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第1部 星霊隊結成
第10話(2)モテる女
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「えっ!?ま、待って!!」
その女性の悲鳴にも似た命乞いを無視して、悪魔は女性に殴りかかろうとする。悪魔の背後にいた菜々子は、この状況を見過ごせなかった。
瞬間、手錠をかけられた菜々子の両手に霊力が集まると、ピンク色の光が集まり、長い鎖が菜々子の手に握られていた。
「『ラフィーネ・スラッシャー』!!」
菜々子は叫びながら鎖を振るう。鎖から放たれたピンク色の衝撃波は、女性に殴りかかろうとしていた悪魔の背中に突き刺さり、悪魔は悲鳴を上げながら黒い煙となって消えた。
「…どうなってんの…?」
悪魔に殺されかけた女性は、目の前の状況が理解しきれずに呟く。菜々子はそれを気にせず、霊力を流して自分にかけられた手錠を破壊すると、未だに困惑しているその女性に声をかけた。
「危なかったけど、大丈夫?オネーサン」
菜々子に尋ねられ、初めてその女性は現実に還ったように菜々子の方を見る。菜々子は軽い笑顔を浮かべながら話を続けた。
「私、桜井《さくらい》菜々子《ななこ》っていいまーす。趣味はー、んー、色々。あ、お化粧は特に好きだよ。オネーサンの名前は?」
菜々子は軽い空気のまま目の前の女性に尋ねる。女性は戸惑いながら立ち上がると、周囲を見回してから話し始めた。
「えっと…木村《きむら》千鶴《ちづる》っていいます…その、助けてくれたんですよね、桜井さん」
「菜々子でいいよー。ナナちゃんでもカンゲー。まぁ、結果的に、そうなったってだけだから、気にしなくていいよ、千鶴ちゃん」
「とにかく、ありがとうございました」
「いえいえー」
よそよそしい千鶴に対して、菜々子は馴れ馴れしく言う。千鶴は菜々子に頭を下げて礼を言うと、周囲を見回してから菜々子に尋ねた。
「すみません、ここ、どこですか?」
「えっとね、真川《さねがわ》県の…どこだったかなぁ?」
「え?何県って?」
「真川《さねがわ》だよー」
「…え?聞いたことない…」
千鶴は深刻な表情で呟く。菜々子はそれに対して相変わらず軽い様子で話しかけた。
「千鶴ちゃんはどこから来たの?」
「私、東京の高校に通ってて、部活から帰る途中だったんです。そしたら、気がついたら穴みたいなところに吸い寄せられて…」
「トーキョー?うーん、どこかなぁ…私、だいたい全部の県行ってるはずなんだけど、聞いたことなーい」
「え?」
「え?」
「…」
千鶴は理解しきれない状況に黙り込む。一方の菜々子は何かに気がついたように声を上げた。
「あ、わかった!千鶴ちゃん、きっと異世界から来たんだ!」
「…は?」
「よくあるじゃん、普通に生きてたら突然異世界に来ちゃうってラノベ。千鶴ちゃんは読まないの?」
「いや、まぁ、なくはないですけど、そんな突拍子もないことあるわけ…」
千鶴はそう言いながら、ふと先ほどの光景を思い返す。襲いかかってくる悪魔に、何もないところから武器を発現させた菜々子。
(…でも、よくよく考えたら意味わかんないことばっかり…これ…本当に現実なの?仮にこれが現実なら…本当に異世界に来ちゃったのかも…)
非現実的でしかないはずのその考えが、今の千鶴にとって最も現実的で論理的な答えだった。それだけに、千鶴の顔からは徐々に血の気が引いていくのだった。
明らかに動揺している千鶴を見た菜々子は、周囲を見回しながらも千鶴に話し始めた。
「とにかく、千鶴ちゃんにとってここは知らない場所なんだよね?だったら、とりあえず私を信じてついてきてくれないかな?」
菜々子が提案すると、千鶴は少し戸惑ったあと、弱々しく頷いた。
「は、はい」
「よかった!じゃあ行こう!」
菜々子はそう言うと、千鶴の手を引いて早足で森の中を歩き出す。千鶴はそれに引っ張られるようにしてついていくのだった。
「な、菜々子さん、どこ行くんです?」
「とにかくここを離れるの。さっき千鶴ちゃんを襲ったアレ、悪魔って言うんだけど、ここ悪魔の拠点っぽいんだよね」
「え?えぇ!?」
「だから一旦ここから逃げないと…あ、そうだ」
驚く千鶴をよそに、菜々子は冷静に何かを思い出すと、一度足を止め、自分のベルトに差していた2本の十手《じって》のようなものを抜いた。
「千鶴ちゃん、霊力使える?」
「れいりょく?」
「わかった。じゃあ、これあげる。さっきみたいに悪魔に襲われそうになったら、それで悪魔を引っ叩いてね」
菜々子はそう言うと、2本で1組の十手を千鶴に手渡す。千鶴は状況が飲み込めないままそれを受け取ると、すぐに菜々子の方へ顔を上げた。
「あ、あの」
千鶴が質問しようとすると、菜々子が人差し指を立てて千鶴を制する。そして周囲を見回し、表情を鋭くした。
「…もう囲まれちゃったか…」
菜々子は小さく呟く。状況を理解しきれない千鶴だったが、菜々子は気にせず、千鶴の方に向き直って話し始めた。
「いい、千鶴ちゃん?真っ直ぐあっちに向けて走ってね。何があっても振り向いちゃダメだよ。大通りに出たら、ずっと左の方に走っていってね」
「ちょ、ちょっと待ってください、菜々子さんはどうするんです?」
「後で追いつくからさ。大丈夫。とにかく、走って、誰か頼れそうな人がいたらその人と一緒に逃げて。そうじゃなかったら、大通りに出て左、お屋敷を目指して走るんだよ。いい?約束して!」
菜々子はやや語気を強くする。そんな菜々子の態度を見て、千鶴はわけもわからず頷いた。
「わ、わかりました、言う通りにします」
「よし、じゃあ行って!」
菜々子がそう言うと、千鶴は草むらを掻き分け、菜々子に背を向けて走り出す。そんな千鶴を見送った菜々子は、霊力を右手に集め、武器である鎖を握りしめると、ゆっくり振り向いた。
「…ふふ、私ってば、イケメンだけじゃなく、悪魔にもモテちゃうわけ?」
菜々子はなんとか軽口を叩いて気持ちを誤魔化す。しかし、彼女の額に浮かんでいた汗と唇の震えは誤魔化せなかった。
その女性の悲鳴にも似た命乞いを無視して、悪魔は女性に殴りかかろうとする。悪魔の背後にいた菜々子は、この状況を見過ごせなかった。
瞬間、手錠をかけられた菜々子の両手に霊力が集まると、ピンク色の光が集まり、長い鎖が菜々子の手に握られていた。
「『ラフィーネ・スラッシャー』!!」
菜々子は叫びながら鎖を振るう。鎖から放たれたピンク色の衝撃波は、女性に殴りかかろうとしていた悪魔の背中に突き刺さり、悪魔は悲鳴を上げながら黒い煙となって消えた。
「…どうなってんの…?」
悪魔に殺されかけた女性は、目の前の状況が理解しきれずに呟く。菜々子はそれを気にせず、霊力を流して自分にかけられた手錠を破壊すると、未だに困惑しているその女性に声をかけた。
「危なかったけど、大丈夫?オネーサン」
菜々子に尋ねられ、初めてその女性は現実に還ったように菜々子の方を見る。菜々子は軽い笑顔を浮かべながら話を続けた。
「私、桜井《さくらい》菜々子《ななこ》っていいまーす。趣味はー、んー、色々。あ、お化粧は特に好きだよ。オネーサンの名前は?」
菜々子は軽い空気のまま目の前の女性に尋ねる。女性は戸惑いながら立ち上がると、周囲を見回してから話し始めた。
「えっと…木村《きむら》千鶴《ちづる》っていいます…その、助けてくれたんですよね、桜井さん」
「菜々子でいいよー。ナナちゃんでもカンゲー。まぁ、結果的に、そうなったってだけだから、気にしなくていいよ、千鶴ちゃん」
「とにかく、ありがとうございました」
「いえいえー」
よそよそしい千鶴に対して、菜々子は馴れ馴れしく言う。千鶴は菜々子に頭を下げて礼を言うと、周囲を見回してから菜々子に尋ねた。
「すみません、ここ、どこですか?」
「えっとね、真川《さねがわ》県の…どこだったかなぁ?」
「え?何県って?」
「真川《さねがわ》だよー」
「…え?聞いたことない…」
千鶴は深刻な表情で呟く。菜々子はそれに対して相変わらず軽い様子で話しかけた。
「千鶴ちゃんはどこから来たの?」
「私、東京の高校に通ってて、部活から帰る途中だったんです。そしたら、気がついたら穴みたいなところに吸い寄せられて…」
「トーキョー?うーん、どこかなぁ…私、だいたい全部の県行ってるはずなんだけど、聞いたことなーい」
「え?」
「え?」
「…」
千鶴は理解しきれない状況に黙り込む。一方の菜々子は何かに気がついたように声を上げた。
「あ、わかった!千鶴ちゃん、きっと異世界から来たんだ!」
「…は?」
「よくあるじゃん、普通に生きてたら突然異世界に来ちゃうってラノベ。千鶴ちゃんは読まないの?」
「いや、まぁ、なくはないですけど、そんな突拍子もないことあるわけ…」
千鶴はそう言いながら、ふと先ほどの光景を思い返す。襲いかかってくる悪魔に、何もないところから武器を発現させた菜々子。
(…でも、よくよく考えたら意味わかんないことばっかり…これ…本当に現実なの?仮にこれが現実なら…本当に異世界に来ちゃったのかも…)
非現実的でしかないはずのその考えが、今の千鶴にとって最も現実的で論理的な答えだった。それだけに、千鶴の顔からは徐々に血の気が引いていくのだった。
明らかに動揺している千鶴を見た菜々子は、周囲を見回しながらも千鶴に話し始めた。
「とにかく、千鶴ちゃんにとってここは知らない場所なんだよね?だったら、とりあえず私を信じてついてきてくれないかな?」
菜々子が提案すると、千鶴は少し戸惑ったあと、弱々しく頷いた。
「は、はい」
「よかった!じゃあ行こう!」
菜々子はそう言うと、千鶴の手を引いて早足で森の中を歩き出す。千鶴はそれに引っ張られるようにしてついていくのだった。
「な、菜々子さん、どこ行くんです?」
「とにかくここを離れるの。さっき千鶴ちゃんを襲ったアレ、悪魔って言うんだけど、ここ悪魔の拠点っぽいんだよね」
「え?えぇ!?」
「だから一旦ここから逃げないと…あ、そうだ」
驚く千鶴をよそに、菜々子は冷静に何かを思い出すと、一度足を止め、自分のベルトに差していた2本の十手《じって》のようなものを抜いた。
「千鶴ちゃん、霊力使える?」
「れいりょく?」
「わかった。じゃあ、これあげる。さっきみたいに悪魔に襲われそうになったら、それで悪魔を引っ叩いてね」
菜々子はそう言うと、2本で1組の十手を千鶴に手渡す。千鶴は状況が飲み込めないままそれを受け取ると、すぐに菜々子の方へ顔を上げた。
「あ、あの」
千鶴が質問しようとすると、菜々子が人差し指を立てて千鶴を制する。そして周囲を見回し、表情を鋭くした。
「…もう囲まれちゃったか…」
菜々子は小さく呟く。状況を理解しきれない千鶴だったが、菜々子は気にせず、千鶴の方に向き直って話し始めた。
「いい、千鶴ちゃん?真っ直ぐあっちに向けて走ってね。何があっても振り向いちゃダメだよ。大通りに出たら、ずっと左の方に走っていってね」
「ちょ、ちょっと待ってください、菜々子さんはどうするんです?」
「後で追いつくからさ。大丈夫。とにかく、走って、誰か頼れそうな人がいたらその人と一緒に逃げて。そうじゃなかったら、大通りに出て左、お屋敷を目指して走るんだよ。いい?約束して!」
菜々子はやや語気を強くする。そんな菜々子の態度を見て、千鶴はわけもわからず頷いた。
「わ、わかりました、言う通りにします」
「よし、じゃあ行って!」
菜々子がそう言うと、千鶴は草むらを掻き分け、菜々子に背を向けて走り出す。そんな千鶴を見送った菜々子は、霊力を右手に集め、武器である鎖を握りしめると、ゆっくり振り向いた。
「…ふふ、私ってば、イケメンだけじゃなく、悪魔にもモテちゃうわけ?」
菜々子はなんとか軽口を叩いて気持ちを誤魔化す。しかし、彼女の額に浮かんでいた汗と唇の震えは誤魔化せなかった。
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