26 / 26
最終話 異世界に行ってしまった幼馴染を追いかけて
しおりを挟む
「ど、どうして……来海くんがここに……?」
掠れた声で舞奈が驚きを示す。
見るからに弱り切った身体。
栄養も取れていないのだろう。肌色も悪く、頬も若干こけている。
俺は舞奈の手を握りながら布団の横に座る。
「お前の召喚獣の後を追ってきたんだ。召喚獣が消えるとき、いつも黒い靄みたいなものが出現するだろ? その中に入っていけばお前の元へ行けるのかもって思ったんだ」
「ば、ばかじゃ、ないの? そんな、ことして、変な所に、飛ばされたら、どうするの?」
「でも飛び込まなかったら一生お前に会えなかった」
「…………」
でも直で舞奈の元に来られたのはラッキーだった。
勇気を出して飛び込んでみて本当に良かった。
「舞奈。まずはこれを飲め」
持参したタンブラーに牛乳異能を注ぎ、ゆっくりと舞奈の口元へ近づけた。
「……もう2度と、牛乳は、飲みたくなかった、んだけどなぁ」
「ちゃんと美味しい牛乳だから安心しろ。腹下したりはしないから」
「……うん」
タンブラーを受け取った舞奈は少しずつ牛乳を飲んでいく。
少しだけ頬に色が戻った気がした。
「美味しい、な」
「当たり前だ。俺の牛乳だからな」
「うん。こっちに、は、牛乳、なんて、ないから、涙が出るほど、美味しい」
「それはもったいない世界だな」
「もっと、飲みたい」
「ああ。たくさん飲んで栄養をつけろ」
舞奈は泣きながら牛乳を飲んでいる。
飲み干した後、懐かしい笑顔を俺に向けてくれた。
「小鳥ちゃんと葉子ちゃんは?」
「二人は向こうの世界だ」
「そっか。来海くんだけが来てくれたんだね」
「二人とも来たがっていたけどな。でも俺が止めた」
二人は希望だ。
俺達が無事に帰るための希望。
「来海くん、一人で大丈夫? 私が居なくなった後、キミは一人きりで、この世界に——」
「大丈夫。舞奈と二人だから俺は一人きりにはならない」
「……私はもうすぐ、病気で……」
「大丈夫」
俺は持参してきた大きいバッグをひっくり返し、中のものを全部見せる。
舞奈は目を丸くして口元を抑えていた。
「お、お薬? こんなにいっぱい……」
「ああ。どれが効くかわからんから片っ端から買ってきた」
舞奈から聞いた話によればこの世界は明日生きるのに精一杯な過酷な世界。
当然、医療なども発達していないだろう。
きっと異世界の人は錠剤の薬などみたこともないはずだ。
だから俺は現代医学の可能性に掛けた。
これだけ持ってくればどれか一つくらい流行り病に効くものがあるかもしれない。
「あはは。来海くん。お医者様みたい」
本当なら医者に診てもらって処方箋を出してもらわないといけない。
でもそんなことできないから——
「——ああ。俺は医者になる。舞奈の病気専門の医師だ」
薬が入った箱に交じって数冊の本も一緒に出てきた。
医学書、薬剤書、栄養学、臨床心理本。
病気に打ち勝つ為に俺はこれから猛勉強をする。
もちろん上手くいく可能性など低いことを知っている。
素人が本を読んだくらいで病気を治せる可能性が薄いことも知っている。
だけどこれが、舞奈の為にできる俺の最善だと思った。
「幸い、栄養なら無限に取ることができるからな。若干偏るかもしれないが」
「……くるみ……くん……」
「だからさ、舞奈も諦めないでくれよ。勝手に絶望して俺達を遠ざけないでくれよ。頼むから信じてくれ」
「……でも」
「俺を信じるんだ!!」
「…………うん」
ようやく舞奈の瞳に光が宿った。
生きることを諦めないでくれた。
大丈夫だ。絶対にお前に治してみせる。
不治の病だかなんだか知らないが、そんなのに絶対に負けない。
「俺の牛乳の栄養素が病になんて吹き飛ばしてやるからな!」
結論から言うと舞奈は20日ほどで治った。
熱がひどかったからまず解熱剤を飲ませてみたらあっさり病魔は消え失せたという。
現代のお薬すごすぎん? たくさん持ってきた医学書まるで意味なかったんだけど。
「神じゃ。神の薬じゃぁぁぁぁっ!」
俺が持ってきた解熱剤は村全体を救った。
死を待つのみだった伝染病患者から神のように祭り上げられる俺。
舞奈は苦笑いを浮かべながら誇らしげに俺の雄姿を称えてくれた。
薬は王国にも伝わったらしいが、村人ほど即効性が出なかった。
薬というのは栄養と共に接種しないと効果は半減する。
俺の牛乳を毎日飲んでいた村人達との差なのだろう。
「牛乳神様。奥方様。本日はどちらへ?」
「牛乳神って呼び方辞めてくれる!?」
「お、奥方様だなんて、そんな……えへへ」
俺と舞奈は辺境の村で二人で暮らしていた。
俺は村の医師として、舞奈は村の用心棒として報酬を得て生活をしている。
本で学んだだけのにわか医師だけど、村のお年寄りの話し相手くらいなら俺でもできる。
そんな暮らしが3ヶ月近く続いていた。
「小鳥ちゃんと葉子ちゃんは今頃何をしているのかな……」
遠い世界に思いを馳せるように空を見上げる舞奈。
「あっ、そういえば言ってなかったっけ?」
「……?」
小首を傾げる舞奈。
「小鳥と葉子にはあるお願いをしているんだ」
「お願いって?」
「それは——」
俺が言葉を発する刹那、それは突如として現れた。
真っ白な色をした土人形。
それが黒い靄を経由して俺達の目の前に現れた。
「しょ、召喚獣!?」
「ああ。思ったよりも早かったな。さすがだ」
「えっ?」
「あの形の召喚獣、見覚えがないか?」
そういうと舞奈はハッとした様子で目を見開いた。
「葉子ちゃんの……ゴーレム?」
「そうだ」
「どうして葉子ちゃんのゴーレムがこっちの世界に——」
『——貴方たちを迎えに来たからに決まっていますでしょう?』
懐かしい声。
自信満々で頼もしい、仲間の声。
それはゴーレムを通じて響く葉子の声だった。
『来海。3ヶ月も掛かって申し訳ございません』
「何言ってんだよ。むしろ早いくらいだって。さすが葉子だな」
『……兄さん。私も葉子さんの特訓いっぱい付き合った』
「わかっているよ。小鳥もありがとう」
もし傍にいたら頭を撫でてあげたい。
二人はこの3ヶ月間、ひたすらに召喚魔法だけを特訓してもらった。
このように異世界をつなぐ架け橋になってもらうために。
「さ、帰るぞ。舞奈」
「えっ!?」
「あそこに、出口があるだろう?」
ゴーレムの奥に漂う黒い靄。
俺はあの霧を通ってここまでやってきた。
「もしかして……来海くん……このために一人で……」
舞奈が異世界から現実世界へ召喚が出来るのなら、現実世界から異世界へ召喚も可能だと思った。
そしてそれができる可能性があるのは葉子だけだと思った。
だからこそ葉子には現実世界に残ってもらう必要があったのだ。
召喚獣を通じて、俺達を現実世界へ返すために。
「遊ぶ約束してたよな? 遊ぼうぜ。みんなで」
「……うんっ!!」
舞奈が俺の手を握り、俺も彼女の手を放すまいと強く握り返す。
急かすように引っ張る舞奈。俺もつられて駆けだしてしまう。
遊びに出かける前の高揚感に似た感覚が俺達二人を包み込んでいた。
あの時と同じように小鳥も誘って。
新しくできた友達の葉子も誘って。
失われた2年間を取り戻すように皆で遊ぼう。
皆で集まったら、俺の部屋でまったりとファンタジー創作でも語るとしますか。
熱めのホットミルクでも飲みながら。
【異世界に行ってしまった幼馴染が俺に異能の力を託してくれたのだが】
—【完】—
掠れた声で舞奈が驚きを示す。
見るからに弱り切った身体。
栄養も取れていないのだろう。肌色も悪く、頬も若干こけている。
俺は舞奈の手を握りながら布団の横に座る。
「お前の召喚獣の後を追ってきたんだ。召喚獣が消えるとき、いつも黒い靄みたいなものが出現するだろ? その中に入っていけばお前の元へ行けるのかもって思ったんだ」
「ば、ばかじゃ、ないの? そんな、ことして、変な所に、飛ばされたら、どうするの?」
「でも飛び込まなかったら一生お前に会えなかった」
「…………」
でも直で舞奈の元に来られたのはラッキーだった。
勇気を出して飛び込んでみて本当に良かった。
「舞奈。まずはこれを飲め」
持参したタンブラーに牛乳異能を注ぎ、ゆっくりと舞奈の口元へ近づけた。
「……もう2度と、牛乳は、飲みたくなかった、んだけどなぁ」
「ちゃんと美味しい牛乳だから安心しろ。腹下したりはしないから」
「……うん」
タンブラーを受け取った舞奈は少しずつ牛乳を飲んでいく。
少しだけ頬に色が戻った気がした。
「美味しい、な」
「当たり前だ。俺の牛乳だからな」
「うん。こっちに、は、牛乳、なんて、ないから、涙が出るほど、美味しい」
「それはもったいない世界だな」
「もっと、飲みたい」
「ああ。たくさん飲んで栄養をつけろ」
舞奈は泣きながら牛乳を飲んでいる。
飲み干した後、懐かしい笑顔を俺に向けてくれた。
「小鳥ちゃんと葉子ちゃんは?」
「二人は向こうの世界だ」
「そっか。来海くんだけが来てくれたんだね」
「二人とも来たがっていたけどな。でも俺が止めた」
二人は希望だ。
俺達が無事に帰るための希望。
「来海くん、一人で大丈夫? 私が居なくなった後、キミは一人きりで、この世界に——」
「大丈夫。舞奈と二人だから俺は一人きりにはならない」
「……私はもうすぐ、病気で……」
「大丈夫」
俺は持参してきた大きいバッグをひっくり返し、中のものを全部見せる。
舞奈は目を丸くして口元を抑えていた。
「お、お薬? こんなにいっぱい……」
「ああ。どれが効くかわからんから片っ端から買ってきた」
舞奈から聞いた話によればこの世界は明日生きるのに精一杯な過酷な世界。
当然、医療なども発達していないだろう。
きっと異世界の人は錠剤の薬などみたこともないはずだ。
だから俺は現代医学の可能性に掛けた。
これだけ持ってくればどれか一つくらい流行り病に効くものがあるかもしれない。
「あはは。来海くん。お医者様みたい」
本当なら医者に診てもらって処方箋を出してもらわないといけない。
でもそんなことできないから——
「——ああ。俺は医者になる。舞奈の病気専門の医師だ」
薬が入った箱に交じって数冊の本も一緒に出てきた。
医学書、薬剤書、栄養学、臨床心理本。
病気に打ち勝つ為に俺はこれから猛勉強をする。
もちろん上手くいく可能性など低いことを知っている。
素人が本を読んだくらいで病気を治せる可能性が薄いことも知っている。
だけどこれが、舞奈の為にできる俺の最善だと思った。
「幸い、栄養なら無限に取ることができるからな。若干偏るかもしれないが」
「……くるみ……くん……」
「だからさ、舞奈も諦めないでくれよ。勝手に絶望して俺達を遠ざけないでくれよ。頼むから信じてくれ」
「……でも」
「俺を信じるんだ!!」
「…………うん」
ようやく舞奈の瞳に光が宿った。
生きることを諦めないでくれた。
大丈夫だ。絶対にお前に治してみせる。
不治の病だかなんだか知らないが、そんなのに絶対に負けない。
「俺の牛乳の栄養素が病になんて吹き飛ばしてやるからな!」
結論から言うと舞奈は20日ほどで治った。
熱がひどかったからまず解熱剤を飲ませてみたらあっさり病魔は消え失せたという。
現代のお薬すごすぎん? たくさん持ってきた医学書まるで意味なかったんだけど。
「神じゃ。神の薬じゃぁぁぁぁっ!」
俺が持ってきた解熱剤は村全体を救った。
死を待つのみだった伝染病患者から神のように祭り上げられる俺。
舞奈は苦笑いを浮かべながら誇らしげに俺の雄姿を称えてくれた。
薬は王国にも伝わったらしいが、村人ほど即効性が出なかった。
薬というのは栄養と共に接種しないと効果は半減する。
俺の牛乳を毎日飲んでいた村人達との差なのだろう。
「牛乳神様。奥方様。本日はどちらへ?」
「牛乳神って呼び方辞めてくれる!?」
「お、奥方様だなんて、そんな……えへへ」
俺と舞奈は辺境の村で二人で暮らしていた。
俺は村の医師として、舞奈は村の用心棒として報酬を得て生活をしている。
本で学んだだけのにわか医師だけど、村のお年寄りの話し相手くらいなら俺でもできる。
そんな暮らしが3ヶ月近く続いていた。
「小鳥ちゃんと葉子ちゃんは今頃何をしているのかな……」
遠い世界に思いを馳せるように空を見上げる舞奈。
「あっ、そういえば言ってなかったっけ?」
「……?」
小首を傾げる舞奈。
「小鳥と葉子にはあるお願いをしているんだ」
「お願いって?」
「それは——」
俺が言葉を発する刹那、それは突如として現れた。
真っ白な色をした土人形。
それが黒い靄を経由して俺達の目の前に現れた。
「しょ、召喚獣!?」
「ああ。思ったよりも早かったな。さすがだ」
「えっ?」
「あの形の召喚獣、見覚えがないか?」
そういうと舞奈はハッとした様子で目を見開いた。
「葉子ちゃんの……ゴーレム?」
「そうだ」
「どうして葉子ちゃんのゴーレムがこっちの世界に——」
『——貴方たちを迎えに来たからに決まっていますでしょう?』
懐かしい声。
自信満々で頼もしい、仲間の声。
それはゴーレムを通じて響く葉子の声だった。
『来海。3ヶ月も掛かって申し訳ございません』
「何言ってんだよ。むしろ早いくらいだって。さすが葉子だな」
『……兄さん。私も葉子さんの特訓いっぱい付き合った』
「わかっているよ。小鳥もありがとう」
もし傍にいたら頭を撫でてあげたい。
二人はこの3ヶ月間、ひたすらに召喚魔法だけを特訓してもらった。
このように異世界をつなぐ架け橋になってもらうために。
「さ、帰るぞ。舞奈」
「えっ!?」
「あそこに、出口があるだろう?」
ゴーレムの奥に漂う黒い靄。
俺はあの霧を通ってここまでやってきた。
「もしかして……来海くん……このために一人で……」
舞奈が異世界から現実世界へ召喚が出来るのなら、現実世界から異世界へ召喚も可能だと思った。
そしてそれができる可能性があるのは葉子だけだと思った。
だからこそ葉子には現実世界に残ってもらう必要があったのだ。
召喚獣を通じて、俺達を現実世界へ返すために。
「遊ぶ約束してたよな? 遊ぼうぜ。みんなで」
「……うんっ!!」
舞奈が俺の手を握り、俺も彼女の手を放すまいと強く握り返す。
急かすように引っ張る舞奈。俺もつられて駆けだしてしまう。
遊びに出かける前の高揚感に似た感覚が俺達二人を包み込んでいた。
あの時と同じように小鳥も誘って。
新しくできた友達の葉子も誘って。
失われた2年間を取り戻すように皆で遊ぼう。
皆で集まったら、俺の部屋でまったりとファンタジー創作でも語るとしますか。
熱めのホットミルクでも飲みながら。
【異世界に行ってしまった幼馴染が俺に異能の力を託してくれたのだが】
—【完】—
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる