12 / 28
12話 終わらない戦場
しおりを挟む
「戦場……」
マリナさんが口にしたその言葉を、噛み締めるように私は繰り返す。戦争を知らない世代の日本人としてはどこか遠いその言葉が、口に出した途端に現実味を帯びてまとわりついてくるような錯覚を覚える。
「東門を出てからしばらく北東に向かうとね。荒れ果てて植物もほとんど育たない荒野が広がっているの。って言っても、わたしも実際に見たことはないから、聞いた話なんだけどね」
荒野と言われて頭に思い描いたのは、乾いた土にゴツゴツとした岩場、タンブルウィードが風に吹かれる光景だったけれど。
「だだっ広くて平坦で、軍を移動させるにはもってこいの場所だから、人類の連合軍が協力して攻め込もうとしたんだけど……その先は魔物の領土。大量の魔物に邪魔されて進軍できなくなって、そこでの戦闘がずっと続いてる」
「……そういえばリタさんも――え、と、ループでやり直す前の彼女も、言ってました。ここは、『終わらない戦場』に最も近い街だ、って」
「そう、『終わらない戦場』。または〈無窮の戦場〉って呼ばれてる。どうしてそんな名前かといえば……実際に、終わる見込みがないから。始まってもう数百年にもなるって話だったかしら」
「す……!?」
思っていた以上の長い期間に息を呑む。
「……そんなに長い間、この街のみなさんは危険と隣り合わせに……? というかそもそも、どうしてそんな場所に街を……?」
「それは順序が逆でね。ここは元々、『戦場』に物資を運ぶためのただの中継基地だったらしいのよ。それが段々と発展して、結果として街になっていったんだって。わたしにとっては生まれた頃からこの状況だったからね。もう慣れたわ」
街の人から戦争に対する陰惨さを感じず、どこか明るく逞しく映っていたのは、彼女のように慣れがあったからかもしれない。
「じゃあ、その『戦場』は、魔物の被害を他の場所まで広げないために、ずっとその場で押し止める役目を……?」
「そうね。だから各国は、『戦場』とこの街に人員や物資を供給し続けてる。ここで抑えないと、次は自分たちの国だから。だけど、それだけじゃなくてね。どうして人類は、わざわざ中継基地を造ってまで、魔物の領土に攻め込もうとしたんだと思う?」
「……」
言われて初めて気づいた。今は被害を抑え込むのが目的だとしても、先に攻め込んだのは人類側なのだ。確かに、どうして……
「〈無窮の戦場〉の先にはね……魔王の居城があるの」
「魔王……」
先ほども話に出てきた名称。私にとっては勇者や魔物と同じく、ファンタジーの産物だ。
「魔王――魔物たちの王は、そこに存在するだけで魔物を増殖・活発化させるって言われてる。放っておけば増え続ける魔物に、いずれ世界中が呑み込まれてしまうの」
「……それをなんとかするのが、勇者?」
「正確に言えば、勇者が持つ神剣ね。神から授かったっていうこの剣だけが、唯一、魔王の命に届くもので、それを握れるのは選ばれた勇者だけなの。魔王がいなくなれば、魔物の増殖も止まる」
なるほど、と思ってから、即座に疑問が浮かぶ。
「でも、その魔王は、もう討伐されたんですよ、ね? さっき、討伐記念の市が開かれてるって……」
「それが厄介なところでね。魔王の死は一時的なものでしかなくて、また何度でも蘇ってきてしまうの。おおよそ百年ぐらいでね」
「それは……本当に、厄介ですね」
「でしょ? それに現状、魔王の討伐は勇者一行に任せきりになってしまってる。色んな国のお偉いさんたちがそれをよしとしなかったらしくて、少しでも勇者を支援しようと働きかけてるって噂。その一環が……」
「……『戦場』に送り込まれる、戦力?」
私の言葉に、マリナさんが笑みを浮かべる。
「できるなら、『戦場』を制圧して大量の兵を送り込んで、勇者が魔王の城へ攻め込む助けになりたい、っていうのが、この戦争の始まりだったって言われてるわ。まぁ、その目論見はとっくに崩れてるし、終わる気配も見えないわけだけど、それでも『戦場』で相手の目を引き付けておけば、勇者は陰から潜入しやすくなる。それに魔王が討伐されても、今いる魔物がすぐに消えてなくなるわけじゃないからね。さっきも言ったように、ここでずっと抑え込んでおかなきゃいけない」
「だから……『終わらない戦場』」
「そういうこと。魔物側も、あの場所を奪われたら城に攻め込まれるって分かってるからか戦力を集中させてくるし、抵抗も激しいらしいからね。本当にこの先ずっと終わらないんじゃないかしら」
「じゃあ、旅人が東門を使わないのは……」
「門を潜るのは『戦場』に向かう人たちだけだからね。あぁ、たまに『戦場』を迂回してくる魔物なんかもいるから、それに対処する守備隊も潜るけど」
「……」
旅人が東門を使わないこと。東門の先に人類の街がないこと。色々と納得した。
マリナさんが街の案内の最後に、そして詳細に教えてくれた理由にも得心がいく。この世界を説明するのにちょうどよい場所だったし、危険だから近づかないようにと注意を促す意味もあったのだろう。
と、納得と同時にわずかな引っかかりも覚える。今の説明では、あるものが抜け落ちているように思えたのだ。
「あの、『戦場』や魔王については分かったんですが……悪魔というのは、どういう立ち位置なんですか? 崇拝する人がいるってことは、悪魔も存在するんですよね?」
「あー、それねー……えーとね」
マリナさんがわずかに口ごもる。説明しづらいことなんだろうか。
「悪魔たちっていうのは、神々と対立する存在。神を崇める神殿にとっては、決して許せない敵になるわね。両者は大昔に激しく争い合った結果、互いが互いを滅ぼし合って、世界に触れる手を失った、って言われてるの」
「世界に触れる手……?」
「要は、肉体を失って、この世界に直接手出しできなくなった、ってことらしいわ。だから、どれだけ人が神に願っても、都合のいい奇跡は起こらない」
肉体を持っていた神々や悪魔たち……神の奇跡がない世界……
「それが……この世界の神話?」
「ん? そうね。神話の時代の話。ミレイはこういうのに興味あるの?」
「はい。私、物語が好きなんです。ヘラクレスの十二の難行。ペルセウスのメドゥーサ退治。ファリードゥーンの蛇王討伐。ロスタムの七難道……」
「へらく……何?」
「あ、私がいた世界の物語の英雄――勇者みたいなものです。そういう、英雄譚や神話が好きで……小説も読むんですけど、やっぱりその世界の神話とかをしっかり作り込んでる作品が――」
そうやって色々読んでいる中に異世界転生や転移ものも含まれていたので、今の状況も比較的早く理解できたのかもしれない。
「――この世界の勇者と魔王も興味深かったけど、神話も面白いですね。神々で複数形ってことは、この世界の宗教は多神教で、それと悪魔が対立してるのは、インドやイランの神話に近いのかな……でも、争い合って互いに滅んだっていうのは、あまり聞いたことが――」
マリナさんが口にしたその言葉を、噛み締めるように私は繰り返す。戦争を知らない世代の日本人としてはどこか遠いその言葉が、口に出した途端に現実味を帯びてまとわりついてくるような錯覚を覚える。
「東門を出てからしばらく北東に向かうとね。荒れ果てて植物もほとんど育たない荒野が広がっているの。って言っても、わたしも実際に見たことはないから、聞いた話なんだけどね」
荒野と言われて頭に思い描いたのは、乾いた土にゴツゴツとした岩場、タンブルウィードが風に吹かれる光景だったけれど。
「だだっ広くて平坦で、軍を移動させるにはもってこいの場所だから、人類の連合軍が協力して攻め込もうとしたんだけど……その先は魔物の領土。大量の魔物に邪魔されて進軍できなくなって、そこでの戦闘がずっと続いてる」
「……そういえばリタさんも――え、と、ループでやり直す前の彼女も、言ってました。ここは、『終わらない戦場』に最も近い街だ、って」
「そう、『終わらない戦場』。または〈無窮の戦場〉って呼ばれてる。どうしてそんな名前かといえば……実際に、終わる見込みがないから。始まってもう数百年にもなるって話だったかしら」
「す……!?」
思っていた以上の長い期間に息を呑む。
「……そんなに長い間、この街のみなさんは危険と隣り合わせに……? というかそもそも、どうしてそんな場所に街を……?」
「それは順序が逆でね。ここは元々、『戦場』に物資を運ぶためのただの中継基地だったらしいのよ。それが段々と発展して、結果として街になっていったんだって。わたしにとっては生まれた頃からこの状況だったからね。もう慣れたわ」
街の人から戦争に対する陰惨さを感じず、どこか明るく逞しく映っていたのは、彼女のように慣れがあったからかもしれない。
「じゃあ、その『戦場』は、魔物の被害を他の場所まで広げないために、ずっとその場で押し止める役目を……?」
「そうね。だから各国は、『戦場』とこの街に人員や物資を供給し続けてる。ここで抑えないと、次は自分たちの国だから。だけど、それだけじゃなくてね。どうして人類は、わざわざ中継基地を造ってまで、魔物の領土に攻め込もうとしたんだと思う?」
「……」
言われて初めて気づいた。今は被害を抑え込むのが目的だとしても、先に攻め込んだのは人類側なのだ。確かに、どうして……
「〈無窮の戦場〉の先にはね……魔王の居城があるの」
「魔王……」
先ほども話に出てきた名称。私にとっては勇者や魔物と同じく、ファンタジーの産物だ。
「魔王――魔物たちの王は、そこに存在するだけで魔物を増殖・活発化させるって言われてる。放っておけば増え続ける魔物に、いずれ世界中が呑み込まれてしまうの」
「……それをなんとかするのが、勇者?」
「正確に言えば、勇者が持つ神剣ね。神から授かったっていうこの剣だけが、唯一、魔王の命に届くもので、それを握れるのは選ばれた勇者だけなの。魔王がいなくなれば、魔物の増殖も止まる」
なるほど、と思ってから、即座に疑問が浮かぶ。
「でも、その魔王は、もう討伐されたんですよ、ね? さっき、討伐記念の市が開かれてるって……」
「それが厄介なところでね。魔王の死は一時的なものでしかなくて、また何度でも蘇ってきてしまうの。おおよそ百年ぐらいでね」
「それは……本当に、厄介ですね」
「でしょ? それに現状、魔王の討伐は勇者一行に任せきりになってしまってる。色んな国のお偉いさんたちがそれをよしとしなかったらしくて、少しでも勇者を支援しようと働きかけてるって噂。その一環が……」
「……『戦場』に送り込まれる、戦力?」
私の言葉に、マリナさんが笑みを浮かべる。
「できるなら、『戦場』を制圧して大量の兵を送り込んで、勇者が魔王の城へ攻め込む助けになりたい、っていうのが、この戦争の始まりだったって言われてるわ。まぁ、その目論見はとっくに崩れてるし、終わる気配も見えないわけだけど、それでも『戦場』で相手の目を引き付けておけば、勇者は陰から潜入しやすくなる。それに魔王が討伐されても、今いる魔物がすぐに消えてなくなるわけじゃないからね。さっきも言ったように、ここでずっと抑え込んでおかなきゃいけない」
「だから……『終わらない戦場』」
「そういうこと。魔物側も、あの場所を奪われたら城に攻め込まれるって分かってるからか戦力を集中させてくるし、抵抗も激しいらしいからね。本当にこの先ずっと終わらないんじゃないかしら」
「じゃあ、旅人が東門を使わないのは……」
「門を潜るのは『戦場』に向かう人たちだけだからね。あぁ、たまに『戦場』を迂回してくる魔物なんかもいるから、それに対処する守備隊も潜るけど」
「……」
旅人が東門を使わないこと。東門の先に人類の街がないこと。色々と納得した。
マリナさんが街の案内の最後に、そして詳細に教えてくれた理由にも得心がいく。この世界を説明するのにちょうどよい場所だったし、危険だから近づかないようにと注意を促す意味もあったのだろう。
と、納得と同時にわずかな引っかかりも覚える。今の説明では、あるものが抜け落ちているように思えたのだ。
「あの、『戦場』や魔王については分かったんですが……悪魔というのは、どういう立ち位置なんですか? 崇拝する人がいるってことは、悪魔も存在するんですよね?」
「あー、それねー……えーとね」
マリナさんがわずかに口ごもる。説明しづらいことなんだろうか。
「悪魔たちっていうのは、神々と対立する存在。神を崇める神殿にとっては、決して許せない敵になるわね。両者は大昔に激しく争い合った結果、互いが互いを滅ぼし合って、世界に触れる手を失った、って言われてるの」
「世界に触れる手……?」
「要は、肉体を失って、この世界に直接手出しできなくなった、ってことらしいわ。だから、どれだけ人が神に願っても、都合のいい奇跡は起こらない」
肉体を持っていた神々や悪魔たち……神の奇跡がない世界……
「それが……この世界の神話?」
「ん? そうね。神話の時代の話。ミレイはこういうのに興味あるの?」
「はい。私、物語が好きなんです。ヘラクレスの十二の難行。ペルセウスのメドゥーサ退治。ファリードゥーンの蛇王討伐。ロスタムの七難道……」
「へらく……何?」
「あ、私がいた世界の物語の英雄――勇者みたいなものです。そういう、英雄譚や神話が好きで……小説も読むんですけど、やっぱりその世界の神話とかをしっかり作り込んでる作品が――」
そうやって色々読んでいる中に異世界転生や転移ものも含まれていたので、今の状況も比較的早く理解できたのかもしれない。
「――この世界の勇者と魔王も興味深かったけど、神話も面白いですね。神々で複数形ってことは、この世界の宗教は多神教で、それと悪魔が対立してるのは、インドやイランの神話に近いのかな……でも、争い合って互いに滅んだっていうのは、あまり聞いたことが――」
0
あなたにおすすめの小説
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
貴方だけが私に優しくしてくれた
バンブー竹田
恋愛
人質として隣国の皇帝に嫁がされた王女フィリアは宮殿の端っこの部屋をあてがわれ、お飾りの側妃として空虚な日々をやり過ごすことになった。
そんなフィリアを気遣い、優しくしてくれたのは年下の少年騎士アベルだけだった。
いつの間にかアベルに想いを寄せるようになっていくフィリア。
しかし、ある時、皇帝とアベルの会話を漏れ聞いたフィリアはアベルの優しさの裏の真実を知ってしまってーーー
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~
灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」
魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。
彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。
遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。
歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか?
己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。
そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。
そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。
例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。
過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る!
異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕!
――なろう・カクヨムでも連載中――
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる