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綺麗な音、綺麗な湖、綺麗な星空、綺麗な人々

憎悪に塗れた歌、それは酷く悲しいけれど、それも人の人生、悲しくても美しい、それはまさしく芸術と呼べるだろう

綺麗な湖、綺麗な物にも必ず裏がある、湖で言うのならばゴミが水面に浮いていたり、少し濁っていたり、それでもその湖は美しい、それは何かに影響されたということだから

綺麗な星空、澄み渡るような星々、それでも最近は滅多に星は見れなくなってしまった、それでも星々は美しいのだろう、人々のせいで滅多に見えなくなってしまっても、たまに見れるからこそ美しい物と認識できる、まさしく、心理学的な物だろう

綺麗な人々、人には色々なものがいる、物を作る才能を持ったもの、戦う才能を持ったもの、平凡なもの、異端なもの、嫌われているもの、好かれている者、性格の良い者、性格の悪い者、これだけあげてもまだ足りないくらいに色々な人がいる、それでも人々は美しい、誰かに嫌われていようが、それは当たり前、自分の道を進んだら、その道とは反対の道に進んだ者からは嫌われるし、嫌うだろう、それが当たり前のことだ

だけど、僕はどうだろう?誰かに嫌われてもその人を嫌いになれるだろうか?なれないだろう、僕を嫌う人も美しいと、綺麗だと感じてしまう、この心は壊れているのだろうか、達観しているのだろうか、わからない、けれどきっと…この心すらも美しいのだろう
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