乙女ゲームの余り物たちと結婚させられるために異世界から召喚されました

そいみるくてぃー

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「だからー、怒ってるのは二人してあたしのこと騙したこと!」

お城の部屋に戻って話をした。ソファで二人に挟まれて座っているけど、いつものおさわりは禁じた。

「騙してなんかない!だってほんとだもん」
「でもノア今のノアなのわかっててちっちゃくなってるだけでしょ?」
「…うん」
「じゃあ童貞じゃないじゃん!」

童貞論争はまだ続いていた。

「まぁミズキ、それくらいにして」
「ジョエルも!わかってて悪乗り!3Pしたいだけで!」
「夫婦として当たり前のことですよ。三人の絆を深めるのであればセックスが一番ですから」
「だーかーらー、その絆深めるってのが嘘からでてるのが問題なの!言えば良いのにちゃんと」
「じゃあ私たちが3人でセックスしたいって言ったらしてくれますか?」
「うーーーん」

平行線だった。あれだよあれ、堂々巡りってやつ。(偽)童貞おねショタよしよしセックスがしたいノアと、夫婦の絆は3Pのジョエルとじゃ話にならない。
とりあえず寝るか、うん寝よう。お酒飲もうかとも思ったけど寝る。

ここに来てからほとんど過ごしているベッドで寝ているはずなのに、今見てる夢は日本のときのこと。スマホほんと大事。あっ誰かにつくってもらおうかな?いや、でもそれならマジでコンタクトみたいにしたいかも。なんだっけ?スマートなんちゃら。

『理由があるんでしょう?近衛が付いていったにしてはノアールの魔力の消費量は多すぎるし、対応がおかしすぎやしませんか?』
『…なにもありませんって』
『魔術師団に人を送りますよ。それこそ本当にあなたの直属の上司達から聞き出しても構わないんですから』

あれ?夢は?目があかないけど起きちゃった?
ノアとジョエルがなんか話してる。うーん、この前の遠征のこと?あたしがジョエルの実家に軟禁されてたときの?

『王城の騎士ですよ。変に嫉妬されてるのか、ロラン隊長がーって地味な嫌がらせで』
『はぁ…上官に心酔するのは結構なことですけど本分を忘れてもらうのは困りますね』
『魔術師団の方は団長達のおかげで前よりはよくなりましたけど、わざわざ騎士団長の一族がいない遠征でこれをやられるのが面倒で』
『だから早々と終わらせて帰ってきたと…。それで?ロラン本人はこのことは?』
『知ってたらさっきあの感じだと?』
『知らないんですね。まぁ本人は置いておいて騎士団長、いや、そのご兄弟達にあたってみます。ノアはくれぐれもミズキに勘づかれないように』

なんだと!?あたしのせいじゃん。あたしがさっさとロランと一発ヤっとけばこんなことにならなかったってこと?
そもそも近衛って国にちゅーせー誓ってるんじゃないの?なんで自分の上官の色恋ごときであたしのかわいいノアに嫉妬?いや、嫉妬ってのもおかしいか、僻み?えーもうなになんの感情?よくわかんないけど、ノアにあたるのは間違ってる!あーもうむかつく!いつも扉のとこにいてくれる人達は変わんないから絶対別のやつじゃん!あたしが会ったこともないやつがノアに嫌がらせするとかほんと意味わかんない。女子かよ女子。

そいつが一番悔しがることってなんだ?ロランに嫌われること?でもそれだとノアが逆恨みされそうだしなー。ジョエルがでてきても同じか。ノアとジョエルとあたしは家族だからグルっぽく見えちゃうし。うーん…
普段あんまり使ってなかった頭をフル回転させて出てきた答えはロランとノアがびっくりするくらい仲良くなればいいじゃん、むしろブラザー、いや、家族になっちゃえばいい。どうせあたし重婚しなきゃなんだし、そしたらロランもいいじゃん。なんか最初の方に勧められてた気もするし。幸い彼氏だしな、うん。結婚しよう。

「あたしロランと結婚する!」

思い立ったが吉日ってやつだ。起きながら宣言して、ノアとジョエルの話全部聞こえてたことも、マジであたしが怒ってることも、別に結婚はしてもいいってことも伝えた。意外と反対はされなかった。

「高位貴族だとかは置いておいて一番大きな問題があります」
「僕もそれが…」

メイクしながら話してたらちょーっと濁してくる

「なに?」
「心当たり、そうか、ない、ですよね」
「噂、しらない?ロラン様の」
「なにそれ?そんなおもしろい噂あんの?」

ノアに関するいわれのないこととか、ジョエルのことは聞く。聞いてないのに言ってくるやつらがいるから。まぁムシムシシカト。

「まぁ何も言いませんよ。気になるなら扉の外の彼の部下に聞いてみたらいいんじゃないですか?とてもこちらから言うような話じゃありませんから、ねぇノアール」

きになるー。ノアも黙ったけど知ってるっぽいし。えーなんだろう?特殊性癖?M男とかかな?ハードなSMとかスカトロ趣味じゃなきゃなんとなくいける気もするんだけど。
ナニがあるかわかんないからベースメイクは落とさなくてもいいパウダーのみ、単色シャドウにウォータープルーフのマスカラとアイライナー。眉毛だけはちゃんとして涙袋メイクも今日は控えめ。リップは落ちないようにティントでチークもハイライトもラメは控えめなセックス仕様のナチュラルメイク。

「かわいい?」
「あんまり可愛くしなくてもいいのに」
「一応口説きにいくんだから可愛くしないと」
「断られるわけないじゃん。ロラン様もミズキのこと好きなんだから」

確かに。好きだって付き合ったんだもん。断られはしないか。
手土産は「いりません」だそうだ。えー、手ぶら?ってジョエルに文句言ったら自分の飲むお酒でも持っていけばいいって言われた。前触れだしてるわけでもないんだから確実にあるとはいえないらしい。それは困るわ

赤ずきんちゃんかよって文句いいながらバスケットにお酒とおつまみ入れていってきますをした。行き先はもちろん

「ねぇ、ロランのとこに行きたいんだけど、どうしたらいい?どこかもわかんなくて」

私の部屋の守護騎士となってしまったロランの部下に直接聞くしかない。

「ミズキ様がロラン様のところへ…?」
「前触れとか出してないからどこにいるかわかんないんだけど、ロランに大切な用事があるから会いたいの」

歩いて移動だが、だーれも転移は使わない。あれ?

「あれは旦那様方が異常なのであって普通は歩いてかポイントごとに転移陣を使うんです」

夫達が異常だったのだ。

「それでねー、」

扉当番達とは話はするけれど、ここまで長く話したことはなかった。全員既婚者、ロランの直属の部下らしい。

「今までは殿下、エスコフィエ公爵の護衛の任務についておりました」
「へー、王子様」
「あの御方をそのように呼ばれて怒られないのはミズキ様だけですね」

あんな見た目も身分も王子様全開なのに呼ばれたら怒られるとか、怒られる方もたまったもんじゃないな

「そういえば、ジョエルとノアにね、ロランの一番の問題が残ってる?ある?って言われたんだけど。心当たりある?」
「侯爵家であることは?高位貴族ですからね。」
「それじゃないんだって。なんか噂?ジョエルとノアから言うことじゃないって言われたんだけど」

これから告りにいく人間の噂話を探るとかよくないんだけど、気になって仕方ない。

「…ミズキ様は、花街の人間達とも仲がよろしいですが、聞いたことはありませんか?」
「ないよないない。高級店の子達だからお客様のそーゆー情報を人に言うような子なんて誰もいないよ。いてもクビじゃない?」
「そう、ですよね…私の口から申すのも…」
「いや、言って。マジで。聞かないと恐ろしい」

性癖歪んでるとかだと考え直す必要がでてくる。ドがつくほどのSかMとかはついていけないし、幼女趣味とか逆に年上趣味とか?なんかもっと特殊性癖だったらどうしよう。NTRは何人も夫がいるから大丈夫、痴漢とか?電車ないからどうするんだろう?馬車?ただの密室じゃん

「その…あっ、ロラン隊長のお部屋です。」
「だからー、なに?」
「大変にご立派なモノをお持ちのことと時間が大変に長いことだと思います!では健闘を祈ります!いってらっしゃいませ!」

すっごい早口でなんかちゃんとしたドアの前に放置された。
ご立派なものは前に股間に顔突っ込んだときに勃起されたからわかる。もはや腕だね腕。そうかアレ挿入すんのか…それでもっと時間が大変に長い?絶倫?遅漏?どっちだろ?いや、あのブツをお持ちで時間も長い…?あれ、軽い気持ちというかやる気だけで来たけどあたし無事でいられる??


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感想 9

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みんなの感想(9件)

HIRO
2021.09.22 HIRO

ミシェルがジョエルになってます。

解除
マミタロ
2021.08.30 マミタロ

ミシェルのお父さん目線でしょうか。
笑いました。
そしてミシェルの王子に対する嫌がらせが父と同じなことに吹き出しましたw
ちょうどいいのは出さないとか地味にマジで嫌がらせww

解除
花雨
2021.08.11 花雨

全て作品お気に入り登録しときますね(^^)

解除

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