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6月『花』が輝く時
6月28日ゼラニウムのお嬢様
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花「おはようございます」
優花「おはよう」
「もしもし誰かいますか?」
優花「はい、なんでしょうか」
「今日は私の誕生日で今日は自由にして良いとお父様が許可してくれて、なのでまずは私への誕生日プレゼントとしてお花を買いに来たんです」
優花「お誕生日おめでとうございます。何か希望はございますか」
「そうですね、ゼラニウムという花を頂きたいのですが、ああ、色は店員さんのおすすめにしていただきたいですね。あるでしょうか」
優花「ありますよ。少々お待ちください今、お持ちしますから」
優花「こちらピンクのゼラニウムです」
「ありがとうございます。あの1つお聞きしたい事がありまして、宜しいでしょうか」
優花「ええ、何でしょうか?」
「このゼラニウムの花言葉を教えて欲しいんです」
優花「ゼラニウムの花言葉は『育ちの良さ』ですよ」
「そう、ですか」
花「それに、ピンクのゼラニウムの花言葉は『決意』なんですよ!」
「『決意』、あの私みたいなのでも社会で普通人として生きられるでしょうか」
優花「貴方に覚悟と勇気があれば出来ますよ」
「そう、ならば少し頑張ってみます。有難う御座いました」
花「いつでもおまちしてますから!」
優花「またのお越しをお待ちしています」
数日後のブログ
「家出して新しく企業を立ち上げました。お父様の古臭い考えを改め、私なりのやり方で頑張って行きたいと思います。皆様宜しくお願い致します」
写真
決意したように、髪を短くしたお客様がスーツ姿で微笑んでいる。後ろには花瓶に入ったピンクのゲルマニウムがのびのびと植わっている。
優花「おはよう」
「もしもし誰かいますか?」
優花「はい、なんでしょうか」
「今日は私の誕生日で今日は自由にして良いとお父様が許可してくれて、なのでまずは私への誕生日プレゼントとしてお花を買いに来たんです」
優花「お誕生日おめでとうございます。何か希望はございますか」
「そうですね、ゼラニウムという花を頂きたいのですが、ああ、色は店員さんのおすすめにしていただきたいですね。あるでしょうか」
優花「ありますよ。少々お待ちください今、お持ちしますから」
優花「こちらピンクのゼラニウムです」
「ありがとうございます。あの1つお聞きしたい事がありまして、宜しいでしょうか」
優花「ええ、何でしょうか?」
「このゼラニウムの花言葉を教えて欲しいんです」
優花「ゼラニウムの花言葉は『育ちの良さ』ですよ」
「そう、ですか」
花「それに、ピンクのゼラニウムの花言葉は『決意』なんですよ!」
「『決意』、あの私みたいなのでも社会で普通人として生きられるでしょうか」
優花「貴方に覚悟と勇気があれば出来ますよ」
「そう、ならば少し頑張ってみます。有難う御座いました」
花「いつでもおまちしてますから!」
優花「またのお越しをお待ちしています」
数日後のブログ
「家出して新しく企業を立ち上げました。お父様の古臭い考えを改め、私なりのやり方で頑張って行きたいと思います。皆様宜しくお願い致します」
写真
決意したように、髪を短くしたお客様がスーツ姿で微笑んでいる。後ろには花瓶に入ったピンクのゲルマニウムがのびのびと植わっている。
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