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4.騎士隊
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ラウルとファムが多頭蛇竜に挑むと決めた翌日、ラインヴェルトのダンジョン上層で軽く探索を終えた二人は冒険者ギルドに程近い一軒家にやってきた。石造りの立派な家はただの民家のようにも見えるが、玄関のドアの前には大きな立て看板がある。
“派遣騎士隊”
そう書かれた看板を、二人並んで眺める。人伝に聞いた話では、ここでは所定の費用を支払うことで必要な戦力を持つ人を一時的に貸してくれるとのことだった。
「どのくらいのお金がいるのかな?」
「僕達でも払えるくらいだといいんだけど……」
派遣騎士隊はこの地を去った英雄に縁のある人たちが少し前に始めたもので、まだ広く知られた存在ではなかった。ラウルとファムが知っているのは、二人も英雄に縁を持つが故に、小耳に挟んだことがあるからだった。
「ミルミルの話だと、強さとか目的で料金が変わるみたいだよね」
「うん。そもそも僕らと一緒に多頭蛇竜と戦ってくれる人がいるのかっていう問題もあるけど……」
実際、現状では二人は多頭蛇竜に挑むだけの強さに達していないと言わざるを得ない。そのため、無謀な挑戦だと判断されてしまえば手伝ってくれる人がいるとは思えなかった。かと言って、二人をお荷物とした上でも討伐できてしまうような強者に手伝ってもらったのではあまり意味がないのだ。
「まあ、とりあえず話を聞いてみよっか」
緊張を滲ませながらも軽い口調で告げたファムに、ラウルは重々しく頷きを返す。ファムに無言で促され、ラウルは慎重な手つきで呼び鈴を鳴らした。
「いらっしゃいませ。派遣騎士隊へようこそ」
二人がドキドキしながら待っていると、程なくして重厚なドアの向こうから青髪の女性が現れた。彼女は黒を基調とした騎士然とした出で立ちで、肩まで伸びた髪をサラサラと靡かせている。
「「セシルさん!?」」
二人の驚く声が重なった。見知った顔だった。
「えっと、ファムさんと……ラウルくんでしたっけ。ミルさんのお友達の」
ラウルとファムは、こくこくと頷く。
派遣騎士隊の元になった奴隷騎士隊はグレンシール帝国の第二皇女付きの騎士隊で、セシルはその2代目隊長だった女性だ。騎士隊が名前を変えた今でもリーダー的立場であることに違いはなく、現に派遣騎士隊に所属する腕利きの元奴隷騎士たちで結成された冒険者パーティのリーダーでもある。
その実力は確かなもので、ラインヴェルトのダンジョン攻略の第一人者に数えられるといっても過言ではなかった。
まさかそんな人が受付のようなことをしているとはラウルもファムも思っておらず、穏やかな笑顔を見せているセシルを前に、戸惑いを隠せないでいた。
「冒険者のお二人が来られたということは、ダンジョン攻略に関するお仕事のご依頼でしょうか」
「「は、はいっ!」」
二人が声を合わせて応じると、セシルは忍び笑いをしつつ、二人を家の中へと案内した。
「セ、セシル隊長! 後の案内は私が……!」
「大丈夫ですよ。案内くらいは私にもできますから」
ロングスカートのシックなメイド服の少女が、あわあわとした様子で訴えるが、セシルは笑顔でかわしてラウルらを小ぢんまりとした応接室へと誘導する。
メイドの少女の反応から、ラウルは本来セシルの職務ではないことをしているのだと察したものの、そのことを指摘する勇気はなかった。
ラウルは、スッと伸びた背中を眺めながらセシルについて知っていることを思い出す。
セシルは元々奴隷として当時のグレンシール帝国の第二皇女に買われ、そこで設立された奴隷騎士隊の最初の隊員となった。隊長と一人きりの隊員の二人でスタートした奴隷騎士隊は近隣の村々を巡って魔物退治に勤しんだことで評判を高め、後に本格的な騎士隊として組織された。
いろいろと複雑な事情があり、その際にセシルが隊長に抜擢され、その後、紆余曲折を経て第二皇女と多くの奴隷騎士隊が帝国を離れてラウルらと同様にラインヴェルトの住人となった。
セシルは杖剣と呼ばれる杖と剣が一体となったかのような武器を用い、状況に応じて魔法と剣を使い分けて戦うという。
それほど多くを知っているわけではないが、魔法の使えないラウルにとって、剣と魔法、そのどちらも高い次元で使えるセシルは憧れの冒険者の一人だった。
「どうぞおかけください」
シンプルながらセンスを感じさせる小さな応接間で、ラウルとファムは二人掛けのソファに腰を下ろしてセシルと向かい合う。先ほどとは別のメイドが三人の前に紅茶を運んできた。
孤児出身の二人は緊張した様子で同年代のメイドに会釈をし、セシルがカップを口に運ぶのを待ってから、それを真似て二人同時に温かな紅茶を口内へ流し込んだ。爽やかな香りが鼻腔へと広がっていく。
カップを下ろし、二人は、ホッと息を吐く。
「少しは落ち着かれましたか?」
セシルが優し気に微笑む。ラウルは気を遣わせてしまったことを恥ずかしく思うが、これで萎縮してしまってはセシルの厚意を無碍にしてしまうと考え、背筋を伸ばす。
「それではご用件をお聞かせいただけますか?」
「はい」
ラウルは隣を向いてファムと顔を合わせて頷き合うと、セシルに視線を戻して口を開いた。
「なるほど。多頭蛇竜の幼生体討伐ために火魔法の使い手を探されていると……」
ラウルが要件を伝え終えると、セシルが暫し考え込む。
「あ、あの……! 僕らにはまだまだ足りないものがあるのはわかっていますが、絶対に実現させたいんです。力になってくれる方をご紹介いただけませんか?」
必死の形相で訴えるラウルに対し、セシルは尚も悩む素振りを見せた。
「火魔法を使える者は何人かいるのですが、多頭蛇竜相手となると……」
セシル曰く、派遣騎士隊では元奴隷騎士隊に限らず、有望な奴隷を中心として育成しているが、まだ多頭蛇竜と戦えるほどの実力者はそうはいないとのことだった。というより、いくら幼生体とはいえ、多頭蛇竜は通常の魔物とは一線を画し、どの程度の実力があれば安心して送り出せるのか判断が難しいとのことだった。
「話は聞かせてもらったわ」
三人が深刻な顔で向かい合っていると、突然応接室のドアが勢いよく開き、金髪碧眼の女性が入ってきた。高貴さを感じさせる美しい女性はラウルとファムが固まる中、お構いなしに歩み寄り、長い髪を揺らしながらセシルの隣へ腰を下ろした。セシルが、がっくりと肩を落とし、溜息を吐く。
「コーディー様。まさか、盗み聞きですか?」
「盗み聞きしたのは私ではないわよ。昨日、ミルの友人二人が鳳雛亭の食堂で話しているのを聞いていた者がいたのよ」
悪びれずそう返した“コーディー”と呼ばれた女性。彼女こそ、派遣騎士隊の創始者にしてトップを務める、元グレンシール帝国第二皇女こと、コーデリアその人だった。
“派遣騎士隊”
そう書かれた看板を、二人並んで眺める。人伝に聞いた話では、ここでは所定の費用を支払うことで必要な戦力を持つ人を一時的に貸してくれるとのことだった。
「どのくらいのお金がいるのかな?」
「僕達でも払えるくらいだといいんだけど……」
派遣騎士隊はこの地を去った英雄に縁のある人たちが少し前に始めたもので、まだ広く知られた存在ではなかった。ラウルとファムが知っているのは、二人も英雄に縁を持つが故に、小耳に挟んだことがあるからだった。
「ミルミルの話だと、強さとか目的で料金が変わるみたいだよね」
「うん。そもそも僕らと一緒に多頭蛇竜と戦ってくれる人がいるのかっていう問題もあるけど……」
実際、現状では二人は多頭蛇竜に挑むだけの強さに達していないと言わざるを得ない。そのため、無謀な挑戦だと判断されてしまえば手伝ってくれる人がいるとは思えなかった。かと言って、二人をお荷物とした上でも討伐できてしまうような強者に手伝ってもらったのではあまり意味がないのだ。
「まあ、とりあえず話を聞いてみよっか」
緊張を滲ませながらも軽い口調で告げたファムに、ラウルは重々しく頷きを返す。ファムに無言で促され、ラウルは慎重な手つきで呼び鈴を鳴らした。
「いらっしゃいませ。派遣騎士隊へようこそ」
二人がドキドキしながら待っていると、程なくして重厚なドアの向こうから青髪の女性が現れた。彼女は黒を基調とした騎士然とした出で立ちで、肩まで伸びた髪をサラサラと靡かせている。
「「セシルさん!?」」
二人の驚く声が重なった。見知った顔だった。
「えっと、ファムさんと……ラウルくんでしたっけ。ミルさんのお友達の」
ラウルとファムは、こくこくと頷く。
派遣騎士隊の元になった奴隷騎士隊はグレンシール帝国の第二皇女付きの騎士隊で、セシルはその2代目隊長だった女性だ。騎士隊が名前を変えた今でもリーダー的立場であることに違いはなく、現に派遣騎士隊に所属する腕利きの元奴隷騎士たちで結成された冒険者パーティのリーダーでもある。
その実力は確かなもので、ラインヴェルトのダンジョン攻略の第一人者に数えられるといっても過言ではなかった。
まさかそんな人が受付のようなことをしているとはラウルもファムも思っておらず、穏やかな笑顔を見せているセシルを前に、戸惑いを隠せないでいた。
「冒険者のお二人が来られたということは、ダンジョン攻略に関するお仕事のご依頼でしょうか」
「「は、はいっ!」」
二人が声を合わせて応じると、セシルは忍び笑いをしつつ、二人を家の中へと案内した。
「セ、セシル隊長! 後の案内は私が……!」
「大丈夫ですよ。案内くらいは私にもできますから」
ロングスカートのシックなメイド服の少女が、あわあわとした様子で訴えるが、セシルは笑顔でかわしてラウルらを小ぢんまりとした応接室へと誘導する。
メイドの少女の反応から、ラウルは本来セシルの職務ではないことをしているのだと察したものの、そのことを指摘する勇気はなかった。
ラウルは、スッと伸びた背中を眺めながらセシルについて知っていることを思い出す。
セシルは元々奴隷として当時のグレンシール帝国の第二皇女に買われ、そこで設立された奴隷騎士隊の最初の隊員となった。隊長と一人きりの隊員の二人でスタートした奴隷騎士隊は近隣の村々を巡って魔物退治に勤しんだことで評判を高め、後に本格的な騎士隊として組織された。
いろいろと複雑な事情があり、その際にセシルが隊長に抜擢され、その後、紆余曲折を経て第二皇女と多くの奴隷騎士隊が帝国を離れてラウルらと同様にラインヴェルトの住人となった。
セシルは杖剣と呼ばれる杖と剣が一体となったかのような武器を用い、状況に応じて魔法と剣を使い分けて戦うという。
それほど多くを知っているわけではないが、魔法の使えないラウルにとって、剣と魔法、そのどちらも高い次元で使えるセシルは憧れの冒険者の一人だった。
「どうぞおかけください」
シンプルながらセンスを感じさせる小さな応接間で、ラウルとファムは二人掛けのソファに腰を下ろしてセシルと向かい合う。先ほどとは別のメイドが三人の前に紅茶を運んできた。
孤児出身の二人は緊張した様子で同年代のメイドに会釈をし、セシルがカップを口に運ぶのを待ってから、それを真似て二人同時に温かな紅茶を口内へ流し込んだ。爽やかな香りが鼻腔へと広がっていく。
カップを下ろし、二人は、ホッと息を吐く。
「少しは落ち着かれましたか?」
セシルが優し気に微笑む。ラウルは気を遣わせてしまったことを恥ずかしく思うが、これで萎縮してしまってはセシルの厚意を無碍にしてしまうと考え、背筋を伸ばす。
「それではご用件をお聞かせいただけますか?」
「はい」
ラウルは隣を向いてファムと顔を合わせて頷き合うと、セシルに視線を戻して口を開いた。
「なるほど。多頭蛇竜の幼生体討伐ために火魔法の使い手を探されていると……」
ラウルが要件を伝え終えると、セシルが暫し考え込む。
「あ、あの……! 僕らにはまだまだ足りないものがあるのはわかっていますが、絶対に実現させたいんです。力になってくれる方をご紹介いただけませんか?」
必死の形相で訴えるラウルに対し、セシルは尚も悩む素振りを見せた。
「火魔法を使える者は何人かいるのですが、多頭蛇竜相手となると……」
セシル曰く、派遣騎士隊では元奴隷騎士隊に限らず、有望な奴隷を中心として育成しているが、まだ多頭蛇竜と戦えるほどの実力者はそうはいないとのことだった。というより、いくら幼生体とはいえ、多頭蛇竜は通常の魔物とは一線を画し、どの程度の実力があれば安心して送り出せるのか判断が難しいとのことだった。
「話は聞かせてもらったわ」
三人が深刻な顔で向かい合っていると、突然応接室のドアが勢いよく開き、金髪碧眼の女性が入ってきた。高貴さを感じさせる美しい女性はラウルとファムが固まる中、お構いなしに歩み寄り、長い髪を揺らしながらセシルの隣へ腰を下ろした。セシルが、がっくりと肩を落とし、溜息を吐く。
「コーディー様。まさか、盗み聞きですか?」
「盗み聞きしたのは私ではないわよ。昨日、ミルの友人二人が鳳雛亭の食堂で話しているのを聞いていた者がいたのよ」
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