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第1部 星霊隊結成
第13話(8)再出発
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10分後 清峰屋敷前
カザンがリンチされて殺害される様子を、幸紀は悪魔回廊から見届け、しばらくしてから星割山に降り立つと、何事もなかったかのように山から下り、屋敷の前にいる星霊隊の女性たちの方へと歩き出す。
そんな幸紀の姿に最初に気がついたのは、日菜子だった。
「あっ、幸紀さん!!」
日菜子の言葉に、星霊隊のメンバーたちは一斉に振り向く。女性たちは幸紀に向けて走り出そうとするが、そのメンバーの中にいた清峰がそれを止めた。
「待て!幸紀は死んだはず…!あれは偽物の可能性が高い!」
「ふふふ、相変わらず侯爵は素直でいらっしゃる」
緊張感のある清峰の言葉に対し、幸紀は小さく微笑みながら答える。幸紀はそのまま言葉を続けた。
「確かに吹き飛ばされはしましたが、ご覧の通り、生きております」
「本当か?お前が本当に幸紀なら、ここにいる全員の名前を言えるだろう。言ってみろ」
疑いをぬぐいきれない清峰は、幸紀に命令する。幸紀はニヤリと笑ってから答え始めた。
「日菜子、四葉、晴夏、結依、弥生、明宵、雪奈、咲来、璃子、麗奈、水咲、江美、すみれ、望、心愛、紫黄里、朋夜、華燐、菜々子、千鶴、珠緒、キララ、真理子、焔」
幸紀はよどみなく、清峰に対して24人の女性たちの名前を言う。そして、幸紀は、清峰の目を見て答えた。
「そして、早苗様」
「…幸紀…疑ってすまなかった」
幸紀の答えを聞き、清峰は頭を下げる。そのまま清峰は、肩を震わせながら、頭を下げつつ言葉を続けた。
「…無事で…よかった…!」
清峰はそう言うと、大粒の涙をこぼし始める。メガネを外して目元を拭う清峰の背中を、焔と真理子が支えると、清峰はそのまま言葉を続けた。
「幸紀のおかげで…私たちは救われた…!幸紀のおかげで、みんながここに来てくれた…!!ありがとう…!!幸紀がいてくれて、本当によかった…!!」
「…ふっ、泣き虫なのは変わりませんね。侯爵、皆が見ています。顔をあげてください」
泣きながら礼を言う清峰に対し、幸紀は諭すように言う。幸紀に諭された清峰は、涙を拭き終えると、顔を上げ、メガネを掛け直した。
「…ひっく…もう…大丈夫だ」
「それは良かった。では、今日ここに揃い、命懸けで戦ってくれた『星霊隊』の面々に、ねぎらいの言葉をお願いします」
幸紀に言われると、清峰は頷き、星霊隊の女性たちの方に振り向いた。
「『星霊隊』の諸君!今日はよく戦ってくれた!諸君らの奮戦のおかげで、我々は勝利することができた!心から礼を言う!」
清峰の言葉に、星霊隊の女性たちはそれぞれ小さく頷く。清峰はそのまま言葉を続けた。
「だが、我々の戦いはこれからだ!明日からも、この国の各地にいる悪魔たちを倒し、悪魔を絶滅させる!そのために、諸君の力を貸してくれ!!」
清峰が言うと、星霊隊の女性たちは声をあげ、拳を突き上げる。それを見た清峰は、星霊隊の女性たちに指示を続けた。
「だが、今日はみんな疲れただろう。ゆっくりと休み、明日に備えて英気を養ってくれ!!屋敷の風呂も、ベッドも好きなように使ってくれ!解散!」
清峰の言葉に、女性たちから歓声が上がる。彼女たちはそのまま談笑しつつ、屋敷の中へと入っていくのだった。
同日 朝9:00 清峰屋敷
長い夜が明けた。
悪魔たちとの戦闘での喧騒は、まるでなかったかのように、静かな朝だった。
そんな屋敷の前に、星霊隊の女性たちが集まる。その女性たちの前に、清峰と幸紀が立った。
「おはよう、諸君。昨晩はよく眠れただろうか」
「久々に足を伸ばせて眠れたよぉ」
清峰の問いに、メンバーたちは思い思いに呟く。清峰はその言葉を聞き流し、話を続けた。
「今日から我々は、悪魔への反撃を開始する!敵の本拠点は、この国の北部にあると考えられており、我々は東側から敵の拠点を目指す!おそらく、進路のほとんどは悪魔に占領されており、厳しい戦いが予想されるだろう。だが、星霊隊は止まるわけにはいかない!悪魔を打ち倒し、平和を取り戻す!諸君らの奮戦を期待しているぞ!」
清峰の演説が終わると、女性たちは返事をする。そして、次の目的地を目指して、整列しながら歩いていくのだった。
そんな女性たちの背中を見て、幸紀は小さくほくそ笑んだ。
(…フッ…我ながらいい道具たちを選んだものだ...これからも、利用させてもらうとしよう。俺の復讐を完遂するその日まで)
幸紀は悪魔を全て打ち倒すその日を思いながら、彼女たちの後ろを、ゆっくりとついていき、次の戦場を目指すのだった。
隊員紹介コーナー
隊員No.Ex
名前:清峰(きよみね)早苗(さなえ)
年齢:26
身長:160cm
体重:49kg
スリーサイズ:B84(D)/W57/H83
武器:試作型霊力リボルバー拳銃
好きなもの:純文学
嫌いなもの:悪魔
特技:茶道
趣味:読書
外見:黒髪のポニーテール、黒いメガネと薄青のスーツ
能力:なし
簡単な紹介
心泉府霊橋区の田舎な地域を任される侯爵。
アカツキ国における対悪魔戦線の急先鋒で、悪魔対策を国に強く訴えかけていた。
基本的には冷静沈着な態度だが、内心はかなり感情的な一面をもつ。
隊員No.0
名前:東雲(しののめ)幸紀(ゆきのり)
年齢:29
身長:188cm
体重:84kg
武器:日本刀
好きなもの:誇り
嫌いなもの:侮辱
特技:戦闘
趣味:不明
外見:黒いロングコート、傷を負った顔、鋭い眼光、黒髪オールバック
能力:桁外れな出力を誇る霊力と不死身の肉体
簡単な紹介
清峰侯爵に仕える男。
その正体は、悪魔軍の最強の剣士、コーキが変装した姿。
「誇り」というものに強いこだわりを持ち、自分を侮辱し、追放した悪魔軍に対して復讐を成し遂げるため、旅を続ける。
カザンがリンチされて殺害される様子を、幸紀は悪魔回廊から見届け、しばらくしてから星割山に降り立つと、何事もなかったかのように山から下り、屋敷の前にいる星霊隊の女性たちの方へと歩き出す。
そんな幸紀の姿に最初に気がついたのは、日菜子だった。
「あっ、幸紀さん!!」
日菜子の言葉に、星霊隊のメンバーたちは一斉に振り向く。女性たちは幸紀に向けて走り出そうとするが、そのメンバーの中にいた清峰がそれを止めた。
「待て!幸紀は死んだはず…!あれは偽物の可能性が高い!」
「ふふふ、相変わらず侯爵は素直でいらっしゃる」
緊張感のある清峰の言葉に対し、幸紀は小さく微笑みながら答える。幸紀はそのまま言葉を続けた。
「確かに吹き飛ばされはしましたが、ご覧の通り、生きております」
「本当か?お前が本当に幸紀なら、ここにいる全員の名前を言えるだろう。言ってみろ」
疑いをぬぐいきれない清峰は、幸紀に命令する。幸紀はニヤリと笑ってから答え始めた。
「日菜子、四葉、晴夏、結依、弥生、明宵、雪奈、咲来、璃子、麗奈、水咲、江美、すみれ、望、心愛、紫黄里、朋夜、華燐、菜々子、千鶴、珠緒、キララ、真理子、焔」
幸紀はよどみなく、清峰に対して24人の女性たちの名前を言う。そして、幸紀は、清峰の目を見て答えた。
「そして、早苗様」
「…幸紀…疑ってすまなかった」
幸紀の答えを聞き、清峰は頭を下げる。そのまま清峰は、肩を震わせながら、頭を下げつつ言葉を続けた。
「…無事で…よかった…!」
清峰はそう言うと、大粒の涙をこぼし始める。メガネを外して目元を拭う清峰の背中を、焔と真理子が支えると、清峰はそのまま言葉を続けた。
「幸紀のおかげで…私たちは救われた…!幸紀のおかげで、みんながここに来てくれた…!!ありがとう…!!幸紀がいてくれて、本当によかった…!!」
「…ふっ、泣き虫なのは変わりませんね。侯爵、皆が見ています。顔をあげてください」
泣きながら礼を言う清峰に対し、幸紀は諭すように言う。幸紀に諭された清峰は、涙を拭き終えると、顔を上げ、メガネを掛け直した。
「…ひっく…もう…大丈夫だ」
「それは良かった。では、今日ここに揃い、命懸けで戦ってくれた『星霊隊』の面々に、ねぎらいの言葉をお願いします」
幸紀に言われると、清峰は頷き、星霊隊の女性たちの方に振り向いた。
「『星霊隊』の諸君!今日はよく戦ってくれた!諸君らの奮戦のおかげで、我々は勝利することができた!心から礼を言う!」
清峰の言葉に、星霊隊の女性たちはそれぞれ小さく頷く。清峰はそのまま言葉を続けた。
「だが、我々の戦いはこれからだ!明日からも、この国の各地にいる悪魔たちを倒し、悪魔を絶滅させる!そのために、諸君の力を貸してくれ!!」
清峰が言うと、星霊隊の女性たちは声をあげ、拳を突き上げる。それを見た清峰は、星霊隊の女性たちに指示を続けた。
「だが、今日はみんな疲れただろう。ゆっくりと休み、明日に備えて英気を養ってくれ!!屋敷の風呂も、ベッドも好きなように使ってくれ!解散!」
清峰の言葉に、女性たちから歓声が上がる。彼女たちはそのまま談笑しつつ、屋敷の中へと入っていくのだった。
同日 朝9:00 清峰屋敷
長い夜が明けた。
悪魔たちとの戦闘での喧騒は、まるでなかったかのように、静かな朝だった。
そんな屋敷の前に、星霊隊の女性たちが集まる。その女性たちの前に、清峰と幸紀が立った。
「おはよう、諸君。昨晩はよく眠れただろうか」
「久々に足を伸ばせて眠れたよぉ」
清峰の問いに、メンバーたちは思い思いに呟く。清峰はその言葉を聞き流し、話を続けた。
「今日から我々は、悪魔への反撃を開始する!敵の本拠点は、この国の北部にあると考えられており、我々は東側から敵の拠点を目指す!おそらく、進路のほとんどは悪魔に占領されており、厳しい戦いが予想されるだろう。だが、星霊隊は止まるわけにはいかない!悪魔を打ち倒し、平和を取り戻す!諸君らの奮戦を期待しているぞ!」
清峰の演説が終わると、女性たちは返事をする。そして、次の目的地を目指して、整列しながら歩いていくのだった。
そんな女性たちの背中を見て、幸紀は小さくほくそ笑んだ。
(…フッ…我ながらいい道具たちを選んだものだ...これからも、利用させてもらうとしよう。俺の復讐を完遂するその日まで)
幸紀は悪魔を全て打ち倒すその日を思いながら、彼女たちの後ろを、ゆっくりとついていき、次の戦場を目指すのだった。
隊員紹介コーナー
隊員No.Ex
名前:清峰(きよみね)早苗(さなえ)
年齢:26
身長:160cm
体重:49kg
スリーサイズ:B84(D)/W57/H83
武器:試作型霊力リボルバー拳銃
好きなもの:純文学
嫌いなもの:悪魔
特技:茶道
趣味:読書
外見:黒髪のポニーテール、黒いメガネと薄青のスーツ
能力:なし
簡単な紹介
心泉府霊橋区の田舎な地域を任される侯爵。
アカツキ国における対悪魔戦線の急先鋒で、悪魔対策を国に強く訴えかけていた。
基本的には冷静沈着な態度だが、内心はかなり感情的な一面をもつ。
隊員No.0
名前:東雲(しののめ)幸紀(ゆきのり)
年齢:29
身長:188cm
体重:84kg
武器:日本刀
好きなもの:誇り
嫌いなもの:侮辱
特技:戦闘
趣味:不明
外見:黒いロングコート、傷を負った顔、鋭い眼光、黒髪オールバック
能力:桁外れな出力を誇る霊力と不死身の肉体
簡単な紹介
清峰侯爵に仕える男。
その正体は、悪魔軍の最強の剣士、コーキが変装した姿。
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