レヴィアとメッフィ 〜婚約破棄されたあげく殺されそうになったから、復讐の為に悪魔を召喚したら溺愛されて困ってます〜

素朧

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第1章

第5話

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 「さて、レヴィアお嬢様。この後どう動くかを決めましょう。」

 「こ、この後って?」

 「この後はこの後です。 私としましてはまずはその汚いお召し物を着替える事をおすすめ致しますが。」

 メフィストフェレスにそう言われて、レヴィアは自分の身体を見ると確かに泥だらけで汚い。しかし、あんな出来事があったわりに漏らさなかった自分を褒めてあげたいと思った。


 「わ、わかりましたわ。 それで、メ、メフィストフェレスさんでしたか? 」

 「メフィとお呼び下さい。レヴィアお嬢様」

 「メ、メッフィ……」

 「メフィです。」

 「で、でも、メッフィのがかわいいわ! いまのアナタの見た目にはメッフィのが似合うわよ! 絶対っ!」

 そう、今メフィストフェレスは召喚時の美丈夫の姿から美少年ともいえるような見た目に変身している。

 「これは、レヴィアお嬢様の年齢に合わせているのです。 レヴィアお嬢様は12.3歳で……」

 「16よ!」

 実年齢より幼く見られたのが悔しかったのか、レヴィアは食い気味に訂正する。

 「それは、大変失礼致しました。では16歳ぐらいに変わりましょう。」

 「待って、いいわそのままで。その方がかわいいし。威圧感もないし、名前もメッフィでいいわ。決定ね!」

 「いえ、そういう訳には……」

 「わたくしが決定と言っているのです! わたくしの復讐が終わるまでメッフィはわたくしに仕えるのではなくて?」

 「その通りです。 私はレヴィアお嬢様の復讐をお手伝いさせて頂き、レヴィアお嬢様の願いを叶える者です。」

 そう言ってメフィストフェレスは跪く。

 「でしょう? だったらメッフィと言ったらメッフィだし、そのままの姿と言ったらそのままなのっ。」

 レヴィアは勝ち誇った笑みを浮かべ、片膝をつくメフィストフェレスを見下ろす。
 その口元はだらしなく弛んでいる。

 昔からかわいいモノが好きだったし、男性も中性的な方が好みだった。なので、クライヴ王太子の見た目だけはまぁまぁ気に入っていたのである。
 そこにこの美少年である。

 (とっても中性的な美少年!! アリだわっ! こんな執事を侍らせて学園に……)

 「ゴホンッ。 あの……  つかぬ事を聞くのですけれど、わたくし学園はどうするのです? って言うかこんな事件あって学園いけるんですの? あれっ? ところで犯人って……」

 「ベル・フライス男爵令嬢ですね。 賊の死体から記憶を読みましたので間違いありません。」

 「あーーやっぱり。まぁ、そうだと思っておりましたわ。」

 「やっっぱり!あのバカ女ですね!私が呪い殺してみせますわ!!」

 余りにも予想通りの犯人に呆れるレヴィアと反対にココは殺意を漲らせている。

 「ちょっとココ、冷気が溢れ出て来て寒いわ! 落ち着きなさい!」

 「うぅ、はいぃ。」




 「それで、メッフィ。わたくしはどうすればいいのかしら?」


 「犯人を捕まえて殺すだけでは収まらない。という事ですよね?」

 「そうよ。あのバカ女とバカ王子には因果応報ってのをしっかり教えてやるわ!!」

 「お嬢様、お言葉遣いがっ」

 「しっかりとお教えしてさしあげるわっ!!」

 公の場でもないのに、ココは反射的に注意してしまうし、レヴィアも言い直してしまう。

 レヴィアとココのやり取りの頃合いを見計らってメッフィが言う。


 「それならば、先ず、レヴィアお嬢様には死んでもらいましょう!!」











~~~~~~~~~~~~


 「死ぬってこういう事ね。ちゃんと説明しなさいよね。」

 「あの後ちゃんと説明したじゃありませんか。姿と身分を偽って学園に戻るって」


 その言葉通り、メッフィの魔法によりレヴィアの見た目が変わっている。

 具体的言うなら、髪色は嫌でも目を引く銀髪になっているし、なにより誰もが見惚れる様な絶世の美少女になっている。
 そして泥に塗れて汚かった洋服も、綺麗なワンピースに変わっている。

 「これって目立ち過ぎじゃない?」
 レヴィアが銀髪を弄りながら言う。

 「お嬢様、お美しいですぅ!!」

 「私としては、元のレヴィアお嬢様の方が好みですが。 バレる訳にはいかないので仕方ありませんね。」

 「も、元の方が好みとか、な、何言ってんのよアンタっ!」

 さり気ないメッフィのセリフに顔を赤くして吃るレヴィア

 「わ、私も!レヴィアお嬢様は元の方がかわいいですぅ!」

 何故かココはメッフィに対抗しているようだ。


 「と、ところで、顔が変わったのらいいけれど、そのぉ……  身体のラインとかは変えないのかしら?」

 レヴィアが恥ずかしそうに控えめな胸に手を置く。

 「あーーそこは、それぐらいの方が私の好みです。」

 「わ、私も!レヴィアお嬢様は慎ましい方が似合ってると思います!!」


 「慎ましいいうな!!」
 
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