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第23話 幼馴染は火属性
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小鳥の風属性、葉子の土属性。
共に超強力な攻撃力を持っているが、二人の凄さが霞むほどに舞奈の放った炎は凄まじかった。
『炎』という殺傷能力の塊。
掠るだけでも一生痕の残るレベルの火傷を負うかもしれない。
直撃すればもちろん命はない。
「来海くんの異能を舐めていたよ。まさか『麻痺』まで回復させることができるとはね」
「麻痺?」
「さっき私の攻撃を食らった時、身体中に痺れが奔ったでしょ? あの時点で来海くんは脱落だと思ったのになぁ」
あれが状態異常というやつなのか。
正直トラウマレベルの身体の痺れだった。
幸いにも俺の牛乳で状態異常を治すことができたみたいだけど、それが出来なかったら俺は今でも地面に突っ伏していただろう。
「(状態異常か)」
ただ殴るだけでそれができるなら、俺の異能でも何らかの状態異常を与えることはできないだろうか。
考えろ。牛乳でどんなデバフができる?
「ここからは……私も異能を使わさせてもらうよ!」
だが、悠長に考えている暇はない。
舞奈の生み出した火球が俺達に向けてすでに放たれている。
だけど、スピードはそんなにない。チェンジアップのようなゆったりとした軌道でこちらに向かってくる。
しかし『殺意』が向かってくる恐怖に小鳥の足が震えあがってしまっていた。
「くっ……!」
俺は小鳥を守るように手のひらを前に伸ばし、火球を素手で受け止めた。
「がぁ!!」
「兄さん!!」
火球に触れた瞬間、大きな火柱が立ち上がる。
火柱は一瞬で消えるが、俺の左手は真っ黒に焦げていた。
熱い、痛い、指が取れそうなほど痛い。
ジンジンとした熱がいつまでも左手に残っている。
「二人とも! ゴーレム様の後ろに隠れてください!」
小鳥が俺に肩を貸し、引きずるようにゴーレムの足元に移動する。
痛い。痛い。
炎って……こんなにも……怖いのか。
「ごめんね。来海くん。でもこうするしか無かったから……」
舞奈。
そんな申し訳なさそうにするな。
真剣勝負だろう?
俺達が申し込んだ勝負なのだから、お前は気に病む必要なんてないぞ。
「来海はここに居てください。舞奈さんとは私と小鳥の二人で勝って見せますから」
「ん。勝ってくる」
小鳥……葉子……
申し訳ないけど、二人が勝てるビジョンが俺には見えなかった。
それどころか俺みたいに大けがを負ってしまう二人の未来の方が鮮明に想像できる。
「ま、待ってくれ、二人とも」
「「……??」」
「頼む。今はひたすら防御に徹してくれないか?」
「何か考えがあるのですのね?」
「……ああ」
嘘だ。
考えなんてない。
どうすればいいかなんてわかっていない。
だけど無策に近づくのは辞めた方がいいことだけは確かだった。
「来海を信じますわ。小鳥さん!」
「……うん!」
小鳥が風の壁を張る。
それも一枚じゃない。
何枚も何枚も重ね掛けをして壁に厚みが増している。
おかげで正面に迫る火球は何とか防ぐことができていた。
「ロックフォール!」
そして側面から迫る火球は葉子が大地の異能をぶつけて相殺する。
……すごいな二人とも。俺なんかよりもずっと異能を使い込めている。
「(俺だって……)」
まず、焦げた左手を何とかしないといけない。
固形牛乳を何度も何度も飲む。
だけど、火傷は収まる気配はない。
「(くそっ! 麻痺は治るのに火傷は治らないのかよ……!)」
考えてみれば当然だ。
火傷を治すには飲み薬じゃなく塗り薬だ。
ならばと思い、牛乳で幹部を濡らしてみるが全然楽にならない。
牛乳では『塗る』というよりは『濡らす』だからな。
「(まてよ……塗る……か)」
ダメ元で俺はバターを生成する。
ぬるぬるした感触が手のひらに伝う。
「……おぉ」
バターに焦げ跡が付着する。
同時に痛みも乗り移ったように手のひらの感覚が戻っていた。
火傷の痛みがなくなった瞬間、バターが腐り落ちるようにドロドロになる。
物凄く香しい匂いが周囲に漂っていた。
「(……これだ!)」
腐り落ちたバターを見て俺は勝利の光明が見えた。
そのためには牛乳を生み出せる間合いにまで近づかなければいけない。
……やるしか……ない!
「舞奈ぁぁぁぁぁぁっ!」
「「「「……!?」」」」
幼馴染の名前を叫びながら俺は突進をかける。
正面から突っ込む俺に対し、舞奈は慌てて多数の火球を全て俺へ向けてきた。
「兄さん! 危ないよ!」
——いや、大丈夫だ。
『“兄さんさ、たぶん自分で気づいてないと思うけど、身体能力が尋常じゃない”』
俺はお前の言葉を信じることにする。
毎日異能牛乳を飲んでいることできっと俺の身体能力はパワーアップされているんだ。
俺の身体能力はきっと舞奈にも対抗できる。
そう思い込む。
「(思い込みでもいい! とにかく身体を動かせ!)」
正面に火球が迫る。
サイドステップで回避をするが、誘導性のある火の玉は再び俺に向かって奔り続ける。
避けるだけじゃだめだ。さっき葉子がやっていたみたいに相殺させるしかない。
「はぁぁぁっ!!」
生み出した牛乳を噴射させる。
以前ゴーレムの腕を押した牛乳噴射だ。
「んな!?」
「押してる!」
「来海の牛乳が舞奈さんの火球に押し勝ってますわ!」
マジかよ。俺すごない?
「でも……これなら!!」
左右に蠢いていた火球が両サイドから同時に真っすぐ伸びてくる。
さすがに2個同時を対処は無理……っ!
「ウインドトルネード!」
「ロックフォール!」
風と大地。
心強い味方。
後方から放たれた二つの異能が迫る火球を撃ち落としてくれる。
二人の援護のおかげで俺と舞奈の距離は更に縮まる。
「(まずは舞奈の動きを止めないと……)」
共に超強力な攻撃力を持っているが、二人の凄さが霞むほどに舞奈の放った炎は凄まじかった。
『炎』という殺傷能力の塊。
掠るだけでも一生痕の残るレベルの火傷を負うかもしれない。
直撃すればもちろん命はない。
「来海くんの異能を舐めていたよ。まさか『麻痺』まで回復させることができるとはね」
「麻痺?」
「さっき私の攻撃を食らった時、身体中に痺れが奔ったでしょ? あの時点で来海くんは脱落だと思ったのになぁ」
あれが状態異常というやつなのか。
正直トラウマレベルの身体の痺れだった。
幸いにも俺の牛乳で状態異常を治すことができたみたいだけど、それが出来なかったら俺は今でも地面に突っ伏していただろう。
「(状態異常か)」
ただ殴るだけでそれができるなら、俺の異能でも何らかの状態異常を与えることはできないだろうか。
考えろ。牛乳でどんなデバフができる?
「ここからは……私も異能を使わさせてもらうよ!」
だが、悠長に考えている暇はない。
舞奈の生み出した火球が俺達に向けてすでに放たれている。
だけど、スピードはそんなにない。チェンジアップのようなゆったりとした軌道でこちらに向かってくる。
しかし『殺意』が向かってくる恐怖に小鳥の足が震えあがってしまっていた。
「くっ……!」
俺は小鳥を守るように手のひらを前に伸ばし、火球を素手で受け止めた。
「がぁ!!」
「兄さん!!」
火球に触れた瞬間、大きな火柱が立ち上がる。
火柱は一瞬で消えるが、俺の左手は真っ黒に焦げていた。
熱い、痛い、指が取れそうなほど痛い。
ジンジンとした熱がいつまでも左手に残っている。
「二人とも! ゴーレム様の後ろに隠れてください!」
小鳥が俺に肩を貸し、引きずるようにゴーレムの足元に移動する。
痛い。痛い。
炎って……こんなにも……怖いのか。
「ごめんね。来海くん。でもこうするしか無かったから……」
舞奈。
そんな申し訳なさそうにするな。
真剣勝負だろう?
俺達が申し込んだ勝負なのだから、お前は気に病む必要なんてないぞ。
「来海はここに居てください。舞奈さんとは私と小鳥の二人で勝って見せますから」
「ん。勝ってくる」
小鳥……葉子……
申し訳ないけど、二人が勝てるビジョンが俺には見えなかった。
それどころか俺みたいに大けがを負ってしまう二人の未来の方が鮮明に想像できる。
「ま、待ってくれ、二人とも」
「「……??」」
「頼む。今はひたすら防御に徹してくれないか?」
「何か考えがあるのですのね?」
「……ああ」
嘘だ。
考えなんてない。
どうすればいいかなんてわかっていない。
だけど無策に近づくのは辞めた方がいいことだけは確かだった。
「来海を信じますわ。小鳥さん!」
「……うん!」
小鳥が風の壁を張る。
それも一枚じゃない。
何枚も何枚も重ね掛けをして壁に厚みが増している。
おかげで正面に迫る火球は何とか防ぐことができていた。
「ロックフォール!」
そして側面から迫る火球は葉子が大地の異能をぶつけて相殺する。
……すごいな二人とも。俺なんかよりもずっと異能を使い込めている。
「(俺だって……)」
まず、焦げた左手を何とかしないといけない。
固形牛乳を何度も何度も飲む。
だけど、火傷は収まる気配はない。
「(くそっ! 麻痺は治るのに火傷は治らないのかよ……!)」
考えてみれば当然だ。
火傷を治すには飲み薬じゃなく塗り薬だ。
ならばと思い、牛乳で幹部を濡らしてみるが全然楽にならない。
牛乳では『塗る』というよりは『濡らす』だからな。
「(まてよ……塗る……か)」
ダメ元で俺はバターを生成する。
ぬるぬるした感触が手のひらに伝う。
「……おぉ」
バターに焦げ跡が付着する。
同時に痛みも乗り移ったように手のひらの感覚が戻っていた。
火傷の痛みがなくなった瞬間、バターが腐り落ちるようにドロドロになる。
物凄く香しい匂いが周囲に漂っていた。
「(……これだ!)」
腐り落ちたバターを見て俺は勝利の光明が見えた。
そのためには牛乳を生み出せる間合いにまで近づかなければいけない。
……やるしか……ない!
「舞奈ぁぁぁぁぁぁっ!」
「「「「……!?」」」」
幼馴染の名前を叫びながら俺は突進をかける。
正面から突っ込む俺に対し、舞奈は慌てて多数の火球を全て俺へ向けてきた。
「兄さん! 危ないよ!」
——いや、大丈夫だ。
『“兄さんさ、たぶん自分で気づいてないと思うけど、身体能力が尋常じゃない”』
俺はお前の言葉を信じることにする。
毎日異能牛乳を飲んでいることできっと俺の身体能力はパワーアップされているんだ。
俺の身体能力はきっと舞奈にも対抗できる。
そう思い込む。
「(思い込みでもいい! とにかく身体を動かせ!)」
正面に火球が迫る。
サイドステップで回避をするが、誘導性のある火の玉は再び俺に向かって奔り続ける。
避けるだけじゃだめだ。さっき葉子がやっていたみたいに相殺させるしかない。
「はぁぁぁっ!!」
生み出した牛乳を噴射させる。
以前ゴーレムの腕を押した牛乳噴射だ。
「んな!?」
「押してる!」
「来海の牛乳が舞奈さんの火球に押し勝ってますわ!」
マジかよ。俺すごない?
「でも……これなら!!」
左右に蠢いていた火球が両サイドから同時に真っすぐ伸びてくる。
さすがに2個同時を対処は無理……っ!
「ウインドトルネード!」
「ロックフォール!」
風と大地。
心強い味方。
後方から放たれた二つの異能が迫る火球を撃ち落としてくれる。
二人の援護のおかげで俺と舞奈の距離は更に縮まる。
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