かんかんでりの底

palo

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暴く者

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 最近のKは、この世がタチの悪い冗談ではないかと思うことが増えた。
 いつの間に、こんなことになってしまったのだと感じるのだ。穏やかな取り返しのつかない思い。愕然とするほどではない。その泰然が老いからくるものかは判然とはしない。
 現実感がないのだ。Kは元々そういった性質の持ち主で、若い頃から空想と物語と現実を脳内で揺蕩うようなぼうっとしたところがあった。全てこの世界が、作り物で、なんの因果か自分の前でくるくる回っているとおもってしまう。
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