尾崎楓

尾崎楓

小説家になろう出身。影響受けた作家、村上春樹、村上龍。バイセク。アイドル好きです。ショタ。
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彼女のことです
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小説 183,833 位 / 183,833件 エッセイ・ノンフィクション 7,779 位 / 7,779件
文字数 675 最終更新日 2021.09.05 登録日 2021.09.05
運がない男だった。それがないのは、彼が馬鹿だったからだ。
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小説 183,833 位 / 183,833件 ミステリー 4,167 位 / 4,167件
文字数 351 最終更新日 2021.09.05 登録日 2021.09.05
年の瀬の終わり、出逢った二人。漢は孤独を抱えて独り歩いている。街角で偶然成り行きで出逢った、男と女。先行きのわからない暮らしの中で、かつてあったときめきと胸の高鳴りを彼らは必死になって、取り戻そうとしていた。誰にも真似できない人生の主人公は俺さ!!そう彼は高らかに笑いながら、彼女の手を引き連れて、忙しそうに歩く人々の群れから、逸脱して、今日も夜の街を練り歩いている。そこで出逢う人々の一夜の群像劇。それを彼は眺めているのが好きだった。淡い恋の予感とどよめき。それは、忘れてはならない大切な事なのかもしれない…危険とスリルは背中合わせだ。そんな夜の街に生きる人々が好きだから、彼は今も生きている様な気がする。夜の街には、夢が煌めいているのだろう。
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小説 183,833 位 / 183,833件 ミステリー 4,167 位 / 4,167件
文字数 9,242 最終更新日 2021.09.05 登録日 2021.09.05
自分という人を伝えたい、認めてもらいたいという想いはやはり、あります。否定せずに、認めてほしいと思います。
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小説 183,833 位 / 183,833件 エッセイ・ノンフィクション 7,779 位 / 7,779件
文字数 33,951 最終更新日 2021.09.05 登録日 2021.09.05
「明日のない闇」 僕にはこんな事言えた義理じゃないんだけど… そう言って叶真江は、ことの顛末を嫌に神妙に話し出した。 こういうことは出来れば誰にも言いたくなかったし、わたしだって、そんなこと普通の人間になんか、できたモノじゃないはずだって、そんなことはわかってんのよ? 前置きが長くなったわよ?話を聞いていた、天野瑞稀は、そう言いながら、タバコに火をつけようとしたが、辞めた。 私だって本当にこんな事になったのは悲しい事だと思っているわ?けどね?物事には順序ってものがあるよ?あなたのしていることは明らかに順序を無視している。それは頂けないわよ?わかってる?あなたのしていることは何の意味もない。 叶は、傍に誰もいないか、確認した後、そっと、私に耳打ちした。 悲しいけれど、わたしには誰も頼りになる人間が居ない。だから、貴方にだけは心を開く。これから先、もう、わたしには二度とステキな人が現れない。そんな先の事なんか、もう期待してないわ。 そう言った後、彼女は天野にそっと、手元に丸めた紙屑を渡した。 それを見た叶は、軽く沈黙した後、やがて、席を立ち、これから起こることのおおよその検討をつけた。 まず、一つ目。この世界には、わたし自身でさえよくわからない現象が起きている。それはわたし個人にとって、どうでもいいことだ。 二つ目。自分がナニを求められているのか?イマイチ、把握しずらい点。 三つ目。この世界にはどうでもいい人間が多いと言うこと。その他人の眼を気にしないで、私を煩わせる事なく、排除する。 それが私に今できる最善の手だという事。 …また、来るわ。 天野はそう言って、屋外へ出た。 この世界はきっと、もう終わってるのよ…私には何も夢なんか無かったのよ… 空を見上げて、ため息を吐く。彼女は、こんな闇の世界に生きたいなんて、もう全く望んでいなかった。何かが、違うんだなってそう思ってた。 私は明るい世界へ行きたいンダな… ため息と共に吐き捨てたその言葉が空を舞い、空中に霞んで見えなくなる迄、叶の事を考えた。 独りで生きてくよ、あんたは… 私は、握りしめたその紙屑をそっと、開いた。そこには、私がナニを求めていたのか、書かれてあった。 "無駄なモノは捨てなさい" なるほどね…フフ、それはたしかに言えてるわ。 夜の闇の世界に、くだらない邪なものが溢れていた。消え入る太陽の影のように、心はいつだって求めてきた。明日の風が、誰にも、遮られない様に私は、私の風を信じて行く、そう決めたんだった。 "またね、責任。" 続く。
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小説 183,833 位 / 183,833件 ミステリー 4,167 位 / 4,167件
文字数 354 最終更新日 2021.09.05 登録日 2021.09.05
20xx年.初冬。一人の著名な作家による刺殺事件が起きた。該当した容疑者は、作家名義、真田三枝(39)による、単独だった。犯行に及んだ動機も本人の黙秘権により、秘匿され、弁護士により抹消された。この作家がある一人の一般男性を殺害するに至る過程と、マスメディアのバッシングとの長きに渡る闘争劇です。真実が、彼女の独白により、次第に明らかになる、ミステリー小説です。
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小説 183,833 位 / 183,833件 キャラ文芸 4,376 位 / 4,376件
文字数 36,764 最終更新日 2021.09.05 登録日 2021.09.05
現代文学 連載中 長編 R18
この上ない史上の煌めきを僕は見ていた。傍に見えない、空の彼方にいる、その存在に想いを馳せる僕は、とてもじゃないが自分自身から逸脱していた。心からその姿に憧れ、手を伸ばせる。全てが間違っていたとしても、僕が全てを否定しようとしても、やはりそれは、手放してはならないものだろう。答え探しをし続けて、過ちや、正しさ、それすらも僕には寧ろ、意味が無かった。心にさえ、その推察して来た日々は無駄だと思える。自分が脅威を感じてないものが、自分の課題では無いのと同じだ。答えなんか、なくても、僕らはまた、明日生きたいじゃないか。その死を願うとか、言う感覚が僕に全くない。死を望む人が居るのは分かる。けれど、その人達と僕の接点が全くない時点で、それは、もう僕の理解の範疇を超えていたんだ。死にたくない。死に美しさを感じようと、死んだ後は無になる、その理想が、かりそめの幻想に過ぎないとしても、死んでいく人々が明日、笑顔で居てくれる確かな保証は何処にもない。僕はそれがよくわからない。答えられない。自信もないし、その世界についてさえ、知らない。けれど、空を見上げて、手を伸ばし、|翳したら《かざしたら》、僕は、この世界の蔑みにすら、屈せずに立っている!そんな、地上の大地を踏み締めて居る、地に足をつけた人間なんだと自信を持って言えたんだ。
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小説 183,833 位 / 183,833件 現代文学 7,796 位 / 7,796件
文字数 6,747 最終更新日 2021.09.05 登録日 2021.09.05
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