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第2部 人類の反撃
第16話(6)負けるのが怖いなら-晴夏と千鶴-
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「うぉらぁああ!!!」
千鶴はそう叫ぶと、倒れた松本に刀を突き刺す。松本はそれを避けることもできず、黒い煙となって消えるのだった。
「ラ、ラショーが!!」
悪魔たちが動揺する。そんな悪魔たちを千鶴は鋭い表情で睨みつけた。
「よくもやってくれたなぁ!!」
「ヒィッ!!」
悪魔たちが恐れ慄くのも束の間、千鶴は持っている刀を思い切り振り下ろし、悪魔の1体を黒い煙に変えたかと思うと、そのまま千鶴は、自分の思うままに、がむしゃらに刀を振るっていく。
「死ね!死ねえっ!!」
「アギャアア!!!」
千鶴は唸り声と共に、刀を振るっていくと次々に悪魔を煙に変えていく。晴夏も、初めて見る千鶴の姿に、驚きを隠せなかったが、晴夏を捕まえている悪魔への攻撃が飛んでくると、すぐに身を屈めて攻撃を回避し、悪魔だけを攻撃させた。
「はぁっ…はぁっ…」
あたりの悪魔を一掃した千鶴は、肩で息をしながら周囲を見回す。もうすでに悪魔がいないのを確認した千鶴だったが、瞬間、刀がどっと重くなり、千鶴はその刀を落とし、刀が地面に突き刺さった。
「うわぁっ!?」
「千鶴!大丈夫か?」
その場に膝をついた千鶴に、晴夏は声をかける。千鶴は興奮冷めやらぬ様子で何度も頷いた。
「うん、うんうん…あの刀使ってると…自分が自分じゃなかったみたい…力が湧くんだけど…すごく暴力的になる…」
千鶴はうわ言のようにそんなことを呟いていると、刀が突き刺さった部分を中心に、ふたりの足元に白い円が広がった。
「これは…」
「おーい!聞こえる!?」
白い円の向こう側から聞こえてくる女性の声。2人は顔を見合わせると、その声の主がわかった。
「日菜子さん!?」
「そうだよ!明宵と幸紀さんの刀の力で、こっちから声は届くようになったみたい!戻って来れる!?」
日菜子は晴夏と千鶴に声をかける。千鶴は晴夏の方を見た。
「ハルくん…その、すっごく嫌がってたけど、大丈夫?」
「…まぁ。オレが向こうに戻らないと、みんなが苦しむんだろ?だったら、オレもいくよ」
「…うん」
千鶴と晴夏は短くやりとりすると、地面に突き刺さった刀の柄に手を添える。すると、2人の体は、光になって白い円の中へと吸い込まれていくのだった。
6月23日 8:30 心泉府 北区
晴夏と千鶴が再び目を開けると、そこには日菜子と数人の星霊隊のメンバーたちが立っていた。
「あぁ、おかえり、ふたりとも!!」
2人を出迎えた日菜子が、さっそく嬉しそうに声をかける。ふたりの服装は、松本によって世界を移動する前のものに戻っていた。
「日菜子、オレたち、どれくらい居なかった?」
「30分くらいだよ。無事でよかった!」
日菜子の言葉に、千鶴と晴夏は顔を見合わせる。お互いに驚きを隠せない状況だったが、日菜子は構わず話を続けた。
「さ、行こう!拠点は取れたから、ご飯だよ!次の戦闘に備えなきゃ!」
日菜子はそう言うと、晴夏と千鶴以外のメンバーを連れて先に戻っていく。晴夏と千鶴は、そんな日菜子たちの背中を見ながら、少し遅れて歩き始めた。
「おい」
そんなふたりの後ろから、幸紀が低い声で声をかける。ふたりが驚くのをよそに、幸紀は刀を鞘に収めた。
「ゆ、幸紀さん!た、助けてくれてありがとうございました!」
「あ、ありがとうございました」
「構わん。お前たちこそ、よく戻ってきたな。特に晴夏、あんなものを見せつけられて、それでもなお戻ってくるとは。勇敢だな」
幸紀は感心したように言葉を発する。その言葉に、晴夏は自分の体を守るように、両手を組んだ。
「ハルくん、結局、どうしてあんなに元の世界に戻るのを嫌がってたの?」
千鶴が晴夏に尋ねる。晴夏は俯いたが、すぐに幸紀に確認した。
「幸紀さんは…見てたんですよね」
「あぁ。あの刀が、悪魔の情報をキャッチしていたらしい」
「…なら…話すか…」
晴夏はそう言うと、顔を背けながら話し始めた。
「…あの夢の中で…女になった体を、悪魔に好き勝手に使われたんだ…抵抗もできなくて…『お前は負けたんだ』って、そう罵られて…『星霊隊の世界に戻っても、お前なんか役に立たない、負けてこうされるのがオチだ』って…」
「そんな…」
晴夏の語る状況に、千鶴も思わず言葉を失う。晴夏はそのまま自分の服の袖を握りしめた。
「夢だってわかってたのに…怖くてまともに動けなかった…情けねぇよな…ごめんな、千鶴…迷惑かけて…」
「いや、全然、そんなことないよ...本当に大変だったんだね…」
「でも、千鶴の気持ちもわかるよ…そりゃ、負けたらタダじゃ済まないこんな世界…居たくないよな…」
「それでも、私たちがやらなきゃ、向こうの世界も、こっちの世界も危ないから…私も、今日からは逃げない。積極的に戦うよ。だから、ハルくんも一緒に頑張ろう?」
千鶴の言葉に、晴夏は少し俯いてから、優しく微笑んで頷く。
2人の様子を見ていた幸紀は、少し足を速めながら話し始めた。
「お前たち、負けるのが怖いと言っていたが、ひとつ大事なことを忘れているぞ」
「え?」
「そんなに怖いなら、負けなきゃいいだろう」
幸紀はそれだけ言うと、足早にその場を去っていく。
ふたりは一瞬理解が遅れて戸惑ったが、すぐに理解が追いつくと、反論しながら幸紀の後を追いかけるのだった。
隊員紹介コーナー
隊員No.3
名前:鳴神(なるかみ)晴夏(はるか)
年齢:17
身長:171cm
体重:61kg
スリーサイズ:B86(E)/W56/H84
武器:トンファー
外見:明るい水色の髪、長身でスタイルがいい
家族構成:父母兄
所属班:攻撃班
過去
千鶴と付き合っていたのは1日だけ。ふざけた勢いでお互いに告白したものの、お互いに「なんか違う」ということで、ただの友達同士の関係に落ち着いた。
実は沖縄に親戚がおり、古武術には少しだけ詳しい。
隊員No.20
名前:木村(きむら)千鶴(ちづる)
年齢:17
身長:164cm
体重:57kg
スリーサイズ:B87(E)/W62/H90
武器:釵(さい)
外見:茶髪ポニーテール
家族構成:父母姉兄
所属班:医療班
過去
高校ではバスケをやっており、市の大会にも参加したことがある。
いつも比較対象が晴夏だったせいで運動できないと思われがちだったが、実は結構体育会系。
晴夏と友人関係な甲斐あって、学校では多くのカップルのキューピッド役を務めてたことも多い。
千鶴はそう叫ぶと、倒れた松本に刀を突き刺す。松本はそれを避けることもできず、黒い煙となって消えるのだった。
「ラ、ラショーが!!」
悪魔たちが動揺する。そんな悪魔たちを千鶴は鋭い表情で睨みつけた。
「よくもやってくれたなぁ!!」
「ヒィッ!!」
悪魔たちが恐れ慄くのも束の間、千鶴は持っている刀を思い切り振り下ろし、悪魔の1体を黒い煙に変えたかと思うと、そのまま千鶴は、自分の思うままに、がむしゃらに刀を振るっていく。
「死ね!死ねえっ!!」
「アギャアア!!!」
千鶴は唸り声と共に、刀を振るっていくと次々に悪魔を煙に変えていく。晴夏も、初めて見る千鶴の姿に、驚きを隠せなかったが、晴夏を捕まえている悪魔への攻撃が飛んでくると、すぐに身を屈めて攻撃を回避し、悪魔だけを攻撃させた。
「はぁっ…はぁっ…」
あたりの悪魔を一掃した千鶴は、肩で息をしながら周囲を見回す。もうすでに悪魔がいないのを確認した千鶴だったが、瞬間、刀がどっと重くなり、千鶴はその刀を落とし、刀が地面に突き刺さった。
「うわぁっ!?」
「千鶴!大丈夫か?」
その場に膝をついた千鶴に、晴夏は声をかける。千鶴は興奮冷めやらぬ様子で何度も頷いた。
「うん、うんうん…あの刀使ってると…自分が自分じゃなかったみたい…力が湧くんだけど…すごく暴力的になる…」
千鶴はうわ言のようにそんなことを呟いていると、刀が突き刺さった部分を中心に、ふたりの足元に白い円が広がった。
「これは…」
「おーい!聞こえる!?」
白い円の向こう側から聞こえてくる女性の声。2人は顔を見合わせると、その声の主がわかった。
「日菜子さん!?」
「そうだよ!明宵と幸紀さんの刀の力で、こっちから声は届くようになったみたい!戻って来れる!?」
日菜子は晴夏と千鶴に声をかける。千鶴は晴夏の方を見た。
「ハルくん…その、すっごく嫌がってたけど、大丈夫?」
「…まぁ。オレが向こうに戻らないと、みんなが苦しむんだろ?だったら、オレもいくよ」
「…うん」
千鶴と晴夏は短くやりとりすると、地面に突き刺さった刀の柄に手を添える。すると、2人の体は、光になって白い円の中へと吸い込まれていくのだった。
6月23日 8:30 心泉府 北区
晴夏と千鶴が再び目を開けると、そこには日菜子と数人の星霊隊のメンバーたちが立っていた。
「あぁ、おかえり、ふたりとも!!」
2人を出迎えた日菜子が、さっそく嬉しそうに声をかける。ふたりの服装は、松本によって世界を移動する前のものに戻っていた。
「日菜子、オレたち、どれくらい居なかった?」
「30分くらいだよ。無事でよかった!」
日菜子の言葉に、千鶴と晴夏は顔を見合わせる。お互いに驚きを隠せない状況だったが、日菜子は構わず話を続けた。
「さ、行こう!拠点は取れたから、ご飯だよ!次の戦闘に備えなきゃ!」
日菜子はそう言うと、晴夏と千鶴以外のメンバーを連れて先に戻っていく。晴夏と千鶴は、そんな日菜子たちの背中を見ながら、少し遅れて歩き始めた。
「おい」
そんなふたりの後ろから、幸紀が低い声で声をかける。ふたりが驚くのをよそに、幸紀は刀を鞘に収めた。
「ゆ、幸紀さん!た、助けてくれてありがとうございました!」
「あ、ありがとうございました」
「構わん。お前たちこそ、よく戻ってきたな。特に晴夏、あんなものを見せつけられて、それでもなお戻ってくるとは。勇敢だな」
幸紀は感心したように言葉を発する。その言葉に、晴夏は自分の体を守るように、両手を組んだ。
「ハルくん、結局、どうしてあんなに元の世界に戻るのを嫌がってたの?」
千鶴が晴夏に尋ねる。晴夏は俯いたが、すぐに幸紀に確認した。
「幸紀さんは…見てたんですよね」
「あぁ。あの刀が、悪魔の情報をキャッチしていたらしい」
「…なら…話すか…」
晴夏はそう言うと、顔を背けながら話し始めた。
「…あの夢の中で…女になった体を、悪魔に好き勝手に使われたんだ…抵抗もできなくて…『お前は負けたんだ』って、そう罵られて…『星霊隊の世界に戻っても、お前なんか役に立たない、負けてこうされるのがオチだ』って…」
「そんな…」
晴夏の語る状況に、千鶴も思わず言葉を失う。晴夏はそのまま自分の服の袖を握りしめた。
「夢だってわかってたのに…怖くてまともに動けなかった…情けねぇよな…ごめんな、千鶴…迷惑かけて…」
「いや、全然、そんなことないよ...本当に大変だったんだね…」
「でも、千鶴の気持ちもわかるよ…そりゃ、負けたらタダじゃ済まないこんな世界…居たくないよな…」
「それでも、私たちがやらなきゃ、向こうの世界も、こっちの世界も危ないから…私も、今日からは逃げない。積極的に戦うよ。だから、ハルくんも一緒に頑張ろう?」
千鶴の言葉に、晴夏は少し俯いてから、優しく微笑んで頷く。
2人の様子を見ていた幸紀は、少し足を速めながら話し始めた。
「お前たち、負けるのが怖いと言っていたが、ひとつ大事なことを忘れているぞ」
「え?」
「そんなに怖いなら、負けなきゃいいだろう」
幸紀はそれだけ言うと、足早にその場を去っていく。
ふたりは一瞬理解が遅れて戸惑ったが、すぐに理解が追いつくと、反論しながら幸紀の後を追いかけるのだった。
隊員紹介コーナー
隊員No.3
名前:鳴神(なるかみ)晴夏(はるか)
年齢:17
身長:171cm
体重:61kg
スリーサイズ:B86(E)/W56/H84
武器:トンファー
外見:明るい水色の髪、長身でスタイルがいい
家族構成:父母兄
所属班:攻撃班
過去
千鶴と付き合っていたのは1日だけ。ふざけた勢いでお互いに告白したものの、お互いに「なんか違う」ということで、ただの友達同士の関係に落ち着いた。
実は沖縄に親戚がおり、古武術には少しだけ詳しい。
隊員No.20
名前:木村(きむら)千鶴(ちづる)
年齢:17
身長:164cm
体重:57kg
スリーサイズ:B87(E)/W62/H90
武器:釵(さい)
外見:茶髪ポニーテール
家族構成:父母姉兄
所属班:医療班
過去
高校ではバスケをやっており、市の大会にも参加したことがある。
いつも比較対象が晴夏だったせいで運動できないと思われがちだったが、実は結構体育会系。
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