27 / 28
27話 分の悪い賭けでしたけど
しおりを挟む
「ミレイ!!」
背後から響く蹄の音と共に届けられたのは、少し前に別れたはずの――ここで聞こえるはずはない、彼女の声。けれど、反射的に振り向いた私の目に映るのは、間違いなく彼女――マリナさんだ。
その姿を認めて嬉しさを覚える私もいたが、それ以上に激しく驚愕し、狼狽する。こんな危険な戦場に来れば命に係わることくらい、彼女も分かっているはずだ。それなのに、どうして……!
しかし、その理由に気づく間もなく、再び彼女が叫ぶ。
「――これ、使って!」
そう言って、マリナさんは背負っていた荷物を馬上から投げ渡してくる。緩やかな放物線を描いて飛んでくるそれは、店の自室に置いてあったはずの私のリュックだった。
(……???)
体感時間が鈍化し、スローモーションで飛んでくる私のリュック。それが到達するまでのわずかな間に、私は頭に疑問符を浮かべていた。
だって、彼女の意図が分からない。危険を冒してまでこの場所にやって来たのも、そうして届けた物がこのリュックなのも、理由が分からない。戦況を変えるような物は入っていないはずだ。この中に入っているのなんて、せいぜい……
(――! もしかして……!)
それは、ふとした閃きだった。同時に、思い出したこともある。マリナさんに街を案内された際、自分が口にした言葉。神話と英雄譚。その中の一人――
それが本当に可能かどうかも分からない。正直に言えば賭けだ。けれど、これしかないと直感したのだ。私はリュックをしっかり受け止め、急いでバックルをパチンと外し、蓋を開ける。そして、ある物を取り出してから再び前を向き、リーゼさんをまっすぐに見つめた。
「あら? ようやく私と目を合わせてくれる気になったのですか? 嬉しいですね。でしたら、さあ、今度こそ……お友達に、なりましょう――?」
リーゼさんの紫色の瞳が同色の光を帯びる。あの瞳と視線を合わせれば、私は善悪の区別を失い、選択を誤り、彼女同様に正気を失ってしまう。だから――
だから私はリュックから取り出したそれを――コンパクトを開き、鏡の側を外に向け、私の目の高さに……リーゼさんと視線が交わる位置に、掲げた。
「――!?」
悪魔の加護であるリーゼさんの視線は鏡によって反射され、光の速さで彼女自身に返っていった。彼女の瞳が彼女自身を覗き込む。
「え、あ……? は……?」
すでに悪魔の声を聞き、正気を失っていた彼女に、悪魔の加護はどう働いたのか。彼女はその場で膝をつき、虚空を見つめて呻いていた。
「……英雄ペルセウスは、鏡のように磨き抜かれた盾にメドゥーサの姿を映し出すことで、自身が石になるのを防ぎ、彼女を討伐した……正直、分の悪い賭けでしたけど……」
そう。それが先刻思い出した、かの英雄の物語。〝相手の姿を鏡に映し出す〟ことで、リーゼさんの視線を彼女自身に返せば、この事態を打開できるのでは、と考えたのだ。まぁ、ペルセウスはメドゥーサの視線を反射させたわけではないけれど、もしかしたら、という閃きの参考にはなった。実行し、成功するかは本当に賭けだったが……どうやら、賭けに勝ったらしい。
「あ……ぁ……」
リーゼさんは私の言葉に反応を見せない。焦点の合わない瞳で宙を眺めるだけだ。許容量を超え、脳の処理能力がパンクしたのか。あるいは、ここで茫然自失で座り込むことが、彼女にとっての誤った選択なのか。
「魔物の動きが止まった! ディルク! 今のうちに二人の安全を確保してくれ!」
「了解しました!」
意識を乗っ取っていたリーゼさんの意識が奪われたからだろうか。魔物たちも同じように動きを止め、虚空を見つめていた。訪れた好機にアルテアさんとディルクさんが猛然と剣を振るい、劣勢を挽回する。
周囲を見れば、仲間に斬りかかっていた守備隊の面々も、魔物たちと同様に呆然とし、武器を握っていた腕を力なくぶら下げていた。斬りかかられていた騎士たちは初め怪訝な様子を見せていたが、もう同士討ちの心配がないと分かると続々とこちらにやって来て、アルテアさんたちの加勢に回る。
まだ魔物たちは多数残っており、時間をかければ正気を取り戻す可能性もあるため、あまり悠長にはしていられない。けれど、大勢は決したと見ていいのではないだろうか。ひとまずこれ以上街が襲われることはないだろう。
それもこれも、マリナさんが私のリュックをこの場に持ってきてくれたおかげだ。仮に方法を思いつけていたとしても、リュックに入れていたコンパクトがなければ実現不可能だった。彼女がリュックを丸ごと持ってきてくれたおかげで……そういえば、なんで持ってきたんだろう。
「あの、ミレイ? 今、何がどうなってるの?」
その本人はミルトちゃんから下りると、棒立ちの魔物たちを恐る恐る眺めながら不思議そうな顔を浮かべている。それがなんだか可笑しい。私は彼女の質問に質問で返した。
「マリナさん。どうして私の荷物を、ここまで持ってきてくれたんですか?」
「え? だって、ミレイが無事に帰ってくるのを待ってたら、不意にあのパンの香りがして……またあなたが無茶をして死ぬ目に遭ってるんだと思ったら、居ても立っても居られなくなって……」
そうだ、私が死んで過去に戻ると、マリナさんは不可思議なパンの香りを嗅ぎ取るんだった。さっき一度死んだのもバレているんだ。なんだかちょっと恥ずかしいし、心配かけて申し訳ない。
「それで、なんとか助けられないかと思ってたら、ミレイの荷物の中に『ばんそーこー』があるのを思い出して……」
「……絆創膏?」
「ええ。それがあれば怪我が治せるんでしょ?」
「確かに、ちょっとくらいの傷なら治せますけど……」
とはいえ、戦場で負うような怪我に使うには足りなくて誤差の範囲のようなものだし、仮に使ったとしても魔法みたいに即座に治るわけじゃない。彼女は絆創膏の効力を過信しすぎて……いや、この状況、短い時間では、そんな物しか頼れるものがなかったのかもしれない。それでも来てくれた彼女に感謝するしかできない。
「でも、どうして荷物全部……?」
それを聞くと、マリナさんはちょっとだけ恥ずかしそうに顔を赤らめる。
「……だって」
「だって?」
「開け方分からなかったし……」
「え? あ……」
言われてみれば、現代技術であるプラスチックのバックルが、この異世界に存在するとは考えづらい。開け方の説明もし忘れていたし、分からなくても不思議はないかもしれない。
つまり、そのおかげで彼女はリュック丸ごとを――その中のコンパクトごと、ここまで運んできてくれて、結果として私はリーゼさんの加護を防ぐことができた……?
一歩間違えればこちらが破滅していた綱渡りの状況だったことに内心でゾっとしたが、それ以上に胸にこみ上げてくるものがあって……
「あ――あはは! あははは!」
私は笑った。
まだ危険な戦場にいることは変わりないのに、可笑しくて堪らなかった。
この世界の神々は肉体を破壊され、触れる手を失ったと聞いた。神の奇跡がない世界だ。そのはずなのに、私にはこの一連の出来事が、神さまが贈ってくれた小さな奇跡のように感じられたのだ。そして、その奇跡を引き起こしたのは……
「ミ、ミレイ?」
「あははは……! ごめんなさい、本当に、嬉しくて……マリナさんに会えてよかった、って思ったら、気持ちが抑えられなくて」
「え、な、何それ。なんで今、そんな……?」
照れて狼狽えるその姿に、私はまた笑った。それはこの世界に来てから初めての、心の底からの笑顔だった。
背後から響く蹄の音と共に届けられたのは、少し前に別れたはずの――ここで聞こえるはずはない、彼女の声。けれど、反射的に振り向いた私の目に映るのは、間違いなく彼女――マリナさんだ。
その姿を認めて嬉しさを覚える私もいたが、それ以上に激しく驚愕し、狼狽する。こんな危険な戦場に来れば命に係わることくらい、彼女も分かっているはずだ。それなのに、どうして……!
しかし、その理由に気づく間もなく、再び彼女が叫ぶ。
「――これ、使って!」
そう言って、マリナさんは背負っていた荷物を馬上から投げ渡してくる。緩やかな放物線を描いて飛んでくるそれは、店の自室に置いてあったはずの私のリュックだった。
(……???)
体感時間が鈍化し、スローモーションで飛んでくる私のリュック。それが到達するまでのわずかな間に、私は頭に疑問符を浮かべていた。
だって、彼女の意図が分からない。危険を冒してまでこの場所にやって来たのも、そうして届けた物がこのリュックなのも、理由が分からない。戦況を変えるような物は入っていないはずだ。この中に入っているのなんて、せいぜい……
(――! もしかして……!)
それは、ふとした閃きだった。同時に、思い出したこともある。マリナさんに街を案内された際、自分が口にした言葉。神話と英雄譚。その中の一人――
それが本当に可能かどうかも分からない。正直に言えば賭けだ。けれど、これしかないと直感したのだ。私はリュックをしっかり受け止め、急いでバックルをパチンと外し、蓋を開ける。そして、ある物を取り出してから再び前を向き、リーゼさんをまっすぐに見つめた。
「あら? ようやく私と目を合わせてくれる気になったのですか? 嬉しいですね。でしたら、さあ、今度こそ……お友達に、なりましょう――?」
リーゼさんの紫色の瞳が同色の光を帯びる。あの瞳と視線を合わせれば、私は善悪の区別を失い、選択を誤り、彼女同様に正気を失ってしまう。だから――
だから私はリュックから取り出したそれを――コンパクトを開き、鏡の側を外に向け、私の目の高さに……リーゼさんと視線が交わる位置に、掲げた。
「――!?」
悪魔の加護であるリーゼさんの視線は鏡によって反射され、光の速さで彼女自身に返っていった。彼女の瞳が彼女自身を覗き込む。
「え、あ……? は……?」
すでに悪魔の声を聞き、正気を失っていた彼女に、悪魔の加護はどう働いたのか。彼女はその場で膝をつき、虚空を見つめて呻いていた。
「……英雄ペルセウスは、鏡のように磨き抜かれた盾にメドゥーサの姿を映し出すことで、自身が石になるのを防ぎ、彼女を討伐した……正直、分の悪い賭けでしたけど……」
そう。それが先刻思い出した、かの英雄の物語。〝相手の姿を鏡に映し出す〟ことで、リーゼさんの視線を彼女自身に返せば、この事態を打開できるのでは、と考えたのだ。まぁ、ペルセウスはメドゥーサの視線を反射させたわけではないけれど、もしかしたら、という閃きの参考にはなった。実行し、成功するかは本当に賭けだったが……どうやら、賭けに勝ったらしい。
「あ……ぁ……」
リーゼさんは私の言葉に反応を見せない。焦点の合わない瞳で宙を眺めるだけだ。許容量を超え、脳の処理能力がパンクしたのか。あるいは、ここで茫然自失で座り込むことが、彼女にとっての誤った選択なのか。
「魔物の動きが止まった! ディルク! 今のうちに二人の安全を確保してくれ!」
「了解しました!」
意識を乗っ取っていたリーゼさんの意識が奪われたからだろうか。魔物たちも同じように動きを止め、虚空を見つめていた。訪れた好機にアルテアさんとディルクさんが猛然と剣を振るい、劣勢を挽回する。
周囲を見れば、仲間に斬りかかっていた守備隊の面々も、魔物たちと同様に呆然とし、武器を握っていた腕を力なくぶら下げていた。斬りかかられていた騎士たちは初め怪訝な様子を見せていたが、もう同士討ちの心配がないと分かると続々とこちらにやって来て、アルテアさんたちの加勢に回る。
まだ魔物たちは多数残っており、時間をかければ正気を取り戻す可能性もあるため、あまり悠長にはしていられない。けれど、大勢は決したと見ていいのではないだろうか。ひとまずこれ以上街が襲われることはないだろう。
それもこれも、マリナさんが私のリュックをこの場に持ってきてくれたおかげだ。仮に方法を思いつけていたとしても、リュックに入れていたコンパクトがなければ実現不可能だった。彼女がリュックを丸ごと持ってきてくれたおかげで……そういえば、なんで持ってきたんだろう。
「あの、ミレイ? 今、何がどうなってるの?」
その本人はミルトちゃんから下りると、棒立ちの魔物たちを恐る恐る眺めながら不思議そうな顔を浮かべている。それがなんだか可笑しい。私は彼女の質問に質問で返した。
「マリナさん。どうして私の荷物を、ここまで持ってきてくれたんですか?」
「え? だって、ミレイが無事に帰ってくるのを待ってたら、不意にあのパンの香りがして……またあなたが無茶をして死ぬ目に遭ってるんだと思ったら、居ても立っても居られなくなって……」
そうだ、私が死んで過去に戻ると、マリナさんは不可思議なパンの香りを嗅ぎ取るんだった。さっき一度死んだのもバレているんだ。なんだかちょっと恥ずかしいし、心配かけて申し訳ない。
「それで、なんとか助けられないかと思ってたら、ミレイの荷物の中に『ばんそーこー』があるのを思い出して……」
「……絆創膏?」
「ええ。それがあれば怪我が治せるんでしょ?」
「確かに、ちょっとくらいの傷なら治せますけど……」
とはいえ、戦場で負うような怪我に使うには足りなくて誤差の範囲のようなものだし、仮に使ったとしても魔法みたいに即座に治るわけじゃない。彼女は絆創膏の効力を過信しすぎて……いや、この状況、短い時間では、そんな物しか頼れるものがなかったのかもしれない。それでも来てくれた彼女に感謝するしかできない。
「でも、どうして荷物全部……?」
それを聞くと、マリナさんはちょっとだけ恥ずかしそうに顔を赤らめる。
「……だって」
「だって?」
「開け方分からなかったし……」
「え? あ……」
言われてみれば、現代技術であるプラスチックのバックルが、この異世界に存在するとは考えづらい。開け方の説明もし忘れていたし、分からなくても不思議はないかもしれない。
つまり、そのおかげで彼女はリュック丸ごとを――その中のコンパクトごと、ここまで運んできてくれて、結果として私はリーゼさんの加護を防ぐことができた……?
一歩間違えればこちらが破滅していた綱渡りの状況だったことに内心でゾっとしたが、それ以上に胸にこみ上げてくるものがあって……
「あ――あはは! あははは!」
私は笑った。
まだ危険な戦場にいることは変わりないのに、可笑しくて堪らなかった。
この世界の神々は肉体を破壊され、触れる手を失ったと聞いた。神の奇跡がない世界だ。そのはずなのに、私にはこの一連の出来事が、神さまが贈ってくれた小さな奇跡のように感じられたのだ。そして、その奇跡を引き起こしたのは……
「ミ、ミレイ?」
「あははは……! ごめんなさい、本当に、嬉しくて……マリナさんに会えてよかった、って思ったら、気持ちが抑えられなくて」
「え、な、何それ。なんで今、そんな……?」
照れて狼狽えるその姿に、私はまた笑った。それはこの世界に来てから初めての、心の底からの笑顔だった。
0
あなたにおすすめの小説
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
貴方だけが私に優しくしてくれた
バンブー竹田
恋愛
人質として隣国の皇帝に嫁がされた王女フィリアは宮殿の端っこの部屋をあてがわれ、お飾りの側妃として空虚な日々をやり過ごすことになった。
そんなフィリアを気遣い、優しくしてくれたのは年下の少年騎士アベルだけだった。
いつの間にかアベルに想いを寄せるようになっていくフィリア。
しかし、ある時、皇帝とアベルの会話を漏れ聞いたフィリアはアベルの優しさの裏の真実を知ってしまってーーー
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~
灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」
魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。
彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。
遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。
歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか?
己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。
そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。
そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。
例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。
過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る!
異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕!
――なろう・カクヨムでも連載中――
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる