていない。
気をつけろよ。この獲物はお前たちを殺すに足る牙を持っているぞ。
バラバラな飛び込みはこちらの動体視力があれば、簡単にかわすことができる。
かわしざまに、一匹の喉を爪で引き裂く。
鮮血が飛び散って、俺を満たした。
美味い。
しかも体力が回復した気がする。血さえ吸えればなんとでもなるな。
できるだけ傷を多くつけてやろう。
俺が喉をさいた首はのたうちまわっている。他の首はそれにお構いなく俺に迫ってくる。
まだ、バラバラでも食べられると思っているのだろうか。
それは甘い。
のたうつ蛇の頭がもう一頭の腹に当たる。一頭は頭をのけぞらせて、スピードダウン。ついで伸びる二つの頭とその顎門。
そのうちの一方に、俺は自分から踏み込んだ。
先ほどの喉の柔らかさなら、中からでも出てこれる。
すぐに爪で切り裂く。
大きく蛇が首を捻るが、こちらの速度の方が早い。上下が逆さまになることが、長い体感時間の中で容易に理解できる。重力が反転しようが、こちらの動きには何の制約も与えない。
なんども爪を振るえば、蛇の喉はズタボロになっていった。
「うりゃぁ!!」
思いっきり切り裂けば、外の光景が見えた。青い青い蒼穹そうきゅうが。
⋯⋯ 空だね。落ちるぞ。くそう蛇のやつのたうちまわって釜首をもたげるんじゃねえよ。
なんとか蛇の背中を足場にして地上に戻る。苔が生えていて、足場がしっかりしていたのは助かった。
喉を裂いた頭が二つ。毒でダウンした頭が四つ。
あとは二つだ。
ここにきて連携というのを覚えたらしく、二つの頭が、いやらしいタイミングで襲ってきた。
一方を躱せばもう一方からは逃げれらないそんな必中の構えだ。
蛇の牙が衣服を貫通して俺の体を貫いた。
背骨が圧砕される。
気持ち悪い感覚が腹に残る。
爪を思いっきりふりまわして足掻く。
まだまだ死なない。
血をかぶって回復するのと同時に横に回転して牙の位置から逃れる。
腹から血が吹き出しているけど、蛇の血は取り込めているからおあいこだ。
もう一度喉を引き裂いて、そして外へと飛び出した。
正面に驚いて動けない最後の蛇の顔がある。首の間で意識共有ができていないのが仇になったな。
爪を振り下ろせば、五つの爪痕がその頭を引き裂いた。
最後の蛇の頭が倒れたけれど、こちらのダメージも甚大だ。
なんとは言っても血が足りない。
吹き出している血飛沫を体内に取り込んでいく。
毒で倒れている方のとどめもさしていかないと。
血を啜っていく。
あれ、なんだか意識が遠くなっていくような⋯⋯。
そういえば、こっちの頭はあの毒が回っていたんだ。
ふりかけるだけで俺が簡単に昏倒した毒。
クシナダがどれだけ入れたか知らないけど、毒が回ったままの血を啜ったから、それはそうなるか⋯⋯。
それが俺の最後に考えていたことだった。
●
一年後、スサノオと言う人が訪ねてきて、山神様を退治すると言って山に分け入り、ヤマタノオロチの死骸を発見するのであった。彼はちゃっかりその手柄を自分のものにしたそうな。
ズルズルと何かを引きずるような音が響いてくる。
道の先から巨大な蛇が顔を見せた。口は人一人丸呑みできるくらいでかい。
なーんか、頭の数がバグってませんかね。八本あるように見えるんですけど。
くそ。これじゃ一つの頭を眠らせたとしても、他七つは動くぞ。
難敵すぎないか?
とりあえず、酒の瓶の後ろに隠れよう。
思ってたよりやばい相手だった。
基本的にこの体のスペックだったら圧倒できると思ったんだけどなあ。
俺、何か特殊能力持ってないかな。例えば、霧になって物理ダメージを無効化したり、血で剣を作ったり。なんなら時間停止を使えるって言う感じでもいいよ。
⋯⋯ あるかもしれないが、わからない。
今の所わかっているのは、優れた動体視力と、化け物じみたパワーの二つだ。
これでなんとか戦っていくしかない。
山神様は、俺に気づくことなく、瓶の中に争うように首を突っ込んだ。
なんなら本当に争っている。一つの体にくっついた首同士で喧嘩している。
意識は共有していないらしい。よかったと見るべきか。面倒と見るべきか。
一杯飲んでふらふらになった首を押しのけるようにして、次の首が瓶に首を突っ込んだ。
おっ。これはもしかしたらもしかするかもしれないぞ。
このまま全員毒入り酒を飲んでくれればいいんだが。
●
そううまくはいかなかった。
途中まではうまくいっていたのだが、前後不覚に陥った首が4本を数えた時点で、山神の方もおかしいと思ったらしい。瓶から離れて警戒の態勢をとる。
舌が四つの口からチロチロと出ては入る。
微塵も油断はしていないらしい。
なんなら俺が隠れている場所を4本の首が見ている。蛇にはピット器官があって、熱を感じられるんだったか。
蛇たちの最初の気分が人じゃなくて酒で良かった。
しかし、こうなっては手詰まり感が否めない。
もう酒を飲むことはないだろうし、毒から回復したら他の四つの首も起きるだろう。
そうなったらどうしようも無い。
敵の戦力が半分になっている今のうちに勝負をつけるべきだ。
俺は、瓶の後ろから体を表した。
シューシューという蛇の音が、一層激しくなる。
おそらく好みの姿をしているんだろう。蛇なのに美醜がわかるとはなかなかの審美眼だ。
だが、こちらもみすみす食われてやるつもりは毛頭ない。
「お前の血を全て吸い取ってやるよ。」
俺は笑った。鋭い犬歯が剥き出しになっているのを感じる。
蛇の化け物程度に、吸血姫たる俺が負けるものか。
なんなら日光の下でも生きていけるし真祖かもしれないまであるからな。
どう猛な戦闘欲が点火された。それとともに、手の爪が伸びて鋭く尖る。
「さあ、殺し合いと行こう。」
俺の言葉に、山神は行動で答えた。
四つの頭が全てこちらを狙って飛び込んでくる。
酒の時と同じだ。こちらのことを被捕食者としか思っていない。
気をつけろよ。この獲物はお前たちを殺すに足る牙を持っているぞ。
バラバラな飛び込みはこちらの動体視力があれば、簡単にかわすことができる。
かわしざまに、一匹の喉を爪で引き裂く。
鮮血が飛び散って、俺を満たした。
美味い。
しかも体力が回復した気がする。血さえ吸えればなんとでもなるな。
できるだけ傷を多くつけてやろう。
俺が喉をさいた首はのたうちまわっている。他の首はそれにお構いなく俺に迫ってくる。
まだ、バラバラでも食べられると思っているのだろうか。
それは甘い。
のたうつ蛇の頭がもう一頭の腹に当たる。一頭は頭をのけぞらせて、スピードダウン。ついで伸びる二つの頭とその顎門。
そのうちの一方に、俺は自分から踏み込んだ。
先ほどの喉の柔らかさなら、中からでも出てこれる。
すぐに爪で切り裂く。
大きく蛇が首を捻るが、こちらの速度の方が早い。上下が逆さまになることが、長い体感時間の中で容易に理解できる。重力が反転しようが、こちらの動きには何の制約も与えない。
なんども爪を振るえば、蛇の喉はズタボロになっていった。
「うりゃぁ!!」
思いっきり切り裂けば、外の光景が見えた。青い青い蒼穹そうきゅうが。
⋯⋯ 空だね。落ちるぞ。くそう蛇のやつのたうちまわって釜首をもたげるんじゃねえよ。
なんとか蛇の背中を足場にして地上に戻る。苔が生えていて、足場がしっかりしていたのは助かった。
喉を裂いた頭が二つ。毒でダウンした頭が四つ。
あとは二つだ。
ここにきて連携というのを覚えたらしく、二つの頭が、いやらしいタイミングで襲ってきた。
一方を躱せばもう一方からは逃げれらないそんな必中の構えだ。
蛇の牙が衣服を貫通して俺の体を貫いた。
背骨が圧砕される。
気持ち悪い感覚が腹に残る。
爪を思いっきりふりまわして足掻く。
まだまだ死なない。
血をかぶって回復するのと同時に横に回転して牙の位置から逃れる。
腹から血が吹き出しているけど、蛇の血は取り込めているからおあいこだ。
もう一度喉を引き裂いて、そして外へと飛び出した。
正面に驚いて動けない最後の蛇の顔がある。首の間で意識共有ができていないのが仇になったな。
爪を振り下ろせば、五つの爪痕がその頭を引き裂いた。
最後の蛇の頭が倒れたけれど、こちらのダメージも甚大だ。
なんとは言っても血が足りない。
吹き出している血飛沫を体内に取り込んでいく。
毒で倒れている方のとどめもさしていかないと。
血を啜っていく。
あれ、なんだか意識が遠くなっていくような⋯⋯。
そういえば、こっちの頭はあの毒が回っていたんだ。
ふりかけるだけで俺が簡単に昏倒した毒。
クシナダがどれだけ入れたか知らないけど、毒が回ったままの血を啜ったから、それはそうなるか⋯⋯。
それが俺の最後に考えていたことだった。
●
一年後、スサノオと言う人が訪ねてきて、山神様を退治すると言って山に分け入り、ヤマタノオロチの死骸を発見するのであった。彼はちゃっかりその手柄を自分のものにしたそうな。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる