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第2章 海を目指して
第12話 冒険者登録
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「ここか、冒険者ギルド」
宿から出て歩くこと数分、ロイロの言われた通りの道を進むと、そこには大きな建物があった。
「そういえば何故かこの世界の字が読めるんだよな」
看板の『冒険者ギルド』という字や、本の時だったりも理解できる。
転生する際に文字という観念的なものは脳に刻み込まれたのだろうか。
まぁ正直どうでもいいけど。
「それよりギルドだ。どんな依頼を受けられるのかなぁ」
浮き足立って私はギルドの扉を開けた。
ギィィッ
「ん?」
「あぁ?」
ギルドの中には、柄の悪そうなガタイのいい男たちが朝っぱらから酒を飲みたくっていた。
「おはようございまーす。冒険者登録をしたいんですけどー」
私がそう声を上げると、飲んだくれの男たちが近づいてきた。
「おうおうおう、お嬢ちゃん。冒険者登録ってのは危ないもんだって知ってるか?」
「大丈夫、私は強いし」
「へっへっへ、流石にギルドに来るだけあって度胸はあるんだな! 面白え!」
「うっ、酒くさっ……!」
「おう、嬢ちゃんも飲むか?」
「遠慮しときます……」
「嬢ちゃんは見たところ細いし魔法使いか? なら俺らみたいな戦士とパーティを組まないとな!」
「ふぅん……。いや、私別に魔法使いじゃないから大丈夫だよ」
その瞬間、ギロッと鋭い眼光を後ろの方から感じた。
「……何? なにか用?」
そちらを向くと、周りの男よりも一回り大きい、大きな斧を持った男が鎮座していた。
「へぇ、視線を感じる能力は持ってるみたいだな」
「いたずらに殺気を向けるのは怖いからやめて欲しいな」
「そりゃ向けるだろ。ちょっとは気配を読めるんだとしても、そんなロクに鍛えてるようには見えないあんたを戦士と言わせるつもりはねぇぜ」
そう言われるや否や、ギルド内には沈黙が響いた。
「やれ」
斧の男の指示と同時に周りの男たちが襲いかかる。
「悪く思うなよ、お嬢ちゃん」
「しゃあ!!」
男が1人殴りかかってくるが、全て体術で捌き、側頭部に蹴りを入れる。
「ぐおぉっ……!?」
男は倒れ込み、両膝を床に着く。
「これだけ?」
「ちっ、舐めんな!!」
そうして男はもう一度殴りかかろうと立ち上がるが、膝から崩れ落ちる。
「あっ……!?」
「脳震盪でちょっと脳揺れてるんだから急に立ったら危ないよ、お兄さん」
「くっ……」
「なるほど、こいつは驚いた」
斧の男は感嘆する。
「じゃあ、この俺と手合わせしてもらおうか。俺を認めさせてみろや」
「うん、上等だよ」
「モース、今帰ったぞー」
「サラマンダーか。他の奴らは知らないか?」
「知らないな。まぁアイツらの事だしなんかに夢中になってるんだろうけど。……あれ、主様は?」
「ルミツなら冒険者ギルドに向かった。アイツらがいつ帰ってくるか分かったものではないからな。1人で行かせてきたのだ」
「ふーん。意外と主様って血気盛んだから問題起こしてないといいけど」
「……まぁルミツなら心配無用であろう」
「変な間があったな?」
「……正直僅かに不安だ」
「だよね」
「この嬢ちゃん、強え……!」
私を中心に倒れた男たちが転がる。
「これで認めてくれた? 私が冒険者登録に適してるって」
「へっ、俺が試してたことなんざ百も承知だったか」
「まぁね」
「はいはーいなんの騒ぎですかー」
「あっ、ギルドマスター!」
奥の階段から女性が降りてきた。黒く美しい長髪を持った、妖艶な美女の様であった。
「まーた新しい子いびってたのー? にしてはみんなだいぶボロボロだね」
「くっ、面目ないですギルドマスター……。この嬢ちゃんに全員やられちまいました……」
「へー、凄いねぇ君。ちょっとアタシともやってみないかい?」
「いやー、遠慮しておきます……」
これ以上人をボコボコにしたら大問題な気がする。
十分大人数倒しちゃったけど。
「ふーん、残念だなぁー」
「ギルドマスターが相手したらだめですよ……! 人殺しになっちまいますって……!」
「確かにそうねー」
「……私を殺す?」
へぇ、言うじゃん? この私を殺せるって言うんだったら、見せてもらいた……
────あっ
ダメダメダメ! 目立つのは良くない! ここでの手合わせは控えよう……!
「いやー、こう見えてかなり疲れちゃったので、また機会があれば……」
「そうよねー。残念ねー」
なんだか掴みどころのない人だな、ほんとに。
「それでー? ここに来たってことは何か用事があるんだよね?」
「はい。冒険者登録をここでしようと思いまして」
「なるほどねー。いいわよ、すぐに登録してあげる。名前はなんて言うの?」
「あっ、ありがとうございます! 私はルミツっていいます」
なんだか長くなりそうだと思っていたのだが、予想の他早く登録ができそうだ。今日から早速依頼を受けたいと思っていたので良かった。
「ありがとね。それから最後に、血が1滴必要だから、ちょっと貰うねー」
「はい!」
私は手をギルドマスターに差し出す。
「ありがとねー。それじゃあちょっとチクッとするわよー」
ギルドマスターは私の手に手を重ねる。
血汐魔法『医療採血』
「んっ、」
チクッと、僅かに刺された痛みを感じる。
「はい、ありがとねー」
「ちなみに何で血が必要なんですか?」
「冒険者登録するとギルドカードっていうものが貰えるんだけど、それは身分証としての役割が大きいのよねー。そのカードの信憑性を高めるために、血を採取してギルドカードに染み込ませるの」
「ギルドによっちゃあこの採血がとんでもなく下手くそで、地獄の痛みを味わう羽目になるヤツもいるんだとか」
「怖ぁ……。でもギルドマスターのは全然痛くなかったです」
「まーねー。血汐魔法が採血に向いてるってだけよー」
ともかくこれで、冒険者登録は無事に済みそうだ。
数分後。
「はーい、待たせたわね。これがギルドカードよー」
「ありがとうございます!」
恐らく安っぽい金属の板に名前や顔写真、そして私の血の匂いがする。
「へーぇ、じゃあ早速依頼受けちゃおうかなぁ」
「いいわよー。初心者にはこれがオススメだけど、ルミツちゃんなら別にどの依頼でも……」
その瞬間、ギルドのドアが バン!! と勢い強く開けられる。
「ギルドマスター!! 緊急事態です!!」
1人の冒険者が大怪我を負いながらも、大声で叫ぶ。
そんな冒険者に他の男たちが寄り添う。
「大丈夫か!?」
「ひでぇ怪我だ……! それにこの爛れた火傷……!」
「それで、緊急事態ってなに?」
「東の荒野にドラゴンが……! 極赤貴竜が現れました!!」
「なっ……!?」
あのギルドマスターが動揺している。これはよっぽどの緊急事態みたいだ。
宿から出て歩くこと数分、ロイロの言われた通りの道を進むと、そこには大きな建物があった。
「そういえば何故かこの世界の字が読めるんだよな」
看板の『冒険者ギルド』という字や、本の時だったりも理解できる。
転生する際に文字という観念的なものは脳に刻み込まれたのだろうか。
まぁ正直どうでもいいけど。
「それよりギルドだ。どんな依頼を受けられるのかなぁ」
浮き足立って私はギルドの扉を開けた。
ギィィッ
「ん?」
「あぁ?」
ギルドの中には、柄の悪そうなガタイのいい男たちが朝っぱらから酒を飲みたくっていた。
「おはようございまーす。冒険者登録をしたいんですけどー」
私がそう声を上げると、飲んだくれの男たちが近づいてきた。
「おうおうおう、お嬢ちゃん。冒険者登録ってのは危ないもんだって知ってるか?」
「大丈夫、私は強いし」
「へっへっへ、流石にギルドに来るだけあって度胸はあるんだな! 面白え!」
「うっ、酒くさっ……!」
「おう、嬢ちゃんも飲むか?」
「遠慮しときます……」
「嬢ちゃんは見たところ細いし魔法使いか? なら俺らみたいな戦士とパーティを組まないとな!」
「ふぅん……。いや、私別に魔法使いじゃないから大丈夫だよ」
その瞬間、ギロッと鋭い眼光を後ろの方から感じた。
「……何? なにか用?」
そちらを向くと、周りの男よりも一回り大きい、大きな斧を持った男が鎮座していた。
「へぇ、視線を感じる能力は持ってるみたいだな」
「いたずらに殺気を向けるのは怖いからやめて欲しいな」
「そりゃ向けるだろ。ちょっとは気配を読めるんだとしても、そんなロクに鍛えてるようには見えないあんたを戦士と言わせるつもりはねぇぜ」
そう言われるや否や、ギルド内には沈黙が響いた。
「やれ」
斧の男の指示と同時に周りの男たちが襲いかかる。
「悪く思うなよ、お嬢ちゃん」
「しゃあ!!」
男が1人殴りかかってくるが、全て体術で捌き、側頭部に蹴りを入れる。
「ぐおぉっ……!?」
男は倒れ込み、両膝を床に着く。
「これだけ?」
「ちっ、舐めんな!!」
そうして男はもう一度殴りかかろうと立ち上がるが、膝から崩れ落ちる。
「あっ……!?」
「脳震盪でちょっと脳揺れてるんだから急に立ったら危ないよ、お兄さん」
「くっ……」
「なるほど、こいつは驚いた」
斧の男は感嘆する。
「じゃあ、この俺と手合わせしてもらおうか。俺を認めさせてみろや」
「うん、上等だよ」
「モース、今帰ったぞー」
「サラマンダーか。他の奴らは知らないか?」
「知らないな。まぁアイツらの事だしなんかに夢中になってるんだろうけど。……あれ、主様は?」
「ルミツなら冒険者ギルドに向かった。アイツらがいつ帰ってくるか分かったものではないからな。1人で行かせてきたのだ」
「ふーん。意外と主様って血気盛んだから問題起こしてないといいけど」
「……まぁルミツなら心配無用であろう」
「変な間があったな?」
「……正直僅かに不安だ」
「だよね」
「この嬢ちゃん、強え……!」
私を中心に倒れた男たちが転がる。
「これで認めてくれた? 私が冒険者登録に適してるって」
「へっ、俺が試してたことなんざ百も承知だったか」
「まぁね」
「はいはーいなんの騒ぎですかー」
「あっ、ギルドマスター!」
奥の階段から女性が降りてきた。黒く美しい長髪を持った、妖艶な美女の様であった。
「まーた新しい子いびってたのー? にしてはみんなだいぶボロボロだね」
「くっ、面目ないですギルドマスター……。この嬢ちゃんに全員やられちまいました……」
「へー、凄いねぇ君。ちょっとアタシともやってみないかい?」
「いやー、遠慮しておきます……」
これ以上人をボコボコにしたら大問題な気がする。
十分大人数倒しちゃったけど。
「ふーん、残念だなぁー」
「ギルドマスターが相手したらだめですよ……! 人殺しになっちまいますって……!」
「確かにそうねー」
「……私を殺す?」
へぇ、言うじゃん? この私を殺せるって言うんだったら、見せてもらいた……
────あっ
ダメダメダメ! 目立つのは良くない! ここでの手合わせは控えよう……!
「いやー、こう見えてかなり疲れちゃったので、また機会があれば……」
「そうよねー。残念ねー」
なんだか掴みどころのない人だな、ほんとに。
「それでー? ここに来たってことは何か用事があるんだよね?」
「はい。冒険者登録をここでしようと思いまして」
「なるほどねー。いいわよ、すぐに登録してあげる。名前はなんて言うの?」
「あっ、ありがとうございます! 私はルミツっていいます」
なんだか長くなりそうだと思っていたのだが、予想の他早く登録ができそうだ。今日から早速依頼を受けたいと思っていたので良かった。
「ありがとね。それから最後に、血が1滴必要だから、ちょっと貰うねー」
「はい!」
私は手をギルドマスターに差し出す。
「ありがとねー。それじゃあちょっとチクッとするわよー」
ギルドマスターは私の手に手を重ねる。
血汐魔法『医療採血』
「んっ、」
チクッと、僅かに刺された痛みを感じる。
「はい、ありがとねー」
「ちなみに何で血が必要なんですか?」
「冒険者登録するとギルドカードっていうものが貰えるんだけど、それは身分証としての役割が大きいのよねー。そのカードの信憑性を高めるために、血を採取してギルドカードに染み込ませるの」
「ギルドによっちゃあこの採血がとんでもなく下手くそで、地獄の痛みを味わう羽目になるヤツもいるんだとか」
「怖ぁ……。でもギルドマスターのは全然痛くなかったです」
「まーねー。血汐魔法が採血に向いてるってだけよー」
ともかくこれで、冒険者登録は無事に済みそうだ。
数分後。
「はーい、待たせたわね。これがギルドカードよー」
「ありがとうございます!」
恐らく安っぽい金属の板に名前や顔写真、そして私の血の匂いがする。
「へーぇ、じゃあ早速依頼受けちゃおうかなぁ」
「いいわよー。初心者にはこれがオススメだけど、ルミツちゃんなら別にどの依頼でも……」
その瞬間、ギルドのドアが バン!! と勢い強く開けられる。
「ギルドマスター!! 緊急事態です!!」
1人の冒険者が大怪我を負いながらも、大声で叫ぶ。
そんな冒険者に他の男たちが寄り添う。
「大丈夫か!?」
「ひでぇ怪我だ……! それにこの爛れた火傷……!」
「それで、緊急事態ってなに?」
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「なっ……!?」
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