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77.王妃は敏感に反応する
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「俺の手のひらにすっぽりと収まるサイズなのに?不思議だな、この水晶にそんな力があるなんて」
「いざという時には必ずお前を守ってくれるよ」
「すごいね」
水晶を熱心に見つめていると、キースがくすっと笑う。
「相当気に入ってくれたみたいだな」
「うん、ありがとう。あのさ…」
「どうした?」
「これ、今ここで俺につけてくれない?キース、お願い」
「いいのか?」
俺はこくんと頷いて、キースにペンダントを差し出す。
受け取ったキースは正面から俺の首に手を回した。
吐息を間近に感じられるほどに彼の顔が近づいてきて、俺は息を飲んだ。
ペンダントをつけるキースの指が動く度に俺の鼓動は跳ね上がり、意識をどこに向ければいいのか分からなくなる。
その上、金属製のチェーンのひんやりとした冷たさが彼の指先のほのかな熱さを際立てるものだから、体が敏感に反応してしまう。
「こ、こういう時は後ろからつけるもんじゃないの…」
「照れてるの?」
キースの視線がペンダントから俺に移った。
彼が言う通り、照れている俺は彼を直視できずに目を泳がせる。
「だったら…、どう思うの?」
「意識してくれているなら嬉しい。…よし、できた」
つけ終わったキースが距離を取ったことで俺はこっそりと呼吸を整えた。
「いざという時には必ずお前を守ってくれるよ」
「すごいね」
水晶を熱心に見つめていると、キースがくすっと笑う。
「相当気に入ってくれたみたいだな」
「うん、ありがとう。あのさ…」
「どうした?」
「これ、今ここで俺につけてくれない?キース、お願い」
「いいのか?」
俺はこくんと頷いて、キースにペンダントを差し出す。
受け取ったキースは正面から俺の首に手を回した。
吐息を間近に感じられるほどに彼の顔が近づいてきて、俺は息を飲んだ。
ペンダントをつけるキースの指が動く度に俺の鼓動は跳ね上がり、意識をどこに向ければいいのか分からなくなる。
その上、金属製のチェーンのひんやりとした冷たさが彼の指先のほのかな熱さを際立てるものだから、体が敏感に反応してしまう。
「こ、こういう時は後ろからつけるもんじゃないの…」
「照れてるの?」
キースの視線がペンダントから俺に移った。
彼が言う通り、照れている俺は彼を直視できずに目を泳がせる。
「だったら…、どう思うの?」
「意識してくれているなら嬉しい。…よし、できた」
つけ終わったキースが距離を取ったことで俺はこっそりと呼吸を整えた。
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