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第2章 海を目指して
第36話 宿屋?
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「ありがとうございました!」
「おう、縁がありゃまたな」
焼きそば完食後、私は店主にお礼を言いその場を後にする。
さて、これからどうしようか。
屋台で焼きそばを食べさせてもらったとて、どちらにしても夜に過ごす宿は必要だ。
そう思い私は宿を探すことにする。
「とは言ってもな、前世と違って建物だけ見ても宿屋って分かりにくいんだよなぁ」
ロイロの宿屋もそうだったが、建物の素材は村や街ごとに統一されている。統一といっても近場で多く取れる素材という点で、必然的に偏った景観になるだけなんだろうけど。
この街はかなり大きい部類に入る。それに毎年4回もの大きな祭りがあるのだ。宿屋が少ないわけがないだろう。
「でも分かりにくいし、できるだけ綺麗なところがいいなぁ」
そう呟きながら私は辺りを見渡して歩く。
特にめぼしい建物は見当たらない。
「まぁ気楽に歩きながら探しますか」
そうして私は祭りを歩くついでに宿屋を探すのであった。
日はもうとっくのとうに沈み、時刻は次の日を迎えた。
──しまった、どこも満員だッッッ……!
そりゃそうだ、こんな外からの来客が多いこの祭り、半端な気持ちで宿を確保しようとすればそりゃ確保も満足にできない……!
「もう今日は相当疲れたし、路地裏でもいいから眠る所を探そう……」
そう思えば今日は色々なことがあった。
今朝に魔力の暴走を起こし、祭りではお金がなく、しかも迷子になり、金稼ぎのための薬草採取中に魔物に襲われたかと思えば次は八鬼魔眼。帰ってきてからまたお祭りに参加……。
「もう、クタクタだ……」
薄目になりつつある目を擦りながら、私は寝床を探す。
そんな折、目の前の建物から男の人が飛び出してきた。
「やってらんねぇよ、何だこの宿屋!!」
そうしてその宿屋に文句を吐き捨てた男の人は、どこかへ走り去っていった。
……人が1人減ったということは、この宿には空き部屋があるのでは……!
そう思うや否や、私はその宿屋に走り込んだ。
「すみません! 空き部屋ってありますか!」
「……ありますよ」
良かった、なんとか空いてそうだ。
「じゃあチェックインお願いします!」
「……わかりました」
良かった、今日はこれでゆっくりと寝られそうだ。
「鍵、こちらになります」
「ありがとうございます」
ふと受付の人に目をやる。彼女は老婆であった。それもありえない程両目が充血している。
「……大丈夫ですか?」
「……何がでしょうか」
「目ですよ。すごく充血しちゃってますよ」
「……これはなんでもありませんので、ご安心ください」
「……ふーん」
なんだか意味深なことを言うおばあさんだ。そう思いながらも鍵を受け取り、私はその場を後にする。
404号室。この階に201から209号室まであるから、あと2階上にこの部屋はあるのだろう。
そう思い、私は近くの階段を登った。
ギシギシと不安な音のなる階段。
それを上がっていくと、ついに404号室のある階までたどり着いた。
「なんか不気味な宿だなぁ……。この時間からのチェックインを許してくれたくらいだから良い宿ではあると思うけど」
そして入った404号室。
赤のマットレスに白のベッド。至って普通で、高級感のあるホテルの一室であった。
だが僅かに煙たい匂いがする。お香か……?
「今日は疲れたし、お風呂は明日の朝にしようかなぁ……」
そうして私は荷物を近くのカゴに放り投げ、ベッドにダイブする。
すごく眠たい。今日はよく眠れそうだ。
そんな事をかんが てるう ちに いしきがとおの てい……く……
◇◇◇
「……ふぁぁ、よく寝た……」
朝。私はぐっすりと眠ることができた。
「ん……ちょっと身体がベタベタする……」
そう言えばそうだ。昨日はお風呂に入らずに寝たんだった。
部屋の中にあるドアを開けるとそこには脱衣所があり、その奥にガラス張りのシャワールームが見える。浴槽は付いていないようだ。
「ゆっくりは出来ないか……。でも汗を流せるだけでもいいかな」
そうして私は脱衣所に入る。
服を脱ぎ、シャワールームのガラスのドアを引いて中に入る。
そしてシャワーヘッドを片手に取り、もう片手で栓を回す。……すると、
「……!!」
私はその出てきた液体が身体に当たる寸前に距離をとる。
「血……!?」
その液体は濁った赤色をしており、勢いよく噴射されては排水溝へと流れてゆく。
……昨日の男の人は、ただでさえ不気味な宿屋だと言うのに、シャワーから血が吹き出たことで逃げ出したのだろう……!
「そんな……これ、どうしたら……。……ん?」
あれ、何か違和感。
血液特有の生臭さはない。それどころか、僅かに香る芳醇な……
「あれ、もしかしてこれって……」
私は出てきている赤の液体をペロッと舐める。
「……酸っぱい?」
……これ、ワインだ。
しかもなぜか酸っぱいものが混ぜられている。
……なんで?
「ワインがシャワーから……?」
ちょっと流石に意味がわからなかった。……もしかしたら肌にいいのかも?
「じゃあちょっと、浴びてみようかな……」
そして私はワインシャワーを浴びるのであった。
「うわ、酒臭い……」
お風呂上がり。ワインシャワーを浴びた私の体は酒臭く、ベタベタが加速しただけであった。
「なにこれぇ……」
そんなこんなで私は、謎のホテルの一室から出るのであった。
「チェックアウトお願いします」
「……はい」
昨日の老婆だ。だが昨日のような目の充血は見受けられない。
チェックアウトのついでに料金を払った後、今朝の疑問を老婆に問う。
「あの、シャワーからワインが出てきたんですけど、あれって……」
「……仕様でございます」
「……ふーん」
まぁちょっと変な人と宿だったのだろう、そう思うことにした。
「じゃあ、ありがとうございましたー」
「……漬け込みが甘い」
「へ?」
「……何でもございません。ご利用ありがとうございました」
そうして私は宿屋から出るのであった。
……早くちゃんとしたシャワー浴びたいよぉ……。
◇◇◇
「あれ、ルミツじゃん」
「あっ、シルフ」
宿屋から出て少しして、私はシルフと鉢合わせた。
「良かった、生きてたんだねルミツ!」
「……え?」
「いやー、ちゃんと説明してなくてごめんねー。まぁ都市伝説のことなんだけどさ」
「都市伝説?」
「うん。この四季折祭にはちょっとした都市伝説があるの。宿屋を最終的に見つけられなかった愚か者の元には、幽霊の宿屋が現れるっていう都市伝説」
「幽霊……?」
いやいや、そんなわけ……
「目の前で誘導されて入ったら最後、その身を調理され、何者かに食い殺され、一生現世に戻ることはできないという……」
「……ん」
調理? いやいや、いやいやいや……
「まぁほんのたまに逃がしてもらえるって噂だけど、その人の話によると、酒と酢に漬け込まれ、ハーブの香りを染み込ませられたって言う話。調理場ではその老婆が、その人間を使ってマリネを作ろうと準備してるって話だよ?」
マリネ……、野菜などと一緒に肉をワインなどの調味料で漬け込む料理……。
目の充血……玉ねぎ……。
「あれ、ルミツ? なんか酒臭くない?」
「……」
……はぁ、
本当に怖いからやめてよぉぉぉぉぉぉ!!!
「おう、縁がありゃまたな」
焼きそば完食後、私は店主にお礼を言いその場を後にする。
さて、これからどうしようか。
屋台で焼きそばを食べさせてもらったとて、どちらにしても夜に過ごす宿は必要だ。
そう思い私は宿を探すことにする。
「とは言ってもな、前世と違って建物だけ見ても宿屋って分かりにくいんだよなぁ」
ロイロの宿屋もそうだったが、建物の素材は村や街ごとに統一されている。統一といっても近場で多く取れる素材という点で、必然的に偏った景観になるだけなんだろうけど。
この街はかなり大きい部類に入る。それに毎年4回もの大きな祭りがあるのだ。宿屋が少ないわけがないだろう。
「でも分かりにくいし、できるだけ綺麗なところがいいなぁ」
そう呟きながら私は辺りを見渡して歩く。
特にめぼしい建物は見当たらない。
「まぁ気楽に歩きながら探しますか」
そうして私は祭りを歩くついでに宿屋を探すのであった。
日はもうとっくのとうに沈み、時刻は次の日を迎えた。
──しまった、どこも満員だッッッ……!
そりゃそうだ、こんな外からの来客が多いこの祭り、半端な気持ちで宿を確保しようとすればそりゃ確保も満足にできない……!
「もう今日は相当疲れたし、路地裏でもいいから眠る所を探そう……」
そう思えば今日は色々なことがあった。
今朝に魔力の暴走を起こし、祭りではお金がなく、しかも迷子になり、金稼ぎのための薬草採取中に魔物に襲われたかと思えば次は八鬼魔眼。帰ってきてからまたお祭りに参加……。
「もう、クタクタだ……」
薄目になりつつある目を擦りながら、私は寝床を探す。
そんな折、目の前の建物から男の人が飛び出してきた。
「やってらんねぇよ、何だこの宿屋!!」
そうしてその宿屋に文句を吐き捨てた男の人は、どこかへ走り去っていった。
……人が1人減ったということは、この宿には空き部屋があるのでは……!
そう思うや否や、私はその宿屋に走り込んだ。
「すみません! 空き部屋ってありますか!」
「……ありますよ」
良かった、なんとか空いてそうだ。
「じゃあチェックインお願いします!」
「……わかりました」
良かった、今日はこれでゆっくりと寝られそうだ。
「鍵、こちらになります」
「ありがとうございます」
ふと受付の人に目をやる。彼女は老婆であった。それもありえない程両目が充血している。
「……大丈夫ですか?」
「……何がでしょうか」
「目ですよ。すごく充血しちゃってますよ」
「……これはなんでもありませんので、ご安心ください」
「……ふーん」
なんだか意味深なことを言うおばあさんだ。そう思いながらも鍵を受け取り、私はその場を後にする。
404号室。この階に201から209号室まであるから、あと2階上にこの部屋はあるのだろう。
そう思い、私は近くの階段を登った。
ギシギシと不安な音のなる階段。
それを上がっていくと、ついに404号室のある階までたどり着いた。
「なんか不気味な宿だなぁ……。この時間からのチェックインを許してくれたくらいだから良い宿ではあると思うけど」
そして入った404号室。
赤のマットレスに白のベッド。至って普通で、高級感のあるホテルの一室であった。
だが僅かに煙たい匂いがする。お香か……?
「今日は疲れたし、お風呂は明日の朝にしようかなぁ……」
そうして私は荷物を近くのカゴに放り投げ、ベッドにダイブする。
すごく眠たい。今日はよく眠れそうだ。
そんな事をかんが てるう ちに いしきがとおの てい……く……
◇◇◇
「……ふぁぁ、よく寝た……」
朝。私はぐっすりと眠ることができた。
「ん……ちょっと身体がベタベタする……」
そう言えばそうだ。昨日はお風呂に入らずに寝たんだった。
部屋の中にあるドアを開けるとそこには脱衣所があり、その奥にガラス張りのシャワールームが見える。浴槽は付いていないようだ。
「ゆっくりは出来ないか……。でも汗を流せるだけでもいいかな」
そうして私は脱衣所に入る。
服を脱ぎ、シャワールームのガラスのドアを引いて中に入る。
そしてシャワーヘッドを片手に取り、もう片手で栓を回す。……すると、
「……!!」
私はその出てきた液体が身体に当たる寸前に距離をとる。
「血……!?」
その液体は濁った赤色をしており、勢いよく噴射されては排水溝へと流れてゆく。
……昨日の男の人は、ただでさえ不気味な宿屋だと言うのに、シャワーから血が吹き出たことで逃げ出したのだろう……!
「そんな……これ、どうしたら……。……ん?」
あれ、何か違和感。
血液特有の生臭さはない。それどころか、僅かに香る芳醇な……
「あれ、もしかしてこれって……」
私は出てきている赤の液体をペロッと舐める。
「……酸っぱい?」
……これ、ワインだ。
しかもなぜか酸っぱいものが混ぜられている。
……なんで?
「ワインがシャワーから……?」
ちょっと流石に意味がわからなかった。……もしかしたら肌にいいのかも?
「じゃあちょっと、浴びてみようかな……」
そして私はワインシャワーを浴びるのであった。
「うわ、酒臭い……」
お風呂上がり。ワインシャワーを浴びた私の体は酒臭く、ベタベタが加速しただけであった。
「なにこれぇ……」
そんなこんなで私は、謎のホテルの一室から出るのであった。
「チェックアウトお願いします」
「……はい」
昨日の老婆だ。だが昨日のような目の充血は見受けられない。
チェックアウトのついでに料金を払った後、今朝の疑問を老婆に問う。
「あの、シャワーからワインが出てきたんですけど、あれって……」
「……仕様でございます」
「……ふーん」
まぁちょっと変な人と宿だったのだろう、そう思うことにした。
「じゃあ、ありがとうございましたー」
「……漬け込みが甘い」
「へ?」
「……何でもございません。ご利用ありがとうございました」
そうして私は宿屋から出るのであった。
……早くちゃんとしたシャワー浴びたいよぉ……。
◇◇◇
「あれ、ルミツじゃん」
「あっ、シルフ」
宿屋から出て少しして、私はシルフと鉢合わせた。
「良かった、生きてたんだねルミツ!」
「……え?」
「いやー、ちゃんと説明してなくてごめんねー。まぁ都市伝説のことなんだけどさ」
「都市伝説?」
「うん。この四季折祭にはちょっとした都市伝説があるの。宿屋を最終的に見つけられなかった愚か者の元には、幽霊の宿屋が現れるっていう都市伝説」
「幽霊……?」
いやいや、そんなわけ……
「目の前で誘導されて入ったら最後、その身を調理され、何者かに食い殺され、一生現世に戻ることはできないという……」
「……ん」
調理? いやいや、いやいやいや……
「まぁほんのたまに逃がしてもらえるって噂だけど、その人の話によると、酒と酢に漬け込まれ、ハーブの香りを染み込ませられたって言う話。調理場ではその老婆が、その人間を使ってマリネを作ろうと準備してるって話だよ?」
マリネ……、野菜などと一緒に肉をワインなどの調味料で漬け込む料理……。
目の充血……玉ねぎ……。
「あれ、ルミツ? なんか酒臭くない?」
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……はぁ、
本当に怖いからやめてよぉぉぉぉぉぉ!!!
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